OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

振り出しに戻る

2012年09月30日 | 家族の話題

外では、台風の風が吹き荒れている。

台風が来る前にと、娘とフィアンセのoni君はあわてて引っ越し荷物を積んで新居に運んでいった。

これが娘にとっては王子様の白馬なのか…と、レンタカーの白いワゴン車を恨めしく眺めた。

 

旅立ちのお祝いの夕飯を一緒に食べましょうと、前から約束してあったので、娘達が新居へと向かった後、私は台所で夕食の用意。

こんなものを作りました。

 

 

画像ブレブレ…

栗入りのお赤飯。

 

 

鯛の塩焼き。

これ、なんちゃってなんです。

見えない方の半分は、お刺身で食べました。

 

 

生ハムとキーウィ。

 

 

トンポウロウ。

 

 

サツマイモの含め煮。

 

日本人は鯛とお赤飯があれば、お祝い膳になるから、献立をあんまり考えなくて良くて楽ですね。

トンポウロウは、oni君の好物だというので。

 

娘達は、お父さんにお酒を、私にはフルーツのタルトを持ってきてくれました。

 

賑やかに食事をした後は、お別れ。

15分ほどの距離の新居に行くだけなのに、淋しい…。

別れる時は、我慢せずう~んと涙を流してやろうと思っていたけど、その思い切りの良さが良かったのか、台風の風がひどくなってきたのが気がかりだったせいか、大泣きはせずに送り出してやれた。

 

これからの2人の生活が、幸せなものになりますように。

 

そして、今日からは、33年ぶりに夫と2人の生活に戻る。

私たち2人のこれからにも、いいことがたくさんありますように。


田中さんと佐藤さん

2012年09月29日 | 家族の話題

11月が出産の長男のお嫁さん。

彼女が入院中は、私がricoちゃんのめんどうを見る約束にしている。

 

今日はそのための実地研修。

ママと一緒に、保育園のお迎え実習。

保育園への入り方、教室で汚れ物を持ち帰ること、連絡簿への記入の仕方。

いろいろ教えてもらった。

 

今日、おばあちゃんがお迎えに行くことは、ricoちゃんには内緒にしてもらった。

突然行って、どんな顔をするのか見たかったから。

ricoちゃんは、楽しそうに外遊びをしていたが、私の顔を見つけるや、大喜びで飛びついてきてくれた。

これだから、おばあちゃん稼業は辞められないのよ!

 

ママとパパがマンションの来客駐車場を予約しているのを見て、「今日はお客さん誰が来るの?」とricoちゃんは怪しんだらしい。

パパの答えはつれない。

「田中さんと佐藤さんだよ」

「ふう~ん」

 

「おばあちゃん、今日は田中さんなのよ」と、ricoちゃんにサプライズを説明した。

「佐藤さんは?」

「お家にいるかもね」

帰宅して、玄関に娘の顔を見つけ、ricoちゃんは大喜び。

「ホラね、佐藤さんもいたでしょ?」

 

田中さんと佐藤さん(!)は、長男一家にお夕飯をご馳走になって、楽しい週末の夜を過ごした。

お嫁さんのお腹の中では、ricoちゃんの妹が順調に育っているらしい。

一月くらい後の出産の時も、ricoちゃんと無事にお留守番ができますように。

 


生地問屋街へ

2012年09月27日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)

友人二人で連れ立って、日暮里生地問屋街へ。

今日のお目当ては、11月に生まれるricoちゃんの妹にプレゼントするベビードレスの生地。

お宮参りは12月になるので、サテンとオーガンジーを探しに行くことにした。

 

昨晩寝付きが悪かったので、今日の午前中はドジばかり。

駅の待ち合わせ場所に、約束に時間が来ても友人が現れない!

なぜ?

何を間違えた?

よくよく見たら、私が待ち合わせ場所に1時間早く着いていたことが判明。

道理で今朝は忙しかったはずだ。

 

電車に乗ってからも、違う乗換駅で下りようとしたり。

お目当てのお店に行こうとして、違うお店に入ったり。

なんだか悲しくなるくらい不審行動続き。

 

生地屋さん巡りは楽しい。

ベビードレスの生地は、ウェディングコーナーで購入。

飾りとして付けるレースも3種類、計16メートル買い込んだ。

よ~し、ひらひらドレス、作るぞ~!

