OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

パプリカの肉詰め(ハンガリー料理教室)

2009年08月31日 | 料理
7月に参加したハンガリー料理教室に、今月も参加。
今月の献立は、パプリカの肉詰めと、日本語に訳すと「皇帝のパンくず」(??)という名前のデザート。
(オーストリアの名物料理でもあり、「カイザーシュマレン」という方が、わかりやすいかも)





まず、パプリカの肉詰め。
上は、講師のシェフが見本として、美しく盛りつけたもの。
下は、私が自分用に、自分たちで作ったものを盛りつけたもの。

パプリカは、ハンガリー種の細長いもので、赤と白の二種、味はほとんど同じです。

ここの料理教室の特徴は、とにかく量が多いこと。
大きなボールいっぱいの挽肉(1kg)をタマネギ・イタリアンパセリ・卵・ご飯と混ぜて、パプリカに詰める。
当然、た~くさんのお肉が詰め切れずに残るので、それは肉団子に丸めておく。
大鍋にトマトピューレと水、塩・胡椒、野菜を入れてトマトソースを作り、そこで、パプリカと肉団子を煮込む。
煮上がったら、全てを取り出して、ブラウンルウでとろみをつけて、トマトソースにする。
付け合わせは、茹でたじゃがいもに、パセリ入りのバターソースをかけたもの。
「ソースがおいしいから、たくさんかけて、いっしょにたべてね~!」だそう。

メインの肉詰めを作っている間に、こんなお皿が回ってきた。



ハンガリー特産のサラミ。
これが、オードブルというところなのだろう。
飲み物は、水・日本茶(ペットボトルの)と、缶ビール。
お代わりもありで、杯を重ねて、真っ赤になってお料理をしているメンバーも見受けられた。
(なかなか楽しく、和やかなムード!)

肉詰めが出来上がったところで、温かいうちに試食。



ワインも供された。
このワインは、ハンガリー産、バダチョニ(産地の町の名前)のリースリング。
ワインに詳しいわけではないけれど、まろやかな飲みやすいおいしいワイン。
(ハンガリーワインは、トカイの貴腐ワインが有名。他には、赤ならエゲルの「雄牛の血」、白はバダチョニというらしい)

デザートはこんな感じ。





これだけ見るとわかりにくいかもしれないけど。



こんなふうに焼いたパンケーキを、フライパンの中で、



へらで刻んで小さくカットし、しばらく鍋であおって少し乾かした上で、お皿に盛る。
今回は、杏ジャムを添えて食べたけれど、粉砂糖を振ったり、他のジャムを添えてもいいらしい。
「アイスクリームなんかも合いそうねぇ」と、私のテーブルでは盛り上がった。

今回は、4つのテーブルに別れて実習をしたが、とにかくその量が尋常ではない。(日本人の感覚では!)
お腹いっぱい食べても、まだまだたくさんの料理が余っている。
案内に、「残ったものを持って帰る容器を持参」とあったので、私は遠慮なく4つの容器を持参した。
そして、余った料理をいっぱい詰め込んでお土産に。

すご~く楽しい時間。
そうそう、先月教えてもらった料理(パプリカチキンと鳥のミルク)の写真をプリントアウトして持参したら、シェフがとても喜んでくれた。
ハンガリー語で会話しているんだけど、実はほとんど聞き取れない(すご~い早口なんだもん!)
たぶん、「きれいにできてるね、家族の口にもあった?」みたいな感じかな…。

「次は、いつ?」と尋ねてもみたが、聞き取れたのは、「木曜日」、「金曜日」というのと「カッテージチーズのお団子」という単語だけ。
料理の腕は上がりそうだけど、ハンガリー語の方はかなりあやしい…。

バジリコの収穫

2009年08月29日 | 料理
ベランダのポットで青々と繁茂していたバジリコ。
夫の丹精の賜物で、息子達も、我が家の余った種でそれぞれベランダ園芸に挑戦したが、どちらも我が家ほどはうまくいかなかったらしい。
「お父さんのが一番繁ってるなぁ」という息子のぼやきに、夫はかなり得意げであった。


いよいよ夏も終わり。
「そろそろ収穫しないと、虫に食われるし、いたんできちゃうよ」と促され、今日は収穫することにした。
(もちろん、今までにも葉っぱをむしっては、サラダや生春巻き、パスタの風味付けで大活躍!)

