OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

ハリー・ポッターと死の秘宝PART2

2011年07月27日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)

とうとう最後、これでシリーズが終わる。

ハリー・ポッターと死の秘宝PART2、見てきました!

1997年に第1巻が発売されてからだから、14年ほどの長いお付き合いになる。

 

本も全巻読んで(一回じゃあない、何度も読み返した!)、映画にも全部付き合い、今日やっと一区切りが着いたという気分。

小さくてかわいいハリー少年が、今日の映画ではけっこうおじさん顔になっている(胸毛なんかも生えてるし!)。

歳月を感じたなぁ…。

 

映画はそれなりによくできているという感じ。

スペクタクルシーンもあったし。

グリンゴッツ銀行のトロッコに乗るシーンや、ドラゴンでの飛翔、そして業火の火が秘密の部屋を焼き尽くすシーンなどは、フムムと感心しながら眺める。

 

もちろん、原作ではおもしろいシーンがカットされていたり、重要なファクターが省かれているという部分もあったが、話もよくまとまっていたと思う。

(あまり期待しすぎていないから許せるという感じかな…)

映画だけ見た人も、それなりに納得いくストーリーが出来上がっていたと思う。

 

というふうに、けっこう寛容な目で映画を見て、それなりに楽しんだのだが、ひっかかったところが一箇所。

ヴォルデモートが最後に死ぬシーン。

塵のように切れ切れになって無くなってしまうと言う描かれ方は気に入らない。

原作では、あっけなく普通に倒れていることになっていた。

それが作者の見識を表していると思った。

たいへんな魔法の使い手で、大きな力を振るった男も、死の前には普通の肉体を持った一人の人間に戻る。

新たな伝説を産まないためにも、これはけっこう重要なことなのだ。

不思議な消え方はマズイでしょ…。(もしかしたら、いつかまた湧いて出そうじゃない?)

 

今日は、普通の映像で鑑賞。

機会があれば、3Dでもう一度観てもいいかな。

 

 


子どもは成長する!

2011年07月24日 | 家族の話題

昨日は、地元の夏祭り。

例年通り、長男一家が訪れた。

 

ricoちゃんは浴衣姿。

去年縫ったゆかたがまだ着られるというので、今年は去年と同じ「虫のゆかた」。

(ピンク地にピンクや黄色や水色のひまわりがデザインされて、そこに蜂が飛んでいるという図柄なのだが、ricoちゃんは「虫のゆかた」と呼ぶのです)

 

OT園へ行き、ひいおばあちゃんにも浴衣姿を見てもらい、夜店でかき氷を食べ、ヨーヨーを持ち帰るといういつものコース。

夏祭りは楽しい行事らしい。

 

私は、いつもの通り夕飯を用意し、楽しく平らげてもらって、うれしい限り。

(記録のために)夕飯の献立は、冷やし茶碗蒸し(ハモの出汁、ハモのほぐし身入り)、冬瓜と鶏手羽の煮物(冷やして)、エビの春巻き、豚バラ肉と高菜の蒸し物、たたきキュウリ、トマト、白玉ぜんざい(冷製)。

ricoちゃんは、エビの春巻きがお気に召したらしい。

 

ところで、三年分の夏祭りの写真を見比べてみた。

一歳の頃。

 

二歳。

おしゃまさんになったね!

 

三歳。

目に知恵の光がしっかり灯っている。

 

順調な成長、頼もしいことです。

 

 


最初の一針

2011年07月22日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)

コツコツ積み上げていく仕事って苦手。

でも、少しずつ苦手なこともやっていかなくては。

 

とてもステキな刺しゅうの本を見つけた。

「一色刺しゅう」という古い本。

 

その中から、チューリップのクッションカバーを選んで、この夏コツコツと刺してみることにした。

今日から、最初の一歩。

できる限り毎日刺して、いったい何日かかる事やら。

 

でも、刺しゅうは洋裁と違って部屋中を散らかすこともないので、毎晩少しずつ取り組んでみようと思う。

ホントに完成させることができるのか、自分に挑戦するつもりで。

がんばろうっと!


ヘレンド見学(2011ブダペスト旅行15)

2011年07月21日 | ブダペスト旅行2011

ブダペスト滞在6日目。

行動できる最後の日。

この日は前日と同じく、re-ka先生ご夫妻の運転で郊外へドライブ。

 

いろいろ楽しそうな提案をしてくださったけれど、ハンガリーで最も有名な磁器産地ヘレンドへ連れて行っていただくようお願いをした。

この日はauさんの運転で高速道路をぶっ飛ばす。

渋滞もなく、スムースな運転、車窓の景色を楽しみながら1時間あまりのドライブ。

(「ホラ、あそこの看板見て!Bonszai(盆栽)って書いてあるよ!」と、auさん。ハンガリーでも盆栽を扱う業者があるんだ~。フムフムと関心!)