 

「生地って重いよね~」

「秋冬物だから、とくにね~」

三人ともずっしりと生地を買い込んで、帰りの電車に。

 

「楽しみが増えたわ!」

「どれから作ろうかな」

電車の中でも、古い乙女達の話は弾んで、本当に楽しい一日だった。

 


秋空と夕焼け

2012年09月26日 | 母のこと

夕方、母のところへ。

一時間余り、母の部屋でテレビを見ながらおしゃべりをする。

(わぁ~、ロンバケの再放送やってる~!)

 

いつも話題はほとんど同じだけれど、季節が巡っていくので、少しは変化もある。

今日は、空調も止めてあったので、窓を開け放って、外の風を感じながらのおしゃべり。

「今日は風がないね、木の枝がちっともそよがない。こんなに風のない日は珍しい」

「今日の雲は、灰色で怖いみたいだ。こんな空はきらいよ!」

これが、私が持参したおやつを食べ終わった母の二大テーマの話題。

 

風がある日は、「こんなに風が強い日は珍しい」だし、母にとって、いつも風は珍しい状態で吹いたり止んだりしている。

空は、晴れて美しい日は「好き!」と繰り返し、雲行きの怪しい日は「怖い!」を繰り返す。

光の加減が変わって、「好き」と「怖い」が交互に繰り返される日もある。

 

運転していて、窓から見上げた空は美しい秋晴れだった。

何で今日の空は怖いのかと、ベランダに出て外を見てみると、天空は青空だが、西の低いところに雲が出ている。

母がベッドに座って見る西の空だけが、雲に覆われていたのだ。

母をベランダの方に呼び寄せて、綺麗な秋空を一緒に眺めた。

「あ~!きれいねぇ。今日の空は!」「あの白い雲好きよ。飛行機雲かしら」と、母。

でも、しばらく眺めてベッドのところに戻ると、「今日の雲は灰色で怖い」と逆戻り。

さっき一緒に眺めた空のことは、もうどこかに消え去ってしまったらしい。

 

「日が短くなったね」

「もうお彼岸も済んだから、これからはどんどん日が落ちるのが早くなるよ」と話す。

私の話を機嫌良く聞いてはくれるが、内容が心に届き留まることは稀有。

それでも、母と話す時間は、私にとっても貴重な時間だ。

 

母と別れて家に帰り、今度は犬を連れて散歩に出た。

空は、夕焼けで真っ赤に染まっている。

この空を母と眺めたいなぁと思った。

夕焼けの真っ赤な雲を眺めたら、母は喜んで大はしゃぎすることだろう。

来月の天気の良い夕方辺りを狙って、近所をドライブしてみようかな。


ちゃちゃっと作るって言ったじゃない!

2012年09月23日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)

夏真っ盛りの頃、孫娘のricoちゃんに、「お洋服もっと作って~!」とねだられた。

「じゃあ、余っている生地でこれなんかどう?簡単だから、作り始めたら、ちゃちゃっとすぐできるわよ」と約束をした。

 

ところが、あんまり暑くてチクチク仕事をする気にもなれない。

少し涼しくなってからは、娘のリングピローの手芸。

ricoちゃんの洋服は後回しになっていた。

 

彼女は、我が家に来る度に、「おばあちゃん、お洋服できた?ちゃちゃっとすぐできるって言ったよねぇ」と催促。

何度催促されたかなぁ。

そろそろ手を付けなくてはと思っていた昨日、息子から「今日そっちに行ってもいいかなぁ?」という電話。

あらまあ!

今日作ろうと思ってたのに、また間に合わないじゃない!

 

昨日は、通りがかったバーゲンで見つけておいた安いワンピースを渡して、まあそれでスルーしてくれるかなぁと内心期待していた。

ワンピースは、刺繍などもしてあって、結構気に入ったみたいだったけれど、帰りがけ、「おばあちゃん、お約束したricoのお洋服、次には作っておいてね!」と念を押されてしまった。

恐るべし、4歳児の記憶力!!!

 

というわけで、雨に降り込められた今日は、午後の時間をチクチク。

こんなのが出来上がった。

 

 

これは、キャミソールかな。

ひもと胸回りがゴムで伸縮する。

本は、とくに飾りもなかったけれど、裾にレースを叩いて、左の胸元には共布の花を作ってアクセントにしたのが私のオリジナル。

秋風が吹いてきてしまったけれど、Tシャツと重ね着したり、カーディガンと合わせれば、まだまだ出番はあるだろう。

 

今週末、ricoちゃんに会う時には忘れずに持っていって、かねてからの懸案事項にけりをつけることにしようっと。

 


ルリマツリ

2012年09月22日 | 季節の話題

お彼岸を迎えて、やっと涼しくなってきた。

現金なもので、一週間前と同じ青空も、涼風に吹かれながら眺めると美しい秋空に見える。

 

