OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

旅行のご報告

2006年06月29日 | マジャル語
朝からぼーっとして眠い。
でも、遊んできたのだから頑張らなくてはと、自らを励まして夕方のハンガリー語へ出かけた。

先週は欠席してのだが、先週から「命令形」の説明に入っている。
このあたりから私のハンガリー語文法は非常に怪しくなっている。
もう一度きちんと勉強して、しっかり使えるようにしなくては。

とはいうものの、1人称・2人称・3人称、単数・複数、特定・不特定、という動詞の活用はいつ聞いていても眠気を誘う。
ましてや、旅行疲れの今日は、頭の中に納めるのがとても難しい。

「…というわけで、今日はこの辺で。」
「時間がまだ少しありますので、後の時間はハンガリー旅行の報告をしてもらいましょう」
エ~!! 目が覚めた!

文法の一先生にはブダペストの素敵なレストランを教えていただいたりしていたので、まあその辺をご報告。
エステルゴムにも行きました、ホーロックーにも、エゲルにも…。
温泉にも入ってきました、オペラも観てきました…。
という私の話に、「いやあこの時期に遊びに行けるなんて最高ですよね」
「それにしても、ずいぶん色々盛りだくさんに行けましたね」と先生。(呆れているに違いない!)
遊ぶとなると、元来の怠け者はどこへやら、急に下準備してしっかり予定を組んでしまう私なのです。

マジャール語のクラスメートへのお土産は、「HOLLO'KO"」(ホーロックー)と刺繍してある栞。
ほんとうにささやかなものだけれど、あの世界遺産の小さな村の周りの豊かな緑の思い出を語り、皆さんにお渡しした。
写真はお城から眺めたホーロックーの村。

帰ってきました。

2006年06月28日 | 家族の話題
8泊9日のハンガリー旅行、無事に終えて帰ってきました。
旅行中の出来事は、少し時間をかけて「旅行記」にまとめてみたいと考えています。
で、今日は留守番組についてのご報告。

帰り着いて、我が家を一渡り見回して見る。
洗濯物;溜まってない。(タオルなどもちゃんと洗濯し、たたんで仕舞ってある.OK!OK!)
台所;汚れた皿、なし。ゴミの始末も合格!
リビング:新聞の始末はイマイチだけど、後はほぼきれい。
クウちゃんも元気でシッポを振っている!
とりあえず留守中、誰かがしっかり家を守っていてくれたようで、遊びほうけていたお気楽主婦もホッと胸をなで下ろした。

夕方帰ってきた夫の言葉、「Yちゃん(娘)がしっかり主婦業をやってくれたよ、いやぁ~、感心した!」
夫は、なかなかご機嫌な様子で、留守中の娘がけなげに働いた様子を話してくれた。
夜遅く帰宅した娘(久しぶりに夜遊び)に確かめたところ、今回は毎日色々な料理に挑戦していたらしい。
豚の角煮、鶏肉入りマカロニグラタン、カレー味のウズラの卵、酢豚etc.。
帰りが遅くなる日の夕飯は、前日の夜に作っておいたのだとか。
やればできるんだねぇ~、えらいえらい。(ここまではなんとか口で誉めるだけで、がまんしてた)

「今朝なんか、5時起きしてクウちゃんの散歩に行ったんだから、アルバイトの前に」
ホントにありがとね!
ここで、耐えられなくなった私(末っ子に甘い母!)は留守中の生活費をいれておいた封筒から何枚かの万札を取り出して、娘に差し出す。
「ご苦労様。感謝してます。これからもよろしくね!」

「ネェ、お総菜買ってきて済ませようとは思わなかったの?」
「ウン、高いし、まずいし、つまんないんだもん。」
やっぱり!手作り派の私が育てた我が家の子供らしい答え。
「お兄ちゃんは帰って来て、手伝ってくれなかった?」
「犬の散歩だけで、ご飯は偉そうに食べて帰っただけ!」
そうか…。今回は一人で主婦やってくれたんだ。
今年1月に成人した娘、形だけでなく、いつの間にか中身もしっかり大人になっていたようです。

