OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

あ~ちゃんのドレス

2012年10月30日 | 家族の話題

私の3人目の孫、長男の第2子がもうすぐ生まれる。

名前はあ~ちゃん。(ricoちゃんが命名。本当の名前はどうなるのかわからないけれど、このブログではずうっとあ~ちゃんと呼ぶことにします)

 

先週末、嫁さんに体の具合を尋ねたら、「検診で子宮口が3cm開いてると言われました」と返信が帰ってきた。

「いつ陣痛が始まってもおかしくないけど、いつ始まるかは医者にもわからないそうです」ということらしい。

嫁さんの退院に合わせて、セレモニードレスを作ろうと前から準備していたけれど、これでは間に合いそうもない。

前の出産の時は、入院中に夜なべで製作したけれど、今回はricoちゃんの世話もあるのでそれは無理。

 

「どうしよう!」とあせって出した結論は、とりあえず退院の時の簡単なドレスを作って、その後お宮参りまでにゆっくりセレモニードレスを作ろうというもの。

間に合わないからって2着作る発想って矛盾してるみたいだけれど、可愛い孫のため、2着くらいは楽しい作業だし、今週末に控えている娘の結婚披露宴でバタバタしている最中に、余り手のかかる縫い物はしたくない。

とにかく、簡単なベビードレスから仕上げよう…と、がんばってみた。

 

ハイ、2晩の夜なべで出来上がり。

 

 

生地はダブルガーゼ、クマさんが虹色の風船にぶら下がって飛んでいる模様。

虹のやさしい色合いが気に入ってこれに決めました。

 

そして、これはおまけ。

 

 

あ~ちゃんのお守り犬、余りぎれで。

意外に簡単にできました。

赤ちゃんがしゃぶることを考えて、目や鼻は刺繍で、シッポのワイヤーも省略。

ふわふわの手触りです。

 

このワンコ、姑から型紙をもらったもの。

姑は手縫いで(私はミシンでガ~と縫ったけど)このワンコをたくさん作り溜め、近所のおばあさんと1年に一度のバザーに出品し、その儲けでランチ会を開くらしい。

それぞれに得意なものを持ち寄って、お店を出すというのだから、意欲的なおばあさん達だ!

 

さて、あ~ちゃんはいつ生まれてくるのやら。

満月の今日辺りが潮目じゃあないかと期待していたのだが、まだ私の携帯に連絡はない。

嫁さんも「落ち着かない!」と言っていたけれど、私もちょっとソワソワ…です。

 

 

 


夕方のゲーム

2012年10月29日 | 母のこと

二日続けて母の話題。

 

このところ、OT園では夕方に何人かの入居者を集めて、レクリエーションを実施している。

5~6人とヘルパーさんで、しりとりをやっていたり、今日はカルタ。

 

 

これがテーブルを囲んでカルタをしている姿。

私の顔を見ても、とにかく勝負に夢中な母は「今、カルタだから」と私の方は見向きもしない。

仁王立ちになって、テーブルの上のカードを睨み付け、読み上げられた札を勢いよくとる。

「葦の髄から天井覗く」

「ハイ!」

 

読み手もご老人。

読み手に読み札を渡すのも、お仲間。

「塵も積もれば山となる」

「ない!」

どうも、すでに読んだ札を札渡し係のご老人が読む方に混ぜて、何度も何度も同じ札を読み上げているらしく、ちっともゲームが終わらない。

 

最後の4枚を残して、「もう止めよう」と話がまとまり、それぞれが持っている札を数え始める。

母のとった札がダントツに多いよう。

そりゃそうだろう、みんな座っているのに母だけが仁王立ち、興奮しておっかない声出して、決して負けじとがんばっていたのだから。

 

ゲームに参加しているのは、母を含めてみなそれぞれ記憶に問題のある方ばかり(程度の差こそあれ、皆さん認知症を患っている)。

それでも、いろはかるたのことわざはスラスラ口をついてでてくるし、達者なもの。

「昔取った杵柄」と言うけれど、教養というのはたいした物だと思う。

 

老人の呆けとか、認知症というと、何にもわからなくなってぼうっとしたおじいさんやおばあさんを思い浮かべる人が多いけれど、日常生活には支障がある程度からぼうっと過ごすお年寄りまでにはかなりの段階がある。

大事なことを忘れたり、家族のことを間違えたり、今日が何日かわからなかったり、でも、ことわざや昔覚えたことはスラスラ出てきたり。

「まだら」なのが、この方達の特徴なのだ。

 

しりとりなんかもう凄い!

金剛杖→衣紋掛け→遣唐使→下総→酒蔵…

これ、この間実際に目撃したしりとり。

小学生には考えられないすんばらしい語彙力だ~!

 

そして、こうして日常じゃあない言葉を思い出すことがきっといい刺激になっているんだろうな。

ムチャクチャ勝ち気な母を目撃するのも、ちょっと…なんだけど、こうやっていろいろ工夫をしてくれている介護スタッフに感謝している。

 

 

 

 


私は誰でしょう?