 

さあ、ヘレンドに着いた!

美しい工場が見えてワクワク。

 

 

ヘレンドのロゴが見えますね!

 

さっそく博物館と工場見学のコースを申し込む。

工場見学は、言語の同じグループでのガイドツアー。

日本語はないので、私たちは英語ツアーで。

 

まず、ヘレンドの歴史についての短いフィルムを見る。(頼むと日本語字幕を出してくれます)

その後、ガイドさんの説明を受けながら、磁器の成型から絵付け等々、順番に見学していく。

あまり期待していなかったけれど、これがなかなか楽しい。

職人さん(全員女性でした)の指先から美しいバラの花が生み出される様子、スパゲティと呼ばれる細長い粘土を編んですかしのボールを作る様子、細かい図案を細い筆できれいに絵付けしていくところ、どの行程をとっても長い歴史と熟練が感じられる。

ステキだなぁ~。

ガイドさんの説明によれば、ヘレンドにはこういう磁器作りを教える学校が併設されていて、ハンガリー中から学生が集まるらしい。

そして、その学校では磁器作りの全課程を学ぶことができ、適性に従って職に就くこともできるらしい。

ただ、とても難しい課程なので、全員が卒業できるわけではないとのこと。

そうした厳しい訓練を経た上で産み出される手作り磁器、ため息と共に感心して眺めた。

 

工場見学の後は、博物館。

ここには、ヘレンドの初期からのコレクションが展示されている。

時期による変遷、とくにヨーロッパ貴族の御用達だった頃から、共産主義時代を経て、今日に至る作品の変化が興味深い。

(いくらか払うと写真も撮れるのだが、あまりカメラに気をとられていると見る方がおろそかになるので(ケチだから?)写真のチケットは買わず終い)

 

そして、中庭も見学。

 

 

これはレプリカのライオン。

いかにもヘレンドらしい鮮やかなライオンさん。

 

博物館の入り口には、天使が二人。

 

この天使さん、壺を抱えてます。

 

中庭にも、陶器のフィギュアがたくさん。

 

近づくと、

 

花を抱えたご婦人や

 

逆立ちしたおじさん(?)もいます。

 

見学の後は、併設のティールームでお茶。

 

ステキなインテリア。

ケーキなども置いてありました。

 

見学チケットの中に、ここでの飲み物代が含まれています。

ヘレンドの磁器で飲むコーヒー、贅沢な気分ですよ~!

 

これは、女性三人が頼んだカプチーノ。

ロスチャイルドバードですね。

 

これは、auさんが頼んだホットチョコレート。

なんてステキな器なんでしょ!

思わずみんなで歓声を上げました。

 

reka先生は、ここの皿洗いの仕事だけはしたくないとおっしゃる。

割らないように気を付けて、神経が疲れてしまいそうとのこと。

確かにそうだわ。

でも、飲むのは大歓迎!

 

そしてティールームの隣には、売店。

別に安いわけではないけれど、せっかくここまで来たのだから記念品が欲しい。

円高と、この旅行であまりお小遣いを使う機会がなかったので、ちょっとがんばって美しいお皿(19cmのデザートプレート)をウチに連れて帰ることができました。

(免税手続もしてくれます)

 

ちょうど正午頃まで、ヘレンドに滞在。

静かで美しいところなので、一日いても飽きないところだと思う。

でも、あれもこれもと欲張りな我々は、次のプログラムへと急ぎます。

 


夏の味!

2011年07月20日 | 料理

先日、rocoちゃんが来た時に、「桃好き!」と言うので、「おばあちゃん、今年まだ桃食べてないわ~」と返すと、「なんで~?今は桃の季節ですよ~」と言われてしまった。

それから、二度ほどスーパーに行って眺めては見たものの、なんとなくまだ桃を味わうには至っていない。

桃の季節はまだ始まったばかり。

おいしそうな桃を見つけたら、ゆっくりと味わうことにしよう。

 

ところで、夏の味、7月の味と言ったら、ハモ。

京都出身ではないけれど、夏に関西に里帰りした時には、ハモの湯引きを食べるのが楽しみだった。

東京のお魚屋さんでは、なかなかおいしいハモに巡り会えないけれど。

 

息子達が所帯を持って、適当にお小遣いもある現在、彼らも昔おばあちゃんちで食べた「梅干しのお魚」が懐かしいらしく、ネットでお取り寄せでハモを購入する。

そして、ありがたいことにお裾分けを持ってきてくれた。(去年は次男から、今年は長男からハモをもらった。ありがとうね!)