収穫したバジリコは、ジェノーベゼソースに加工。



バジリコの葉とニンニク・松の実・パルメザンチーズ・塩・オリーブオイルを、ミキサーでガ~~と混ぜて、ペーストのするだけだから、簡単。
火を通さないから、かびやすい。
ジップロックに入れて、冷凍保存をすることにしました。

さて、ペーストを作った後のミキサー。
ゴムべらできれいにこそげたつもりでも、まだまだペーストがこびりついていて、洗ってしまうにはもったいない。
そこで、パン生地をこねて、パン生地でペーストをこそげ落とす事にした。
これが、夕飯になれば、一石二鳥でしょ!

作ったのはピザとフォカッチャ。
ピザは、夫と私の夕食で、熱々のうちに食べなくちゃと焦る余り、写真を撮る暇もなく、胃袋の中に消えた。
(バジリコ入りの生地の上に、チーズとフレッシュトマトとバジリコをのっけたマルガリータ、ナスやピーマンの夏野菜とベーコンをのせ、チーズは使わないあっさりバージョンの二種類を作ったんだけど…)



これはフォカッチャ。
ただのパンに見えるけれど、切ると薄緑の断面が現れます。



バジリコの香りがしっかり漂って、なかなかおいしいパンが出来上がり。

バジリコ収穫日の、バジリコ祭りでした。

8月のお楽しみ会

2009年08月28日 | お友達
高校時代の友人達との集まり。
暑いので、どこへ行くのも面倒くさく、友人宅をお借りして、縫い物をすることにした。

縫ったのは、チュニック。
先日私が縫ったぞうさんチュニックの型紙で。
3人分を並行して、裁ち、印をつけ、縫って…。

ふう~!
何と、三着とも完成しましたよ~。

縫っている間、手だけではなく、口もひっきりなしに動いていて、「おしゃべりの副産物で、こんなかわいいのができた~!」と、みんなで大喜び。

残念だったのは、写真を取り忘れたこと。
目が回るほど忙しく縫い物に専念したので、縫い上がった時にはホッとして、それぞれ作品を来て見せてくれたけれど、写真を写すところまで気が回らなかった。

「今度、みんなでこれを着てどこかへお出かけしようね!」
でもね、柄は違うとはいえ、みんなで同じ型のチュニックを着てたら、ちょっとおかしな集団に間違われてしまうかも…!

おいしいもの食べよ!

2009年08月27日 | 家族の話題
夫が「飲みで、遅くなるよ」というので、「じゃあ、私たちもおいしいもの食べに行こうか」と、娘と私の意見がまとまった。
そして、すぐに、義妹(夫の弟嫁)に連絡、「その日なら、空いてます」と返事をもらった。

さあ、どこに行こうか?
会社帰りだから、あんまり遠いところはイヤだし。
あまり大仰な、高級店もイヤだし。
気軽で、でも本格的なおいしい料理を出してくれるところがいい。

第一希望のレストランに電話するも、満席で断られた。
仕方がないので、前から気になっていたフレンチを試してみることに。

四ッ谷三丁目から至近のベレコ
住宅の間のわかりにくいところにあるけれど、なかなかいいお料理を出してくれた。

私が食べたのは、
1、アミューズ(チーズのプチシュー、ブータンノワール1スプーン)
2、ニンジンのムース、ウニとコンソメのジュレ



3、アイナメのポワレ
4、鴨のロースト
5、桃のコンポート


(優しい色できれいなデザート。桃のコンポートと、フレッシュな桃、そして、桃を煮た時の汁のゼリーにアイスクリームを添え、桃風味のグラニテをかけてある。これは、ぜひ真似しなくっちゃ!)

