OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

黄色い並木

2010年11月30日 | 季節の話題
今年最後の同級生との集まり、忘年会と納会を兼ねて、ちょっと豪華に表参道ランチ&神宮外苑散歩。



神宮のイチョウはみごとに色づいて、とてもきれい。
人は多かったけれど、美しい景色に誘われてのお仲間と思えば、腹も立ちません。
(観光バスが着いて、ゾロゾロだったけど…)

銀杏並木から絵画館が見えるかと思ったが、「イチョウ祭り」で、テント村ができていて見えない!
これにはちょっとガッカリでした。

今日頂いたおいしいフレンチについては、後日写真を載せますね!

お久しぶり!

2010年11月29日 | 母のこと
まだまだゴホッ、ゴホッが続いてます。

午前中、医師の診察を受け、(咳があまりに長いので)念のためにレントゲンを撮る。
「きれ~なもんだ!」とのことで、肺炎や結核の心配はないらしい。
アレルギー性の気管支ぜんそくだって…………

でも、感染の心配はないということで、夕刻、久しぶりにOT園へ。

「久しぶりね、元気だった?」と、声をかけると、「そう?久しぶりだったの」という答え。
こういう時、記憶障害というのは、ありがたい病気だと思う。(実は、二週間以上のご無沙汰だったんですよ!)

お陰様で、母は変わらず元気な様子。
私が2階へ上がっていった時は、3~4人のグループの中で、熱弁を振るっていたようだった。

部屋へ場所を移してからは、持参のお菓子を食べながら、10日程前に死んだ母の従兄弟について、いろいろ話した。
同じ家で、姉弟のように暮らしたこともある人の死は、(生きている時にはあれこれ不満だらけで大嫌いだったとはいえ!)いろいろ感慨深いものがあるようで、「とうとうあの人もいっちゃったのねぇ~」、「年の順なら、私だったのにねぇ」と、この頃の母にしてはまともな反応(スミマセン!)である。

子供のいない兄弟の兄が死に、弟が喪主のお葬式は、年配者ばかりだったことも報告。
「会葬者の中では、(50も半ばの)私が一番若かった」といったら、「私の時は、孫も曾孫もいて、賑やかだから嬉しいわ」という。
確かにそうではあるだろうけれど、お葬式で賑やかよりも、生きてるうちにあれこれ口実を作ってみんなと食事したり、集まった方がいい。
また、お正月にはみんなで楽しく過ごそうねぇと、話した。

久しぶりに訪ねても、母から聞く話しは相変わらずいつもと同じものばかり。
でも、こうやって母と過ごす時間を持てる私は、やはり幸せなんだと、あらためて強く感じた。

母が入院中に起こった、スマトラ沖津波の犠牲者である幼なじみは、この12月で7回忌を迎える。
逝ってしまった者と生き残った者、生き残れたことの幸せをしみじみと思った。

いつもOT園通いをしていて気づかない、とても大切なことに思いが至る。
「ひさしぶり」もいいモンだ!

蜂蜜の口づけ ~クリスマス準備第1弾!~

2010年11月28日 | 料理
相変わらず、ゴホッ、ゴホッ…。
体調は戻っているのだが、咳き込むことが多いので、それでくたびれ果てている感じ。
眠っていても、咳き込みで何度も目を覚ます。
ウ~ン、何とかならないかなぁ~。

来週は友人達に会う予定があるので、小さなクリスマスプレゼントを用意することにした。

ハンガリーのお菓子、Mezes puszi。
蜂蜜のキッスという意味の、スパイシーなソフトクッキー。
去年、ハンガリー語のレーカ先生に教えて頂いたもの。

去年、けっこう好評だったので、気をよくして今年も作ることにした。
丸めるだけで、かんたんだしね。
(型抜きをして、アイシングで飾り付けするような根気が、今の私にはない…)

小麦粉1kgを使って、100個ばかりのクッキーを丸め、残った生地(1/3くらい)は冷凍しておくことにした。



100個(正確には、112個!)クッキー、そろい踏み!
なかなかの光景でしょう?(梅の土用干しみたい?)