涼しくなって、息を吹き返したのは私だけではない。

ベランダで夏中咲いていたルリマツリ、暑さで花数が少なかったのに、キュゥに爆発するような勢いで花を付けた。

 

 

この花、我が家のベランダでもう15年以上も生息している。

「真夏の水色」という名前で売られていて、この名前に惚れたまだ小学生だった娘に「買って!」とねだられて購入したもの。

「エ~ッ、ちょっと値段が高いんじゃない?」

そんなふうに渋ったけれど、一年草の苗と違って、毎年花を付けるこの鉢に、「結局一番安かったでしょう」と、夏が来ると毎年娘は得意顔をする。

 

夏に咲く青い花、ルリマツリ、アメリカンブルー、そして西洋朝顔のヘブンリーブルー。

どれも私の大好きな花たちです。

 

 

 


おでかけ

2012年09月21日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)

17日、午前中からルンルン気分でこんなものを作った。

 

 

ちょっとボケボケの画像だけど、麻婆茄子。

 

そして、細心に持っていくものの準備。

こんなものを要しました。

 

 

帽子、雨具、双眼鏡、そして一番大事なチケット!

この他にも、ペットボトル、アメ、身分証明書等も。

さあ、私はどこに行ったのでしょう?

 

エヘヘ…。

福山雅治「夏の大感謝祭」、横浜スタジアムへいそいそお出かけでした。

野球に縁がない私、横浜スタジアムも初訪。(毎月、道路を隔てたお向かいでハンガリー語はやっているんですが)

 

三万人を集めたというイベント。

すごい人なんだろうな…と、人混みに苦手な私はおそるおそる。

まだまだ暑いので、熱中症も心配。

でも、外野席後ろの方の座席だったけれど、日陰の席が当たった。(ホッ

 

今回は、ファンクラブイベントなので、3939円という破格なお値段。

だから、ステージの上には、ギターを抱えた福山が1人。

たった1人で、三万人を惹きつけ、魅せるのはお見事。

もうもう楽しい3時間を夢中で過ごした。

 

3時間の半分以上は立って手拍子。

手拍子をしながらふと気付いたのだけれど、クラシックのコンサートで拍手が早いと、私はいつもカチンと来る。

最後の一音が発せられてすぐに拍手する人、もう会場から追い出したい気分。

最後の音が消えて、あともう一呼吸してからの拍手が好き。

でも、こういうポップスのコンダートだと、隣が座りっぱなし、手拍子もろくになしなんかだと、何しに来たんだろうと不思議に思う。

(実は、今回、お隣の座席のカップル、聞いていたんだかなんだか、座っていちゃいちゃとおしゃべりばかり)

楽しみ方は人それぞれ。

そして、音楽が変わると自分の態度も変わってしまうのがちょっとおかしかった。

 

アンコールの最後には、撮影タイムもありました。

 

見て、この人の多さ。

中央辺りに見える白い四角のフロートに福山が乗ってます。

 

年寄りの冷や水間違いなしの3時間余を楽しく過ごした。

冬にもやるって言ってた。

絶対また行こうっと(チケット買えたらね!)

 

ところで、この晩、本当は疲れているはずなのに、私は明け方まで寝付けなかった。

どうも歳のせいなのか、プラスのエネルギーにすごく敏感になっているらしい。

三万人が喜んで発するエネルギーの渦の中にいて、たくさんのエネルギーをもらったらしく、体がうずうずして眠れない。

夜中にストレッチして、ダンベルも少々振り回し、シャワーを浴びて、3時半過ぎにやっと寝られた。

(夏、ricoちゃんの付き添いでプレーヤードに行った日も同じ症状)

そして、翌日も、翌々日も疲労の影響なし、すこぶる元気。

不思議だなぁ…。

 

 

 

 


嫁入り道具

2012年09月19日 | 家族の話題

近頃の結婚って親の出る幕がない。

自分で決めた相手と、2人で決めたスケジュールに従って結婚の準備をする。

結婚式も、披露宴も、全部2人で決めて実行する。

 

私の年代では、披露宴の招待状は、両家の父親の名前が差し出し人だったし、媒酌人(仲人)さんもきっちり存在した。

今は、親までもが、ご招待を受ける。

もちろん仲人なんて存在しない。

 

まあ、費用も含めて自分たちで全部きちんと計画するっていうのは偉いなぁと思うし、もう大人の2人なんだから、親が口を挟む必要もない。

結構なことだと感心するばかり。

 