夕方、久しぶりに訪ねた母は、「久しぶりね」ということもなく、「あなたが毎日来てくれて、散歩に連れて行ってくれるから嬉しい」と話していた。
私も特に旅行に行っていた話はしない。
ただ、お土産に買ってきたチョコレートとハンガリーの民宿でもらったスグリの実をおやつに持って行き、食べてもらっただけ。(写真が民宿の庭になっていたスグリの実。酸っぱいけれどさわやかな味!気に入って一人で食べていたら、お土産にと持たせてくれた)
「めずらしい」とも「これどこで買ったの」と言うこともなく、母は「おいしい、おいしい」とひたすらおやつにむしゃぶりついた。
こちらの方も、私が少しの間留守をしても大丈夫なよう。(ちょっと悲しいけど…)
また、お金を貯めて、旅行の計画をたてようかな…。




母の日の薔薇の花

2006年06月19日 | 季節の話題
昨年の母の日に娘がくれたピンクのミニ薔薇。
直径5センチほどの小さい鉢に入っていて、もらった直後に付いていたつぼみも咲かずに落としてしまうほど弱っていたのだが、大きい鉢に植え替えてやったら、去年も何度か新しい花を付けた。
冬の間に剪定をし、今シーズンの開花を待っていたが、よそよりも一足遅くやっと開花。
つぼみが6個もあって、これからの期待大。
娘によれば、「お父さんがめんどうをみてくれたから」ということらしい。
何はともあれ、娘がくれた大事なプレゼント、今年もきれいに咲いてよかった、よかった!!

明日から28日まで、友人と二人でブタペストへ出かけます。
マジャール語実地研修の旅!?
飛行機と宿しか決めていない、全くの自由旅行なので、何が出来るか(できないか)不安もあるけれど、ここ10年ほどの念願の旅行がようやく実現できてとても嬉しい。

というわけで、この日記も帰国するまでお休みします。

喜寿のお祝い

2006年06月18日 | 家族の話題
姑の喜寿のお祝い。
新横浜のホテルで、和食をいただく。
舅も姑もご機嫌で、楽しいひとときを過ごした。

一人不参加だった娘(仏語検定受検のため)は、鉢植えのお花とカードを私に託した。
「まあ、偉いわね!」と誉めると、「だって、いつも沢山お小遣いもらってるし」。
自覚があるなら、まあよろしい。

和食の会席など今まで縁の無かった長男は、ちまちまと色々な種類が次々に出てくる方式に「こんなのもたまにはいいねえ」と、嬉しそうにしている。
食道楽の次男は、刺身の皿を前に、「この鯛は養殖、ブリも養殖物、マグロの産地は特定できないけど、身がちょっと酸っぱいからこれはキハダだよね」などとうんちくをひけらかしていた。

食後は舅姑の家に場所を移し、舅・夫・弟はお昼寝(昼酒がきいたそうな)、後のメンバーはあれこれおしゃべりをして夕方までを過ごした。
今日は父の日だったので、喜寿祝のプレゼントの他に、舅へもお酒を少々プレゼントした。
そうそう、息子二人からの姑へのプレゼントは湯上がり用5本指スリッパなるもの。(初めて見た!)
姑はとても気に入って早速着用、「履き心地が良いねぇ」と目を細めていた。


ウ~ン、困った!

2006年06月17日 | 母のこと
夕方OT園へ。
母は午前中叔父と散歩をし、夕方私と散歩をし、今日は2度散歩を楽しむことが出来たらしい。
まあ、本人は午前中に叔父が来たことなど、全く覚えていない。
曰く、「せっかく来ていろんなことしてくれても、私がみんな忘れちゃうんだから、やり甲斐が無くて悪いわねえ」
「覚えておいて欲しいと思ってやってるんじゃなくて、その時に一緒に過ごして楽しいから来るのよ」と、優等生の答えを返しておいた。
(これも真実。もちろん他にも色々な思いはあるけれど)