6、紅茶 小菓子

写真がほとんどないのは、おしゃべりと食べるのに夢中になってしまったから。
でも、なかなかおいしく、サービスもよかった上に、リーズナブルなお値段。

女三人、素敵な夜のひととき。
初めてのお店だったけど、義妹にも喜んでもらえたようで、よかった、よかった。

最後に写真をもう一枚。
これは、娘のデザート、フルーツのパイ。
チョコレートアイスが添えてあります。


オペラティックーサマー・コンサート

2009年08月26日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
ここ一月ほど、楽しみに待っていたバリトン中西さんのコンサート。
昨日ご紹介した「水色ワンピース」を着て、はりきって出かけた。

地元の市民館。
5時過ぎ、影が長くなり、涼風が吹く中を散歩気分でブラブラと会場へ向かう。
それでも少し早く着きすぎてしまうほど、今日の会場は至近だった。

う~ん、中西さんのソロを聴くの久しぶり。
やっぱりこの声、いいなぁ~。
いつもの馴染みの曲目、馴染みのパフォーマンス。
でも、歌の表現が進化していることも見て取れる。
(同行の友人も、「すご~い、舞台の感じが変わって、どんどんすてきになってる~!」と目を丸くしていた。)

共演は、ソプラノ石田祐華利さん。
この人の声は、高音なんだけど、キンキンせずに深いなめらかな声。
こちらも素敵です。
デュエットも、よく合ってよかったし。(パパパの二重唱・乾杯の歌)

2時間十分に楽しんで、満ち足りた気分で帰宅。
お陰様で、今日も楽しい一日が過ごせた

夢の水色ワンピース

2009年08月25日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
ここのところ、目と根気が続く限りは、洋裁で遊んでいる。

これは、明日着ていこうと思っているワンピース。
水色がきれいでしょう?



去年、ケチケチして、ワンピースがやっととれるくらいの分量を購入。
実際に型紙を置いてみたところ、布が足りない…
(色が好きで、どうしても欲しかったんだけど、ちょっとお値段が高かった。だから、ギリギリのつもりで控えめに買って大失敗!〉


しばらく、考えて、考えて、ようやく何とかワンピースにする方法を思いついた。
それが、裾のフリル。
丈の長さが足りない分を、スカートを裁って斜めに余った部分の布をフリルにして足す。
もうこうなると、布目が縦だろうが、横だろうが、構ってなどいられない。

友人が、「フリルは裾幅の1.5倍が適量だよ」と教えてくれたが、それもあるだけで間に合わせるしかない。(ぎりぎり1.4倍弱。許容範囲でしょ!)
「何で斜めにしたの?」
だって、斜めに余ってたから。

襟ぐりも、袖ぐりも、見返し分は取れず、何とかバイヤスで始末した。
最後に残った布を見て、「これはもうはぎれとは言えないね、ただの裁ちくずだわ」と、友人。

合わせたカーディガンは、このところのバーゲンで購入。
色がぴったりだったので、嬉しくて飛びついた。

縫いかけの在庫が一つ減ったのはいいことです。
巷でも、現在は「在庫一掃セール」が行われているが、私も、縫いかけて途中で放り出してしまったものを、少しずつ仕上げようと努力中。
お店の商品は、7割引なんていうのもザラ。
私の作品は、押し入れの肥やしからの復活なので、7割引でも価値がある???

ぞうが百匹

2009年08月24日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
カンタン、かつ安価な手作りチュニック!
雑誌付録の実物大型紙で、二時間くらいで完成。
ピンクのゾウさん柄です。



今日、OT園へ着ていったら、母のアンテナをいたく刺激したらしく、三言に一度は、「いったい何匹ゾウがいるんだろうねぇ」。
最初はいろいろに答えていたが、そのうちめんどくさくなって(悪い娘だ!)、「百匹くらいじゃない!」。

この頃の母は、ひどくハデなものを好むので、少しうらやましかったのかもしれない。
今日は、母も先日届けた新調のニットシャツを着ていたので、「お母さんもその新しいシャツがよく似合うじゃない」と、う~んと褒めておいた。
「着心地も良さそうだし、色もきれいで、柄も大きくて(バラの花!)、素敵よ~」と、大げさに何回も。
「そう?」と、素直に嬉しそうな母は、とてもかわいい。

ひたすら待ちます

2009年08月23日 | 家族の話題
ほぼ10日に一度の割合で、チキンジャーキーを手作りしている。
これは、ワンコのおやつ用。

鶏の胸肉、皮をはがして、薄くスライス、網の上に並べて、オーブンで乾かす。
120℃で70~80分乾かすと、きつね色、パリパリのジャーキーが出来上がる。
塩分無添加、脂肪もほとんどないので、健康食のおやつです。

オーブンに入れたとたんから、いい匂いがするのだろう。
くうちゃんは、台所から離れられなくなる。
70分は長いけれど、その間、出来上がりをひたすら待つという、けなげな犬「忠犬くちゃ公」に変身。



ほらね、台所の入り口で、ひたすら待ってます。



呼ばれたって、ここからは動きませんよ~!



