OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

ラスベガスでご飯!

2010年03月24日 | ラスベガス旅行
激安ラスベガス旅行、ホテルは付いているものの、食事はパッケージに含まれていない。
29,800円なんだから、まあ当然だわね。

宿泊したのは、インペリアルプラザホテル。
地理的にはとても便利なところ。
ストリップトいわれるメインストリートのほぼ中央に位置する。
いかにも見劣りする、ださいホテルではあったけれど、ショッピングアーケードも、レストランもある。
ここで食事をしても良いのだけれど、まわりの豪華ホテルを眺めると、やはりちょっとここでは食べる気がしない。

というわけで、ほとんどあちこちに出歩いて、ご飯を食べた。

まず、第一食目、初日のランチは、これ。



うふふ、パフェです。
中途半端な時間だったのと、ホテルを出たすぐのところにおいしそうなチョコレート屋さんがあったので。
これ、なかなかのボリュームで、コーヒーとパフェを二人でシェアして食べて、十分一食になるボリューム。
あまあまのクリームとアイスにベリーのジャム、いかにもアメリカンな感じでおいしかった。

アメリカンな食べ物は、どれも安くて、ボリュームたっぷり。



ピザも、



ハンバーガーも、たっぷりのポーションなので、いつも母娘で半分こして食べてました。
ピザの付け合わせで頼んだスープなんて、ドンブリ一杯という量なので、「これとパンだけでも十分だね」と笑ったくらい。
味も、すこし塩味がきついと感じたことが多かった。

ラスベガスといったら、バフェ(ビュッフェ)も有名。
私たちも、夕食と朝食を一回ずつ体験。
観光案内には、「どこも混雑していて並ぶこと必至」と書いてあったけれど、そう並ぶこともなく席に着けた。

バフェの料理は、とてもバラエティに富んでいて、すごく楽しい。
寿司コーナーには巻き寿司も並んでいたけれど、短い滞在なので、日本のものよりはアメリカンなもの、メキシコ料理などを中心にいただいた。
ここも、すこし塩味がきつい。
野菜がほしいけれど、レタスのサラダとフルーツくらいで、あまり温野菜が見あたらない、ちょっと残念。
デザートもたくさん種類があったけれど、ポーションが大きく、一種類に挑戦しただけで、これもちょっと残念。

毎食、おいしく食べたけれど、最後の晩だけはちょっと豪華なレストランに行こうと相談がまとまった。
娘が、フォーラムショップスというショッピングセンターのステーキハウスをチョイス。

席について、メニューを検討してから、拙い英語でまず交渉。
「私たちはたくさんの量を食べられない。だから、どの料理も一人前をシェアして食べたい。いいですか?」
こころよくOKをもらって、海老のカクテル、ほうれん草のサラダ、骨付きステーキを注文。
(メニューには、American wagyu stakeというものもあった。Kobe wagyu stakeというものもあって、これは時価という表示)
どの料理も、ちゃんと二人で不便なく食べられるように、お皿に取り分けてくれて、とても親切。

そして、ここの料理は、とても上品で、しつこくもなく、味も薄め。
やはり、ファストフードの味とは一線を画している。

というわけで、そう苦しくなく、デザートに進むことができた。
デザートは、ひとり一人前食べようと相談がまとまり、娘はアップルパイを、私はチョコレートケーキを頂く。



ちょっとボリュウムがあったけれど、大人の味で甘すぎず、文句なくおいしい。

娘と行く旅行の良いところは、食べ物の好みが似ているのでお互いのチョイスをすべておいしく頂けることと、一つの料理を遠慮なくつついて好きなだけ食べられるところ。
今回の旅行も、毎食おいしく頂いて、取り替えっこを楽しんだ。

初日はさんざん!

2010年03月22日 | ラスベガス旅行
激安ラスベガス旅行、初めの一日は時差の関係もあって、24時間では終わらない。
成田離陸が午後4時過ぎで、ロサンジェルスが同じ日の午前9時くらい、乗り継ぎでラスベガス着は12時頃の予定だった。
その後、夜まで起きて活動するのだから、初日は36時間くらいのボリュウムがある。

実は、今回衙初めてのアメリカ大陸。
アメリカ行きのスーツケースは、鍵をかけずに預けなくてはいけない。
それが不安だったからか、荷物についてはなぜかいやあな感じがしてしょうがなかった。

ロサンジェルスでスーツケースを受け取り、入国審査。
また荷物を預けて、身体チェックを受け、ラスベガス行きの飛行機に乗り込む。
簡単なことなのだけれど、LA空港は広くてわかりにくい上に、混雑が半端じゃない。
長蛇の列ができている上に、なんとも要領が悪く列はちっとも進まない。
予定している飛行機に乗り込めるんだろうかと、少々焦った。
搭乗口までは、走って辿り着きましたよ!