これを冷ましてから、アイシングを絡ませれば出来上がり。

今日は、輸入食品店で、お菓子の家の材料と、サンタさんチョコも買ってきた。
これは、ricoちゃんへのプレゼント用。

クリスマスが着々と近づいてきていますね。

〈追記〉



これが、出来上がりをラッピングしたところ。(まだらに白っぽく見えるのが、絡めたアイシングです)
100円ショップの袋とリボンだけど、けっこうクリスマスっぽく仕上がりました!

わたしの美しい娘ーラプンツェルー

2010年11月26日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
ゴホッゴホッが止まらない!
なので、予定がなければ、家でボヤボヤ~の時間が長くなる。

となると、はかどるのは読書。
おもしろい本を読んだ。

わたしの美しい娘ーラプンツェル ドナ・ジョー・ナポリ著 ポプラ社刊

副題が示すとおり、童話のラプンツェルをもとに書かれた小説。
この作者、ヘンゼルとグレーテルを下敷きにした「逃れの森の魔女」(既読)や、ジャックと豆の木の「クレージー・ジャック」(未読、ぜひ読もうっと!)があり、こういう手法が得意らしい。

子供を産めない女が、魂を悪魔に売って手に入れた娘ツェル。
楽しい13年を仲のよい親子として過ごしたが、娘が思春期になり、外への関心、異性への興味が出てくると、母は心配になる。
この子は、いつか私を捨てて出て行ってしまう時が来る。
悩むあまり、娘を塔に閉じ込めてしまう。

娘の体の自由を奪っても、娘の魂の自由は奪えない。
愛する娘が不幸であれば、母も幸せではいられない。
塔で過ごす二年の間に、娘は自由を渇望し、母への不信を募らせる。
母は、娘を引き留めたくて、いろいろな手段を講じるが、娘の魂まで所有することができず焦りを募らせる。

一人の青年、彼は市で一度だけツェルに会い、恋心を募らせる。
身分の高い彼は、親の勧める結婚に見向きもせず、二年の間ツェルを探し求める。

そして…、というあらすじ。

一気に読み進んだ。
思いがけない形のハッピーエンドが、なかなかいい。

それにしても、子どもに対する母親の妄執。
強弱の差はあれ、私にも身に覚えがある。
「子どもは、私のものではない」、「子育てというのは、子どもを一人前の人間として、社会に送り出すことが目的」と、何度自分に言い聞かせたことか。

子育てって、とても楽しい幸せな仕事だけど、自分の幸せと子どもの幸せがイコールでなくなる時がちと辛い。
とはいえ、与えるだけではなくて、もらうものもたくさんあって、今の私を支えてくれているのも事実。

そんなことを考えさせてくれた本でした。

(娘がまだ嫁に行かないのは、私の束縛のせいではありません。いい人を連れてきてくれたら、喜んで送り出しますとも!)

せっせとお料理?

2010年11月25日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
このところ、暇を見つけては、ちまちまと料理(?)を作っている。

何を作ったかって?



これです。

ricoちゃんへのお正月にあげるプレゼント。
おままごと用の食品いろいろ。



おむすびとイチゴ。



うずらのタマゴ、プチトマト、ミニキャロット。



お正月なので、おせち料理っぽいものも。
かまぼこと梅ニンジン。



お煮しめは、ricoちゃんの好物手綱コンニャク、花レンコン、昆布巻きが完成。

この後、白かまぼこ、シイタケ、伊達巻きなども作製の予定です。
完成したら、またここでご紹介しますね。

ちまちまと針を動かす私を見て、夫は「細かいことやってるよねぇ」と、あきれ顔。
でも、こういうの好きだから、全然苦になりません。
むしろ、楽しくてワクワク!
先日作った着せ替え人形のなっちゃんも、このままごと小物も、最初に楽しく遊んでいるのは誰あろうこの私なのです。(フフフ…)

追記
こういうかわいい細工物、私の頭から出てきたオリジナルではなく、堀内さゆり著「フェルトのままごと小もの」が種本です。



オペラの前後

2010年11月25日 | その他いろいろ
昨日のオペラ鑑賞。
オペラを見るのも楽しいけれど、その他にもお楽しみはいろいろ。

まず、観劇の前に食事。
53階のレストランで、おいしい和食のランチ。



ブリ照り、鶏の焼き物、天ぷら、茶碗蒸し、鯛のお刺身入りサラダ、ゴマ豆腐、お煮物、味噌汁、香の物、ご飯。
あれこれいろいろ、けっこうなボリュームでした。

そして、デザート。



この四角いお豆腐のようなもの、バナバヨーグルトババロアです。
見た目以上のおいしさでしたよ!