2012年10月28日 | 母のこと

いつものように、母の部屋で母とおしゃべり。

母の部屋にはたくさんの写真が飾ってあって、「この写真が元気をくれる」と言うのが母の口癖。

 

虫太郎の生まれたばかりの頃の写真を指して「この子がね…」と近況を報告したり、七五三の晴れ着で微笑むricoちゃんの写真を指して「この間の運動会では…」と可愛い様子を話したりする。

この頃の話題の中心は、もっぱら我が家の末っ子Y子ちゃんの結婚。

 

ところが、母は、誰の話をしても、「あなたはいいオバチャンだわね」と評する。

「虫太郎やricoちゃんは私の孫で、Y子ちゃんは私の娘よ」

家族の関係性を説明するのだが、母はどうも誰が誰やら把握できていない模様。

 

今まで怖くて聞いたことがなかったが、一度聞いてみることにしようと、決心した。

「お母さん、お母さんには何人子供がいたの?」

「そう言うことを聞かれてもねぇ、よくわからないのよねぇ」

「じゃあ、私は誰なの?」

「あなたは、K子さんよ」

「K子はお母さんの何?」

「娘でしょ!」

どうやら私の事はわかるらしい。

 

「他に子供はいなかったの?」

「さあねぇ…、どうだったんだか」

あんまりはっきりとはしないらしい。

 

そこで、家族関係を写真で示しながら説明した。

孫の名前を聞けば、聞き覚えはあるらしく、「うんうん」と頷いている。

曾孫達のことも、一緒に過ごした時のことを少しは思い出せるよう。

でも、いろんなことがかなり霧の中でぼんやりとしているらしい。

 

この話を他の人にすると、「幸せだわね」と言われたりする。

確かに、失うことが幸せな時もあるのかもしれない。

ただ、失った中、霧の中で暮らすことの心細さは、私たちには理解できない。

 

今回はちょっと聞いてみたけれど、これからはしばらくそうっと聞かずにおいて、できるだけ忘れていることをむりやり白日の下に晒すのは止めようと反省している。

 


10年日誌

2012年10月27日 | その他いろいろ

ここ数年、ブログという形で日記を付けてきた。

これは、そのつどつどの私の行動と何を感じたかを残すいい記録になっている。

 

ただ、この頃ちょっと不安に思うことがある。

毎年慣例でやっている年中行事、例えば梅干しのための完熟梅の購入だの、きゃらぶきを作る時期だのをジャストな時期に思い出せているのかどうかということ。

けっこう外へは出ている方だが、以前よりはフラフラとお店を歩き回る回数は減っている。

家族が減ったので、買い物に行く回数は激減して、ともすると季節の作物の旬を逃すような気がするのだ。

それだけではなく、以前よりも無精になっているので、布団の虫干しや衣替えの時期もはずしそうになったり。

 

何かいい方法はないかな…と考えて、思いついたのが10年日誌。

1ページに同じ日の10年分の出来事を記入するようになっている。

これなら、「去年はいつ頃栗を煮たっけ…」などと悩まずに過ごせそうな気がする。

 

というわけで、今日本屋で見かけた分厚い日誌を購入した。

 

 

重たい分厚い日記だけれど、一日に書く分量はたったの3行。

これを書き終える頃には、70歳が目前だな…と、ちょっと人生の行く末が見えて寂しい気もする。

たぶん、もう一冊は書ききれない(途中でいなくなりそう…)なぁと思う。

というわけで、私の最初で最後の10年日誌。

 

母方の血が濃く現れれば、私も物忘れとの戦いが程なく始まることだろう。

それに抗する一助となれば、そして、毎日の家事を滞りなく片付けていくために活用したいと思っている。

 

 


今日はデートだ~!

2012年10月26日 | 家族の話題

昨晩、夫に、「明日は出かけるね。デートなの。すご~くハンサムで若い子と」と言うと、怪訝な顔。

「虫太郎と遊んでくるの」

 

一月程前に、虫太郎のママが誘ってくれた。

「キッズ時計というサイトに応募したら合格して、撮影会があるので、一緒に来ませんか?」

もちろん二つ返事で快諾。

心待ちにしていたのだ。

 

南船橋のララポートで、一緒にランチ。

虫太郎はよく食べる子で、美味しそうな物を見ると「お~~~!」と雄叫びを上げる。

何度も雄叫びを上げ、大きな口を開けて食べ物に食らいつき、「うんまい!」と感に堪えぬ声を発する虫太郎。

ご飯も、デザートも、綺麗に平らげて、ほんと意欲旺盛だこと。

 

撮影会は、あやす係りの人とカメラマンさんの2人で。

なかなかじっとしていない子を、おもちゃやシャボン玉でカメラの方に向かせ、何枚も可愛い写真を撮って下さった。

最後に、ママと私も加わって記念撮影もしてもらい、終了。

30分近くかかったけれど、虫太郎はたくさんの大人に遊んでもらっている感覚だったので、大満足で上機嫌だった。

 

まだもう少し遊んでいたいねと、キドキドへ。

ここでも、「お~~~~!!!」と雄叫びを上げ、走っていく。

楽しいものがたくさんあって、もう夢中。

口をとんがらして、目は真剣。

「虫太郎君!」と呼びかけても、ほとんど気付く様子もない。

 

 

汽車も!