帰りに生活相談員のかたに「しばらく留守になる」旨のお断りをした。
すると、Fさんはすこし困ったような顔をする。
よくよく話を聞いてみると、ここのところまた母の不穏が強いとのこと。
先日の心療内科での診察で、「安定剤」系の薬を断つことを勧められ実行したのだが、その頃から大声を出したり、興奮してドアやガラスを叩いたり、他のお年寄りをどなりつけたり等々トラブルが続いているのだそう。
来週にはもう一度心療内科の診察を受けて、対処法を考えてみたいと思っていた所だという。

医師との相談の上、最良と思える方法をとってほしいとお願いし、緊急なことは弟に連絡を取ってくれるようお願いをする。
認知症治療薬「アリセプト」の服用は、かえって「帰宅願望」を強くする場合がある、そのために不穏が強くなる場合もあると、どこかのHPで読んだ事がある。
母の不穏も一時収まっていた「帰宅願望」が強く出ていることに依るもの。
以前より、「尿意」の訴えは減ったのだが、一難去ってまた…。
なかなか心穏やかに、平和に暮らすことは出来ないようだ。


続欠席届

2006年06月16日 | マジャル語
来週の火曜日から、8日間の予定でハンガリー旅行に出かける。
マジャール語のクラスに欠席の届けを出さなくてはと、来週の担当一先生にメールを送った。

すると、なんとまあ嬉しいことに、一先生からとても親切なお返事をいただいた。
「夏至」・「冬至」、「真夏の夜の夢」のマジャール語の単語と、その言葉の由来。
ブタペストの地下鉄2号線が工事中で、代替バスが運行されていること。
ハンガリーについて現地情報が記されているホームページのアドレス等。
授業の内容以外では余り話をしたことはなかったが、とても丁寧に書かれているメールに大感激して、思わずまたお礼のメールを送った。

するとまた、長文のメールが…。
今度は、「こんな相づちを打つとハンガリーで受けること間違いなし!」という表現やその表現の出来た由来。
今評判のレストランや先生お気に入りのレストランやカフェ情報等々。
あまりに長いメールなので、印刷して現地に持って行こうとプリントしたところ、なんとA43枚にわたる力作だった。
こんなに書いてくださって、さぞかし時間もかかっただろうと申し訳なくも思う。
でも、「楽しんできてくださいね」という気持ちのこもった内容だったので、とてもありがたくて、こんな良い先生と知り合うことが出来て本当に幸せだと心から感じた。

50歳を過ぎて、わざわざ都心まで夜語学の教室に通うなんて、「無駄かしら」と思うこともある。(それほど使う機会もない言葉だし、ものになるとも思えないし…)
でも、マジャール語のクラスで知り合った若い方達(先生も含めて)は、皆さんとても真面目で(おばさんにも)親切で、「日本の未来はまだまだ明るいわ!」と、感じさせてくれる。
地域や同年代の人たちとだけ付き合っていたのではわからなかった事が、たくさん。
マジャール語だけでなく、いろいろ勉強をさせてもらっております。




欠席届

2006年06月15日 | マジャル語
今日はマジャール語のクラス。
クラスメートの若いお嬢さん、akiさんから「欠席するので先生にお伝え下さい」とのメールを受け取った。
我が子ほど年の離れた若い方とメールを交換できるなんて、とっても嬉しいこと。
もちろん先生にはきちんとお伝えしますとも!