結局、大勢の登場予定者が検査に時間がかかって、飛行機は1時間遅れで出発した。
その間、一切のアナウンスなし。
まあ、そんなものだろうとは思ったけれど、置いて行かれるのだけはイヤなので、やっぱり焦るのは仕方がない。

そして、ラスベガス。
ここからは、現地係員がホテルまで連れて行ってくれる。
安心したのもつかの間、荷物が出てこない!
イヤな予感、的中!
娘のスーツケースは無事到着したのに、私のは行方不明…
ロストバゲッジは、(話しには聞いていたけれど)初めての体験。
あんなに情けない気分になるなんて、初めて知った…。
手続にもう~んと時間がかかって、同じツアーの十数名にも申し訳ない気分になる(もちろん、私を責めた人はいなかったけれど)。

心配していても始まらない。
短い滞在なのだから、とにかく前に進まなくっちゃ。
気を取り直して、お昼を食べ、ショーのチケットを買いに行き、ショッピングセンターで買い物をして、ストリップ沿いのホテルで行われる無料の海賊ショーを見た。

これはなかなかの迫力。
歌と踊り、大音響、水や炎を使った演出、ホテルの前の池に浮かんでいた海賊船は私たちの前で沈没していった。
「すごいね~!」
心から感心してショーを楽しむ。

「さあ、次は夕飯ね」
初日なので、ラスベガス名物のホテルバフェを体験することにした。
ところが、バフェの様子をカメラに収めようとしたところ、カメラが見つからない。
さっきショーのところで使ってから、さあどうしたものやら、記憶が全くない。

人混みに揉まれて落としたのだろうか。
それとも、ホテルまで乗ったタクシーに置き忘れたのか?
せっかくの食べ放題、目の前にはおいしそうなデザートが並んでいるのに、もう食欲もない。
娘に心配をかけるのもかわいそうなので、知らん顔をして夕飯を済ませて、ホテルに帰った。

ホテルに帰っても、まだスーツケースは到着していない。
果たして見つかるのか、それとももうなくなってしまったのか。
シャワーに入っても着替えもなく、歯ブラシも化粧品もない。
たいした物ではないけれど、いつもあるべき物が傍にないというのは、こんなにも情けなく、頼りないものだったのねぇ。

飛行機の中でもあまり眠れなかったので、体は疲れているはずなのに、眠れない。
ベッドの上で、娘がスウスウ寝ているのを眺めながら、「なんで、こんなとこへ来ちゃったんだろう」と悲しい思いを噛みしめた。
この時が、今回の旅行の底辺。
「ラスベガスなんて大嫌い」としょぼくれて、初日が終了。

と思いきや、真夜中、12時の数分前、チャイムが鳴り、ドアがノックされる。
「これは、あなたのスーツケース?」
ベルデスクの係員が、空港から届けられた荷物を持て来てくれた。

「荷物がカボチャに鳴る前に届いたね」と娘。
長い一日の最後は、ホッと安堵の気持ちで締めくくることができた。

何でラスベガス?

2010年03月22日 | ラスベガス旅行
幸せなことに、3年続きで、娘と旅行ができている。
せっせと勤めに精を出している娘に、私から旅行を誘うのは憚られるのだが、今回も突然「お母さん、行くでしょ?」と誘われた。
もちろん、即答で「行く!」と答え、夫には、「行ってくるから!」と宣言して、とうとう実行に至った。

旅行のきっかけを作ったのは、一枚のチラシ。
某新聞の愛読者お年玉企画「ラスベガス5日間」、なんとパッケージが29,800円というあり得ない激安価格だった。
このチラシに目を留めた娘は、ほぼ即決で「行こう!」と飛びついた。

エ~ッ、ラスベガス~?
ばくちには一切縁のない母娘が何をして過ごすんだろう?
ちょっと疑問だったけれど、グズグズ言って水を差すのはイヤなので、とにかく行ってみればいいと前向きにプランを検討することにした。