嫁入り道具もそう。

タンスや鏡台、着物、昔の親は鼻高々で揃えてくれた。

もちろん、ありがたいことだったと、両親に感謝している。

 

今の子は、何にもいらないという。

もちろん、タンスや着物なんて迷惑なだけだろうから、むりやり持たせたいとは思わない。

一番便利なお金でお祝いをあげればいいんだけど。

でも、それだけでは母親として気が納まらない部分もある。

 

娘の結婚が決まった頃から、ちょこちょこと目に付く台所用品は買い溜めた。

持たせてあげたいアクセサリーも、少しずつ買いそろえてある。

でも、それでもなんだか「もう少し…」という気がしてしまう。

 

昨日は、娘を誘って、アウトレットモールへ。

そこのランジェリー専門店で、新居に持っていく下着を整えることにした。

娘は、バスケットを抱えて、じっくりと吟味。

小一時間をかけて、買う品物を選んでいる。

 

私は、若向きのランジェリーなんて用がないから、店内を手持ちぶさたでふらふら。

少し離れたところから、娘の様子を見守っていた。

娘が、結構な数の品物を、慎重に吟味しながらバスケットに入れるのを見て、大昔の買い物を思い出す。

 

2人の兄が揃ってキャンプに出かけて、1人取り残され、寂しそうで不機嫌な娘をサンリオショップに連れて行った時のこと。

「欲しいもの、いいだけ買って良いわよ」

娘は、その言葉に目を輝かせて、嬉しそうに棚の品物を物色する。

まだ2歳か3歳だっただろうか、100円くらいの消しゴムや、キティちゃんのメモ帳、鉛筆なんかを10点くらい時間をかけてじっくり選んだ。

「これで全部?」

「これも買って良い?」

最後の一つを嬉しそうに籠に入れ、レジに持っていっても、まあ小さなものばかりだったから、3000円にも満たない額だったと記憶している。

包んでもらった品物を大事に抱えて帰る娘の幸せそうな顔。

 

そんな幼い日があったんだなぁ。

娘にとっても嬉しい記憶として残っていることのようだが、母としても幸福な思い出の一場面として、強く心に残っている。

 

買い物を終えた娘は、「たくさん買ってもらってありがとうございました」とお礼を言ってくれた。

当たり前のこととは言え、この子も大きくなったんだ~と、この頃の常でちょっとうるうる。

「いえいえ、たいしたこともしてあげられないから、ほんの気持ちね」

 

娘が我が家から巣立つ日まであと少し。

母として私がしてあげられること、あと何があるのかなぁ…。


内緒で制作

2012年09月16日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)

娘の結婚に何か手作りのものを…と思い、こんなものをチクチクしてみた。

 

 

リングピローです。

 

サテンの生地に、キルト芯を裏打ちして、刺繍、ビーズ、レースのモチーフを縫い付けるなどの作業。

ホビーラホビーレのキットなので、手数はそれほどではないが、見栄えがするように工夫されている。

 

一番のネックは暑さ。

どうしても手に汗をかいて、針の通りが悪くなるし、白い生地が汗で汚れるような気もして。

 

そして、娘には内緒で作りたかったので、娘が出かけて私が暇な日にゴソゴソと作業した。

娘がいなくても、暑さでやる気のしない日が多かったこと!

 

いよいよ家を出る日も近づいて、この小さなプレゼントが出来上がって一安心。

昨夜遅くに完成したが、ホッとしたのと、寂しいのとで胸が騒いで、明け方まで寝付けなかった…。

意外に神経細いのかな…。

 

次は、長男のところに生まれる赤ちゃんのためのセレモニードレスを制作する予定。

これで気分転換できますかね。


かたつむり

2012年09月15日 | 料理

気温が高くて良いなと思うのは、パンの発酵。

オーブンに入れなくても、お湯を張ったボールに浮かさなくても、30分も放っておけば二倍くらいにふわ~んとふくれてくれる。

 

夫と2人で食事をすることの方が多いので、たくさん作っても仕方がない。

昔は500gが基本のパン作りだったが、今は200gを基本にちまちまと作ることにしている。

 

今日は午前中、無性にシナモンロールが食べたくなって、パンをこねることにした。

ハンガリーではこのパンはciga(ツィガ)、かたつむりという名前。

レーズンを入れたので、mazsolas ciga(モゾラシュ ツィガ)ですね。

 

二次発酵が終わったところ。

 

焼き上がり。

 

そして、アイシングをかけて出来上がり。

奥の一つにアイシングがかかっていないのは、甘すぎるのが嫌いな夫用。

 

ランチに家族三人できっちり食べつくしました。

焼きたてパン、最高!