そして、オペラを楽しんだあとは、もうすっかり暗くなって…。



オペラシティのクリスマスツリーがきれいに火を灯していました。
クリスマスまで、あと一月なんですね!

アンドレア・シェニエ@新国立劇場

2010年11月24日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
ジョルダーノのオペラ「アンドレア・シェニエ」を鑑賞。

日本ではなかなか上映されないらしいマイナーなオペラ、でも、私はぜひ見たかった。
というのも、3年前に娘と行ったブダペストで、このオペラを見ているのだ。

だいたいあらすじは日本で頭に入れておいた。
しかし、舞台で歌われるのはイタリア語、字幕はハンガリー語という環境では、何が歌われているのかをはっきり理解しながら鑑賞することはできない。

今回もう一度見て、どんな歌詞が歌われているのかを確かめたかった。

さて、今日はいわゆる天井桟敷からの鑑賞。
4階でエレベーターを降り、客席に入って、立ったまま不用意に舞台を眺めたら、あまりの高さにふらついた。
でも、音響的には全く問題なく、楽しく見ることができた。

フランス革命時のフランスに実在した詩人、アンドレア・シェニエに題をとった作品。
恋人の貴族の娘マッダレーナ、マッダレーナと一緒に育ったが身分差から愛を打ち明けられず革命に身を投じるジェロール、マッダレーナと愛し合う詩人のシャニエの三人が中心人物。(そして、この三人が外国からの客演)
そして、シェニエの友人が、何度かバリトンの美声を効いたことのある成田博之さん。
他の方々も含めて、なかなか素晴らしい歌を聴かせてくれた。

このオペラ、3~4幕が俄然いい。
逮捕され、死刑に処せられることになったシェニエのために、マッダレーナの歌うアリア。
シェニエを落とし入れたジェロールがマッダレーナのけなげな心に触れて改心する場面。
牢獄で、ルーシェに心境歌う、シェニエのアリア。
投獄されている女性の身代わりとなって、シェニエと一緒に死に赴くことを決めたマッダレーナとシェニエの歌うアリア。
終幕直前、曲調と共に、胸が熱くなるような哀切さが増してくる。

ことばがわからなかったブダペストのオペラ座でも、最後の場面では涙が出た覚えがあるけれど、今日も舞台も泣けました。
気持ちが高まって終わるオペラって、やっぱりいいですよね!

今日は、咳をこらえるために、咳の薬を服用、のど飴を口に含み、濡れマスクでガード、のども冷やさないようにしっかりマフラーを巻き付けての鑑賞だった。
それでも、3幕目に、咳き込んでしまい、周りの人にはきっと迷惑をかけてしまったかも…。(スミマセン!)

同行した友人は、この国立劇場の安価な4階席が気に入ったようで、「また、マチネを取って4回でいいから見よう!」と言ってくれた。
もちろんS席で見る方がいいには違いないけれど、3000円で見られる4階席も捨てたものじゃあありません。
また、ぜひ再訪したいナと、次を目論んでいます。


カリン

2010年11月23日 | 料理
カリンってご存知でしょうか?

これです。



香りはもう素晴らしいんだけど、そのままでは食べられません。

甘いうっとりするような香りに誘われて、子どもたちが小さい頃、「齧ってみてもいい?」とねだったことがある。
「どうぞ」と答え、あまりのまずさに「ぎえ~」と悲鳴を上げるのを楽しんできた。
っていうか、偉そうに言っている私自身が、香りに誘われつい口に運んだことがあるんです。
もちろん、渋い、苦い、酸っぱい、マズイ!食べられた代物ではありません。

このカリン、のど飴などに使われているように、のどや咳に効くらしい。
この季節、カリンが手には入ったら、蜂蜜漬けを作り、冬の風邪シーズンに備えます。



スライスしたカリンを、蜂蜜に浸すだけ。
3日も経てば、中の成分が蜂蜜に溶け出し、おいしいカリンジュースの出来上がり。
お湯で割って、いただきます。

止まらない咳に、少しは効果があるかも…。
期待してます。

さて、最後に、くちゃくんの近影を。



誰かに似てると思いません?
今流行りの「戦場カメラマン」。
ウチのくちゃくんは、箱入りの秘蔵っ子ですから、もちろん戦場へなど行かせませんが。
(娘のイタズラでした!)