 

 

ボールも!

 

 

車輪も!

もうみ~んなだ~い好き!

 

 

楽しいデートの時間。

おばあちゃんはホントに幸せでした。


とりあえず完成!

2012年10月21日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)

今日は珍しく予定がなかったので、とにかくじっくりと手を動かすことに。

そろそろ仕上げないと、もう目の前に結婚式が迫っています。

 

で、めでたく完成!

 

 

花婿のシルクハット、なかなか難しい。

よく見ると、少しゆがんでます。

 

花嫁は、ウェディングドレスを着せて、ベールをかぶらせると別人(別兔)のよう。

かわいらしくしとやかな花嫁になりました。

 

そして、この2人、とても仲良しで、頭の付け方が少し傾いたのか、お互いの方を見ています。

実際の花嫁花婿も、いついつまでも仲良く楽しく暮らしてくれるといいな…。

母の願いをいっぱい込めたブライダルドールの出来上がりです。(ホッ

 


進捗状況

2012年10月19日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)

ここのところなんとなくバタバタ…。

手を動かしていると、PCに向かうのが億劫になる。

とはいえ、ゲームはやってるんですけど。

 

ウサギさんたちの進捗状況だけを載せますね。

 

 

二匹揃いました。

向かって右側の子の右足には、娘のイニシャルが、もう一方の子の左足にはoniくんのイニシャルが刺繍してあります。(目を凝らすと見えますね)

 

そして、きょうは洋服も着せました。

 

 

シルバーのベストと蝶ネクタイ。

これにシルクハットをかぶります。

週末には、取りかかれるかなぁ…。

 

花嫁さんはまだ衣裳なし。

そろそろがんばって仕上げなくっちゃね。

 

 


今日の成果

2012年10月13日 | その他いろいろ

ウサギは引き続き制作中。

でも、昼間はあれこれ用事があって、手を動かす暇がない。

何とか1体だけ完成。

でもまだ裸族、これからこの子にウェディングドレスを着せます。

 

 

夜は、台所でゴソゴソ。

明日はricoちゃんの運動会に行くので、お弁当らしきものの下ごしらえ。

 

 

中華おこわ。

 

 

ricoちゃんの好物、焼き鳥3種。

ricoちゃんは、「モモお願いしま~す!」と言うのが専門で、タレ味のモモ串だけを食べます。

上の2種(豚のねぎまとレバー)は大人用。

 

これに、これまた大好物の甘い卵焼きを焼いて持参する予定。

明日はいいお天気らしいので、きっと大張り切りだろう!

1年ごとの成長を見せてもらえるのは楽しみですね。

 


なかなかはかどらない…

2012年10月11日 | 母娘でパリへ 2012

娘の結婚が決まった時に、「リングピローとウェルカムボードの所に置く縫いぐるみは、お母さんに作らせて」と、申し出た。(リングピローはすでに無事完成。その記事はこちら

そして、「縫いぐるみは、クマがいい?それともウサギ?」と、希望を聞いた。

 

娘の希望はウサギだったので、こういう時に頼みの綱のホビーラホビーレで、ウサギのブライダルドールのキットを購入。

やり出せば楽勝のつもりだったのだが、なかなかはかどらない。

2匹分だから、頭2個、胴体2個、手足それぞれ4本、耳も4枚。

せっせと縫って、組み合わせて…。

今日のところは、とりあえず1匹目の頭が完成。

 

 

いつもはいい加減に作っているのだが、たくさんの人にお見せするものだと思うと、目鼻立ちを一つ作るにもけっこう気を使う。

ましてや娘とoni君を模して作るわけだから、不格好なお人形にする訳にはいかない。

…というわけで、何度かやり直したりして、やっと一匹分の頭が完成。

 

この後胴体に縫い付けたら、腕と足をボタンで付ける。

そして、それぞれに衣裳を着せるという手順。

まだまだ先は長いなぁ。

がんばります!

 

 


初里帰り

2012年10月10日 | 家族の話題

10日程前に引っ越していった娘が、初の里帰り。

4日程前の週末にやって来たけれど、着物の着付けをしたり、それを着替えて彼と帰っていったりだけだったので、それは数のうちに入れない(?)ことにする。

 

私は朝からウキウキ!

昨日の夕食に使ったマグロの柵を残しておいたので、それで鉄火丼を作ってランチ。

近所の有名ケーキ店でわざわざ買ったケーキもおやつに出した。

ついつい甘やかしたくなる親心…。

困ったもんです。

 

披露宴に使う小さい頃の写真を選ぶ以外は取り立てて用事もなく、無口な娘はとくにおしゃべりをするでもなく、なんとなく数時間を一緒に過ごし、「じゃあ、帰るね」と新居に戻っていった。

まあね、そんなところでしょ!

 

会えば会うたび、うちの子じゃなくなったことを思い知らされて、ちょっぴり寂しい。

しばらくはそんなことの繰り返しなんでしょうね…。