あれこれ検索してみると、カジノ以外の楽しみもたくさんありそう。
OPツアーのグランドキャニオンは申し込まず、ラスベガスの街を楽しむことを主目的に用意をした。

とはいえ、私が一人決めをしてはいけない。
でも、娘はしごと(と遊び)が忙しいので、事前の準備をせっつくわけにもいかず、結局少し下調べをしただけで、ほぼノープラン。
一つだけ、インターネットから、ラスベガス近郊の半日ツアーを申し込むに留めた。(これについては、また回をあらためて)

それにしても、29,800円は安いでしょう?
友人に話したら、「エ~ッ、それでホントに飛行機に乗せてもらえるの?」とか、「ネオン見ながら、テントで寝るんじゃあない?」とか、冷やかされてしまったくらい。
燃油サーチャージや空港使用料を入れると、支払いは一人5万円ほどだったけれど、それでも安い!

ま、そんなわけで、私には似合わないラスベガス旅行となった訳なのでした。

そうそう、この旅行、費用は割り勘。
旅行会社に払うお金はそれぞれ払い、あちらでのOPツアーは私からのプレゼント、食事は時々娘におごってもらい(基本は私の支払いだけど)、ショーのチケットもそれぞれで支払った。
もちろん、全部私が払っても良いのだけれど、もう社会人の娘にはそれなりの自覚を持ってもらわなくちゃと、去年のシンガポール旅行からこんな風な形を取っています。

ばあば

2010年03月21日 | 家族の話題
ricoちゃんのお付き合いで、町田リス園へ。
先に着いて、リス園の入場門の前で、息子一家の到着を待つ。
「おっ、来た、来た!」とみつけて手を振った瞬間、ricoちゃんもこちらに気づいて、破顔一笑。
こういう瞬間が、本当に幸せ。

嫁さんによれば、昨日お友達のお家で遊んでいた時に、そこのお家のおばあちゃまに会い、「ricoちゃんのばぁばは?」と尋ね、「明日会えるよ」と楽しみにしていたのだとか。
ここのところですっかりことばが発達したricoちゃんは、私のことを「ばぁば」と認識、定着させたらしい。

「ばぁば」
他の誰かから言われたら、決して返事をしないであろうこのことば。
ricoちゃんから言われると、全く抵抗ないどころではなく、むしろ誇らしい。

「こっちにいらっしゃい」、「ハイ、どうぞ」。
ricoちゃんへかける声は、べたべたに甘い声になっているらしく、「ふ~ん、そんな声も出せるんだねぇ」と次男。
確かに、子育てしている時の声とは別人のように優しい声になっているのだろう。
だって、子どもと孫とは全く違うんだもの!

旅行から帰ったばかりで、ちょっと疲労が残っていた中、お付き合いしたリス園と我が家での夕飯だったけれど、家族皆でワイワイ騒いでいれば疲れなんて気にならない。(みんなが帰った後、どっとくたびれるけど)
今回買ってきたお土産のチョコレートの他に、あちらで食べて覚えた「コブサラダ」を披露して、「すごくおいしい」と喜んでもらった。
ricoちゃんは、コロッケとブリ真子の煮付けを喜んで食べて、大好物のかんぴょうの煮物は、お土産に持って帰った。

「ばぁば」の美味しいご飯。
こんなふうに、ricoちゃんの記憶に残ってくれたら、本当に幸せ。
「ばぁば」なんて、女の年寄りを指す言葉だけれど、それがこんなに嬉しく感じられるなんて、不思議だわ~。
これぞ孫マジックですよ!

帰ってきました~!

2010年03月20日 | ラスベガス旅行
ご無沙汰しておりました。
無事、帰って参りました、ラスベガスから(!)です。

あちらでは、



こんなおもちゃのような作り物の巨大ホテル群の通りを歩き、



無料のショーや



こりに凝った舞台を鑑賞し、



豪華なショッピングセンターで迷子になり、





アメリカ西部の大きな自然に触れてきました。

帰国したら、「くちゃくんの体調が悪い」と、夫がオロオロしていて、あわてて獣医さんに見せたところ、「メンタルかなぁ~、お母さんがいなくて寂しかったんですかねぇ」ということ。
「けっこうかわいがってやったのになぁ」と、夫は憮然。

ま、そんなこともありましたが、とにかくまた日常が始まりました。
明日は、息子二人が示し合わせて、夕飯を食べに来るそうです。
ふう、また台所に籠もらなくっちゃ!