 

なので、張り切って、ハモ料理に挑戦。

 

湯引き。梅肉を添えて。

 

ハモ吸い。

出汁は、ハモのアラから摂った。

ハモは、片栗粉をまぶしてサッと茹でてから、汁に入れる。

口取りは、三つ葉。

 

付け焼き。

醤油・味醂・砂糖でたれを作り、青山椒を刻んで風味付け。

骨切りしたハモを漬けておき、網焼き。

焼きながら、時々たれを塗ってまた焼く。

私は、このかば焼きのようハモが大好き。

身が厚くて食べ応えもあるし、鰻などよりもさっぱりといただける。

これを使って押し寿司を作ってもおいしいです。

 

ハモづくしの夕食、おいしくいただきました。


虫太郎お宮参り

2011年07月19日 | 家族の話題

次男の所に生まれた虫太郎。

生まれてちょうど1月半。

お日柄のよい18日、近所の神社でお宮参りを済ませた。

 

私の手作りベビードレスを着せてくれた。

ブルーがよく似合う!

健やかに大きくなりますように。

 

そして、お祝いのお膳は、息子の手作り。

 

 

ホウボウの姿焼き。

なんでホウボウ?

赤いし、ハデだからだそうな。

 

その他にも、カニやエビ、穴子、あおやぎがいっぱい入ったちらし寿司もありました。

(ちらし寿司を作ったの、初めてだそうな)

写真右下は、私からの差し入れ、トンポウロウ。

ホントはローストビーフを差し入れるつもりだったのだけれど、ここのところの放射能騒ぎで和牛購入は控え、次男の好物トンポウロウに落ち着きました。

 


読書生活

2011年07月18日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)

しょうもない本ばかりだが、毎日本は読んでいる。

主に、図書館で借りてきた本と、Book○○の105円。

後は娘や息子からの献呈本(「これ、読む?」と言って置いていってくれる)

 

読みっぱなしだから、どんな本を読んだか、時々忘れてもう一度借り出してきたり。

どんな話しだったけ…って思い出せなかったり。

何かいい記録法はないものかとさがして見つけたのが、読書メーターというサイト。

 

昨年、ここにマイページを持ち、読んだ本をザッと記録するようにしてみた。

そして、今日で経過日数310日、読んだ本がちょうど100冊に達した。

 

自慢できるような本は読んでないけど、100冊はちょっとうれしい!

 


うれしいけど…

2011年07月17日 | 家族の話題

毎日暑い!

 

昨晩、長男から電話があって、「ハモを取り寄せたから、お裾分けするよ」と言う。

「取りに行くの?それとも来る?」と聞くと、「ごはん食べさせてもらえるから、そっちへ行こうかなぁ」

 

なので、朝から買いだしに行き、夕飯の献立を仕込んだ。

この時期、あつあつのものは食べたくないので、用意も早めにしなくっちゃ。

トマトのゼリー寄せ、煮物(ナス、カボチャ、コンニャク、シイタケ、オクラ)も冷たく冷やす。

小アジは、三枚におろし、酢じめにして、にぎり寿司に。

キュウリはスライスしたものをざるに並べて半日干してから、豚肉と一緒に炒め物。

エビシュウマイは、お土産用も含めて60個。

冷製鶏のサラダ。

ヨーグルトムース。

バタバタ用意したら、昼までかかった。

 

がんばった甲斐があって、どの料理も好評。

もちろんお持たせのハモも、落としにして梅肉でいただく。

ricoちゃんのお気に入りはシュウマイで、手づかみでムシャムシャ。

おいしいと言って食べてくれるのが、一番の幸せです。

 

それにしても暑い!