まだですか~?
もう待ちくたびれたんですけど…。



ハイ、これが出来上がり。
これを少しずつ、おやつにもらいます。
出来上がりは、パリパリしておいしいので、娘はくちゃくんにやりながら、自分も上前をはねてかじっていましたよ。

参観日

2009年08月22日 | 家族の話題
ricoちゃんの通っているベビースイミング。
今月は、プールサイドで写真を撮ってもいいという、参観日があるそうな。
長男が、「お母さんも写真撮りたいだろ!おいで」と言うので、「ふううん、私写真撮りたいんだ~」と納得して、撮影会に参加した。

もう半年くらい通っているので、スイミング大好きで、水慣れもバッチリ。
気持ちよさそうに水に浮き、ママと遊んで楽しそう。





ほらね!

プールサイドは、もうものすごい高温多湿。
おばあちゃんは、汗ダラダラの撮影会。

プールの後は、長男夫婦が昼食に誘ってくれ、カニ寿司をご馳走になった。
ricoちゃんと一緒にたくさん遊べたし、ご馳走にもなって、いい休日でした。

旧朝倉家住宅&ビゴー展

2009年08月21日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
夫の夏休み、ほとんどはうちでウダウダ過ごしていたけれど、一日だけ彼の趣味に付き合って、都内へ足をのばした。
今回のお目当ては、代官山の旧朝倉家住宅と、東京都写真美術館で開催中のジョルジュ・ビゴー展
暑い日だったけれど、どちらもなかなか見応えがありました。

まず先に行ったのは、代官山、旧朝倉家住宅。
駅から5分の至近に、緑が多く気持ちのよい場所が残っている。



旧朝倉家住宅は、東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎治郎氏によって、 大正8年に建てられた住宅。
つまり、それほど古いわけでもない。
その上、戦後は、共用会議所として使われていたので、内部もお役所らしい改造が加えられている。
そこが、とっても残念な感じ。

でも、古い住宅のデコボコッとしたガラスや、庭に面してグルッと巡らしてある廊下などが、懐かしい。
ほとんど見学者もいないので、夫と二人、のんびりと見て回るのは、とても楽しかった。
感心したのは、廊下や板の間のお掃除が行き届いていたこと。
裸足の足の裏に、良く磨き込まれた木の肌が、サラッと気持ちがいい。
なんだか、どこにいるのかを忘れるような不思議な空間だった。

そして、この朝倉家住宅から、徒歩で、恵比寿ガーデンプレイスへ。
夫は、ガーデンプレイスに来たことがなかったので、物珍しそうにキョロキョロ。
「みんなここに何しに来るんだろう?とくにおもしろそうな所でもないみたいだけど…」というのが、夫の感想。
確かに、彼が用事のある所ではなさそうだわ。



ジョルジュ・ビゴー展はそれほど期待していなかったけれど、なかなかの見応えだった。
ビゴーの絵といえば、日本と中国が釣りをして、橋からロシアが眺めているという風刺画「釣りの勝負」が有名だが、この展覧会では、来日前に書かれた挿絵・日本の風景や人々を写した風俗画、離日後フランスで書いた絵本など、多様な作品が展示されている。

風刺画の絵だけではなく、そこに書かれている日本語の台詞・詞書きを読んだり、風俗画に現れる明治の庶民の様子など、とても興味深い。
ただ、点数が多いので、だんだんくたびれてきて、最後はさらさらっと通過。
こんな暑い時期じゃない時に、ゆっくり見たいなぁ…。

夫のお薦め二箇所、なかなかの拾いものでした。