ラスベガスでの詳しいことは、回をあらためて書こうと思います。
今日は、とりあえず帰国のご報告でした~!

ハンガリー料理教室/アラニュガルシュカ

2010年03月14日 | 料理
今年初のハンガリー料理教室。

ハンガリー風インゲン豆スープと、アラニュガルシュカ。



向かって左がスープ。(zöldbableves)
レストランで食べるようなメニューではなくて、家庭の味だそう。
「おばあちゃんの味だよ」「これ、大好きなんだよね」と、シェフのビクトル。
(出来上がったスープを、どんぶり2杯平らげるところを見てしまった!本当に好物なんだわ~〉

たっぷりのインゲンと、小麦粉のすいとん状の具も入っているので、実だくさんでたっぷりしたスープ。
燻製した豚の脂「サロンナ」を炒めて作るので、独特の香り。
「この匂いが、ハンガリーの台所の匂いよ」と、コーディネーターのアニコさん。

サロンナ(szalonna)という燻製の脂肪は、こんな感じ。



ねっ、あぶらでしょう?
でもこれ、塩味が効いていて、香りも良くて、薄くスライスして食べてもけっこういける。(メタボに一直線なのは、間違いないけどね!)
お土産に持ち帰ったサロンナの薄い一切れを、夫に食べさせたら、これが大感激。
「ウ~ン、これはいいあぶらだなぁ~。うまいなぁ~。どんな餌を食べている豚だろう?」と感心することしきりで大喜びだった。

デザートは、アラニュガルシュカ(aranygaluska)。(向かって右)
英語では、golden dumplings、金色の団子?
小さくカットした甘いパン生地に砕いたくるみとお砂糖のまぶして焼き、アングレーズソースをかけて食べる。
優しい味で、けっこう量を食べてしまうんだけど、これもかなりのカロリー。
でも、おいしいんです!

今回も楽しく実習したハンガリー料理教室。
今日は、この教室で知り合ったお友達と二人で料理を作ったが、あうんの呼吸で、手際よくできた。
「いつも、しっかり料理してるでしょう。すごく上手だよ」と、ビクトルに褒めてもらった。(ワ~イ!)

来月は、手作りソーセージなんだそう。
「一緒に行かない?」と夫を誘ったら、「行こうかなぁ」と乗り気。
4月は、二人で参戦することになりそうだわ。


〈追記〉
明日からちょっと旅行です。
一週間ほどお休みさせていただきます。
皆さま、どうぞお元気で

料理のストック

2010年03月13日 | 料理
料理好きなんだけど、まあ面倒くさい時もある…。

夫に、「留守番の間のご飯はどうするの?」と聞いたら、「自分でなんとかするから、なにもしなくていいよ」と言うので、夫の留守番用の料理は必要ないらしい。(ホント、手のかからない良い夫だわ~!)

ところが、長男から電話。
帰ってすぐの週末に遊びに来るらしい。
そういえば、京都から帰ってきた時もそうだったわ~。

旅行疲れで料理をするのも億劫なので、今のうちに少しストックしておくことにした。
とりあえず、ビーフシチュウを一鍋にて、冷凍。
冷凍するので、じゃがいもは入れず、食べる時に、茹でじゃがいもを添えればボリュウムが出る。
これがあると思うだけで、旅行中安らかでいられるような気がするから不思議。

明日は、久しぶりのハンガリー料理教室で出かけるのだけれど、旅行前にあり合わせばかり食べさせているわけに行かないので、明日の夕飯も今日のうちに準備。
夫の好物、飛竜頭を作ることにする。
これなら余っても、冷蔵庫で2~3日は保つので、多少は重宝してもらえるかも知れない。

スーツケースを詰めたりでなんとなく慌ただしい中でする料理は、どこか気が乗らないというか、やっつけ仕事というか…。
もうひとがんばり、台所へ戻りま~す!




春が来た…よね?