でも、ちっとも衰えない家族の食欲。

元気な家族で、頼もしい限りです。

 

 

 

 

 

 


Hajra JAPAN!!(2011ブダペスト旅行14)

2011年07月16日 | ブダペスト旅行2011

re-ka先生のおばあちゃんのお家から帰って、一休み。

例によって、夕飯は冷蔵庫から取り出した果物とジュース。

夕刻7時半過ぎまで、お部屋でダラダラ。

 

今回のブダペスト旅行の特徴は、夜のプログラムが充実していたこと。

この晩は、先日一緒に食事をしたmanaさんのグループのチャリティコンサートを聴きに行った。

東京アールハーズというブダペスト在住日本人とハンガリー人のアマチュアバンドのコンサート。

 

コンサートの場所は、ホテルから歩いて5分ほどの所。

事前にプリントアウトしておいたgoogle mapを片手に、Bar Lindonoというお店を目指した。

ちょっと迷ったけれど、すぐにお店は見つかり、お店の前のテーブルには、「迷うといけないと思って」と、tomoさんが待っていてくれた。(なんと、親切!)

で、会場は、このバーの地下。

ちょっと穴蔵のような(窓もないし!)場所に、小さな舞台が作られて、バンドの方は音を出し始め、観客は狭い空間で押し合い状態、ワサワサとおしゃべりしながらの立ち見。

 

ね、筆っぽい字で「がんばれ日本」「HAJRA JAPAN」(がんばれ日本って意味です)って書いてある。

この写真、私が前に立つ背の高い方を除けて、なんとか撮ろうとがんばっていたのを、tomoさんが「ボクが撮りましょ!」とシャッターを押して下さったもの。

私が撮った写真には、背中しか写っていませんでした

 

あれ、場違いなところへ来てしまったかなぁ…と思ったけれど、歌が始まると、そんな感じも消えた。

スピッツやブルーハーツの曲をライブハウスのようなところで聞くなんて、東京にいても体験したことはない。

日本語をしゃべるハンガリー人のたくさんいる空間、若い人がほとんどの場所で、楽しく音楽に浸った。

自作の曲も披露され、異国の地でふるさとを心配する心も感じられた。

 

今回のコンサートは、東日本大震災のチャリティとして行われたとのことで、募金箱が置かれ、ブレスレットも売られていた。

日本を心配してくれて、ありがたいことですね。

 

500フォリントで購入。

募金という意味合いもあるけれど、珍しいものだと思うので、いい思い出になりました。

 

1部を聞いて、「明日の予定があるから」とことわって、帰ることにした。

日本語をしゃべるハンガリーの若者、ブダペストで暮らす日本の若者、仲良くがんばっている菅とを見て、なんだか心楽しくうれしい夜だった。

付け加えておくと、tomoさんは、夜道が危ないからとホテルまで送ってくださった。

なんともありがたい心遣いでした。

 


クリスマスツリー!!

2011年07月15日 | 母のこと

旅行から帰った母の様子を確かめようと、昼前にOT園へ。

季節の花「ひまわり」を持参した。

 

「どう?旅行楽しかった?」

「すご~くたのしかったわよ~!ウチのバスはね、着くまでずうっと歌を歌ってたから、着いたとたんにくたびれちゃったねって言ったくらいよ」

バスの中で、はしゃいで歌いっぱなしだったのだろう。

想像はできる…。

 

「あっちでは何したの?海が見えた?」

「ウ~ン、何したかしらねぇ。楽しかったことは覚えてるけど、何したかまでは思い出せない」

ハイハイ、そうですか。

バスの中での歌が、いちばん元気ではしゃいでいた時間だったらしい。

 

「おいしいもの食べた?」

「たぶんね」

まあ、覚えて無くても楽しかったんだからいいか…。

 

気がつくと、部屋のテーブルの上には、クリスマスツリーが飾られている。

「お母さん、なんでクリスマスツリー?」

「だって、時期でしょう?」

「ううん、今は、ひまわりが咲く時期よ」

「でもいいの、かわいいんだもの、サンタさんとお話しするからね」

 

母の部屋は、雪だるまの飾り、クリスマスツリー、イースターエッグ、5月のお人形etc.

あれこれ、あるったけのマスコットが飾られている。

できるだけ季節を感じて欲しくて、時期のものだけを出すようにしているが、タンスの中から自分で引っ張り出して、「かわいいから」と並べているので、咎めるのもかわいそう。

「こんなに賑やかできれいなお部屋、他にはないわよ!」と、自慢する。

 

「そうね」

「でも、枕元がこんなにゴチャゴチャしてる人も少ないんじゃない」

ついつい減らず口を聞きながら、ベッドの上に置かれた大量のティッシュや、ゴミの類、衣類等々を整理した。

「出しておく方が安心なのよ」と母は言うが、「そのうちものが多くなりすぎて、寝るとこなくなっちゃうよ」とからかいながら、こちらは断固として片付けた。