のど飴コレクション

2010年11月22日 | Weblog
咳込むことが多いので、のど飴が手放せません。
あれこれ買って、バリバリ舐めて、次々世代交代して行きます。

現在手元にあるものの写真を撮ってみました。

味がおいしいのは、咳止め効果が薄く、我慢ギリギリの味の飴が効果大だと感じるのは、被害妄想でしょうか…?

昨日、今日と親戚の通夜、葬儀に、母の名代で出席。読経の間、咳込まないように頑張っています。

それにしても、皆様、風邪をひいたら、くれぐれも早めの養生が肝要。お気をつけ下さいね。

風邪をこじらせた理由!

2010年11月21日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
二週間くらい前からのどが痛くて、念のため医者に行き、薬を処方してもらった。
でも、慎重な先生は「ま、たいしたことないから3日分だけ出しとくね」。
三日薬を飲んだら、少しはよくなった気がしたけれど、のどの痛みは変わらない。(っていうか、ちょっとひどくなったような…)

でもね、その週はあれこれ予定があったのです。

月曜
医者で風邪薬を処方してもらう。
午後、洋裁に行き新しいワンピースの型紙を製図。
その後、家で前日までに仮縫いをしておいたニットのワンピース(ロングTシャツ?)を縫い上げる。
けっこう夜半まで、ミシンにかじりついてました。

火曜
友人とウフィツィ美術館展へ。
そろそろ会期の終わりが迫っているので、延期するわけにも行かず…。
フィレンツェのポンテ・ヴェッキオ橋の頭上にある回廊に展示されている自画像コレクションの展示。
私自身が不勉強なので、あまり画家の名前を知らず、そのため画家の顔を見てもあまり感慨はない。
でも、美術館が「画家の自画像を集める」と決めて、現在もそれを続けている姿勢は素晴らしいと思った。
私が唯一「ステキ!」と思ったのは、ニコラ・ファン・ブラーケンという装飾画家の「花輪の中の自画像」。
お得意の美しい花々の真ん中から、普通のおじさんの顔が覗いている。
ちょっと画家の照れも感じられて、楽しい絵だと思う。

水曜
修道院でのお茶会。
これは、以前にこのブログで報告しましたね。

木曜
唯一家にいた日。
たまっていた家事を片付け、空っぽの冷蔵庫を補充し、母のところで用事を済ませ…。
やることはいくらでもあります。

金曜
夜、赤坂ACTシアターで、大沢たかお主演のミュージカル「ファントム」を鑑賞。



大好きなバリトン歌手中西勝之さんが、アンサンブルで参加されているので、とにかく見ておかなくてはね。
なかなかすてきなミュージカル。
中西さんの声もしっかり聞けて、ご活躍の様子も確認できたので、満足でした。

土曜
ハンガリー料理教室のはずが、ビクトルの体調不調により中止に。
ちょっとホッとしながらも、「ビクトルも風邪かしら?」と、ちょっと心配したり。
家で一息ついていたら、「明日うちに来る?」という息子から電話。
のどは痛いけど、「もちろん行く~」と即答。

日曜
娘と二人で長男宅へ。
ricoちゃんと遊んでいたら、のどの痛いのなんて忘れてた。
夕方まで遊んで、家に帰り、夫と三人の夕飯を済ませる。
「明日からの一週間は、ほとんど予定が入ってないから、二人で築地に買い物にでも行こうか?」と、夫に提案。
そして、ちょっとうたた寝。

そうしたら、もう声が出なくなってた!
のどの痛さも半端じゃない。
体調最悪…。

たぶん寝込んでも大丈夫というところまで、からだが我慢していた結果なんでしょうね。
自業自得です。
それにしても、50代もそろそろ折り返すという年齢になって、この無分別。
我ながら呆れてしまいました。(家族の皆さま、スミマセン…)

風邪を引いた時には、早めに養生しましょうね!