2010年03月12日 | 季節の話題
やっとお日様と、ソフトな風に巡り会えて、とうとう春の到来を感じる。

暖かいので、久しぶりに母と外出。
駅前で、外食と買い物を楽しんだ。
ステーキランチ、買い物は長袖のニットシャツと、五月人形ふうの小さな焼き物。
それに、お土産用のお菓子と果物。

冬の間は、風邪が心配でなかなか外出ができなかったけれど、これからは出かけられる。
時々は連れ出して、外の空気を楽しんでほしいと思う。

さて、家の回りでは、あちこちで春の兆しが。



早咲きの桜。
まだ三分咲きだけど、やはりこの桜が咲くと、春が来たとしみじみと感じる。



桃。
お節句は終わったけれど、桃の花はこれからが本番。
旧暦で行われていた行事を新暦でやっているので、季節感のずれは仕方がない。
桃のつぼみのまるいピンクって、いかにも豊かな感じがする。



我が家の回りにたくさん植えてあるミモザ(銀葉アカシア)。
5分咲き~満開。



近くで撮すと、まん丸いふわふわした玉状の花の様子がよくわかる。
大きな木に、びっしり花を付けているので、戸外はちょっと甘い花の香りでいっぱい。

そして、最後にやっと完成したクマをご紹介。



私のブラウスを作ったはぎれで。
リボンは、クッキーの袋に飾ってあったもの。
「ricoにはちょっと地味なんじゃない?」と娘。
いえいえ、これは大人用。(どこかに嫁に出すかも知れませんが、今のところは未定です)
次は、古い羽織の裏地で、ちょっとアンティーク調なのを作りたいと、計画中。

古代の役所と地域社会@横浜市歴史博物館

2010年03月11日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
少し早いけれど、お彼岸のお墓参りに。
恒例で、舅・姑を車に乗せて、今年からは、夫も同道して、4人でのお参り。

これも恒例、お参りの後は、一緒にお寿司を食べて、舅と夫はビールで乾杯。
で、食後、夫は一人自由行動を希望し、私一人で舅姑を家まで送り届けた。

いつもなら、家に上がってお茶を飲んでおしゃべりするところだけれど、今日はちょっと寄りたいところがあった。
横浜市歴史博物館。

ここでやっている企画展「古代の役所と地域社会」を見学。

すごく地味で固い展示。
律令で定められた地方政治の末端機関である郡家を、史料と発掘遺構をもとに解説してある。
ていねいで、わかりやすい解説に好感が持てた。

国立博物館などの展示は、もちろん貴重な物が多く興味深いのだが、観覧者が多くて辟易とさせられる。
その点、静かにゆっくり鑑賞できるこの企画展は、とくに貴重な物はないけれど、じっくりと考えながら鑑賞できるのでしっかり頭の中に入ってくる。

扱っているテーマは、実は大学の時に専攻した分野とほぼ重なっている。
長い間ご無沙汰していたテーマだったけれど、「ウ~ン、こういうふうに書けばわかりやすいなぁ」と感心しながら、見て回った。

古代の横浜地方に思いを馳せながらの鑑賞。
暖かくなったら、武蔵の国の国衙跡(国分寺跡)も観に行こうと思っているので、ちょうど良い予習になったかも知れない。



春告げ魚

2010年03月10日 | 季節の話題
今日、夕方のニュースを見ていたら、気象予報士が「春告げ魚と呼ばれるのは、何という魚でしょう?」というクイズを出していた。
答えは、ニシン。
春、産卵のために、北海道沿岸に大量に現れたことから、この名前がついたらしい。

とはいうものの、ニシンという魚には、馴染みが薄い。
夫が時々、「食べたい!」というので、焼き魚にして食卓に出し、私もお相伴するのだけれど、ホッケやら、ニシンやらという北の魚は、関西で育った私には馴染みが薄く、イマイチな感じ。

さかなへんに春と書くのは、鰆(さわら)。
これは、関西で珍重される魚だけれど、「春を告げる」かというと、そういう感じでもない。
もちろん、鰆は大好き。
子どもが小さかった頃、岡山の日生港に母が案内してくれた。
そこの小さなお店で食べた鰆のお刺身、思い出の味です!(でも、あれは夏休みだったし…)

とても嬉しいことに、ここのところ毎年、我が家に春を告げてくれる魚がある。
それは、イカナゴ。
姫路から、「今年も煮たので」と送ってくださるイカナゴの釘煮は、ふっくらと柔らかな味に煮えていて、しみじみと春を感じる味。
今年も、数日前に送っていただいた。(感謝です

白いご飯に、この釘煮を載せて、楽しく朝ご飯を頂く。
ここ2~3日の、私の幸せな時間。
まだ寒いながらも、春の到来を舌で感じている。