ところが、さて困った…。
今日の担当はアンディー先生、つまり、マジャール語で言わなくてはならないのよね。
「欠席する」という単語は知っているのだが、「今日のこのクラス」の後に付ける接尾辞が分からない。
「このクラスから」なのか、「このクラスを」なのか、「このクラスに」なのか。
(マジャール語は日本の助詞に似た接尾辞がとても難しい!)
辞書を見ても用例が出ていないので、どうしようかなあと大いに迷っていた。

「アンディー先生、今日、akiさんは欠席です。」(エイ!クラスは省略だ)
「あぁ、きょうは来ない予定なのね」「電話で話したの」と先生。
「いいえ、e-mail…」(e-mailでと言いたいのだが、またしても接尾辞に迷う)
「e-mailを受け取ったのね」

「欠席する」なんて小難しい(それほどでもないけど)単語は必要ないらしい。
「来る」という基本的な単語で簡単に表現できる。
なるほど…、簡単な単語を上手に使えばいろんなことが言えるわけだ。
自分の知っている範囲で工夫をして会話を組み立てていく、これが会話の基本だなあと考えさせられた場面だった。

帰宅してから早速、授業の報告を兼ねて、akiさんに「欠席する」の表現についてメールを送った。
若い人との会話はとても楽しいものです。

朝からソワソワ

2006年06月14日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
「今日は掃除もちゃんとする!」
「ずっと放り出してあった洋間の片付けも」
誰に言うわけでもないが心の中で何度もつぶやいて、朝から、あれこれ頑張って家事に励む。
OT園へも昼前に出かけ、恒例の散歩を済ませた。
で、予定を全部こなしたら、「出かけてもいいよね?」
誰も「ダメ!」という人はいないのだが、この頃夜出かけることが多く、どこか後ろめたい気がして…。

出かけた先は、飯田橋、中西勝之さんもでるロビーコンサート(なんと無料!)があるらしい。
オフィスビルのエントランス脇に、小さな野外ステージがあり、その前にパイプ椅子が50客ほど並べてあった。
私が到着したのは、開演時間15分ほど前だが、もうチラホラ座っている人も見える。
ご近所の住人らしき人たちとこの辺りで働いている方々と。

今日のプログラムは、「雨に唄えば」と題されていて、映画音楽の特集らしい。
軽めの曲、マイクを等しての歌声で、いささか物足りない感はあるけれど、でもやっぱり来て良かった~。
中西さんが歌ったのは「雨に唄えば」と「オペラ座の怪人」(これはソプラノとのデュエット)、見果てぬ夢(ラ・マンチャの男)の3曲と全員で歌ったチキチキバンバン(メリー・ポピンズ)、虹の彼方に(オズの魔法使い)。
都会のオフィスなんて、私とは最も遠いところにあるのだが、それも物珍しく、小一時間のコンサートを気持ちよく楽しんだ。



A lot of hearts

2006年06月13日 | 家族の話題
夜、突然長男が帰宅した。
「え~!!急に帰ってきても食べるもの無いよ~」と悲鳴を上げると、「メールでちゃんと知らせただろう」と言う。
そういえば、今日は午前中から携帯にさわってないかも。
ま、なんとかありもので夕飯は間に合わせて、セーフ。

長男は、父の日のプレゼントにと焼酎を1本持参していた。
もちろん夫は大喜び、なかなか良い焼酎だねえと嬉しそう。
そして「弟が誕生日だからねぇ」と、犬のクチャくんに鶏のハツを1パックプレゼント。
パックにぎっしり並んだニワトリのハート。
これぞまさしく心のこもった贈り物!」

写真は、お誕生日の記念写真。

♪名も知らぬ遠き島より~♪

2006年06月12日 | 母のこと
母と夕方のお散歩。
5時になると近所の小学校から帰宅時間をしらせるチャイムが鳴る。
曲は「椰子の実」。

なんとなくチャイムに合わせて歌っていたら、母もいっしょに歌い始めた。
梅雨空が重たく感じられる夕方だったが、母の澄んだ歌声は小さいながら美しく聞こえた。
歌詞もちゃんと記憶されているようで、間違いはない。
昔のことならばちゃ~んと覚えていて、時宜に応じて取り出すことが出来るよう。

「『りゅうりのうれい』なんて難しい言葉、今の子供にはわからないわねぇ」と、話しかけると「『りゅうり』って『流れる』に『離れる』よね」と漢字の知識もしっかりしたもの。
それなのになぜさっきトイレに行ったことを覚えていないのか…。
脳の働きってどうなっているのだろうか、とても不思議に思う。