OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

道標@福山雅治CD「化身」より

2009年05月31日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
5月20日に発売になった、福山雅治のシングルCD「化身」。
もちろん、予約して、しっかり購入した。
(白状すると、私が買ったのは、初回限定スペシャル・タオル付 盤というもの。武道館での活躍(?)に備えて、ピンクのタオルもしっかりゲットしました…。フフフ、ちょっと恥ずかし!)

我がものにしたその日から、武道館に備えて、しっかり何度も聞き込んだ。
入っているのは、「化身」、「道標」、「KISSして」、「追憶の雨の中」の4曲。
どれも、それぞれにいいんだけど、2曲目の「道標」(みちしるべ)の歌詞がとてもいい。

「わたしはその手が好きです」というフレーズで始まる曲は、ご自身のお祖母さんのことを歌っているとのこと。
「諦めた夢もあるでしょう、だけど、わたしには笑顔で…」と、祖母の人生を思いやりながら、
「愛に出会い、愛を信じ、愛に破れて」と自分の人生を振り返り、
「あなたの笑顔、それは道標」であると、祖母の笑顔を思い出す。

私も祖母が大好きだった。
一緒に暮らして、ケンカもしたけれど、私のことをあれほど盲目的に愛してくれた人はいなかったように思う。
あんな風に愛されることができたから、これまで自信を持って生きてこられたのかもしれないと、思ったりもしている。
この歌を聴いて、大好きだった祖母のことを思い出した。

と同時に、「私もおばあちゃんだった~!」という事実も、思い出した。
そう、今や、私にもかわいい孫娘がいる。
「道標」を聴きながら、私も笑顔を大事に生きようと思った。
いつかricoちゃんが道に迷った時に、私の笑顔を思い出して、また前に進んでいく力が湧いてくるなんてことがあったら、嬉しいじゃない。
そんなおばあちゃんになろうと思った。

私の手。
子供が生まれてすぐの頃、叔母が私の手を取り、「あんなにすらっときれいだった手が、こんなにゴツゴツしちゃって~。あなたもすっかりお母さんになったねぇ」と、ため息をついたのを良く覚えている。
それから、もう四半世紀が過ぎて、私の手は、すっかり年寄りの手になった。
血管は浮き出ているし、節は太いし、しわもいっぱい。
お世辞にも、美しいとは言えない。(娘の白いきれいな手にはマニキュアがよく似合うんだけど、私にはねぇ…)

でも、この手、確かに祖母の手に似ている。
この祖母によく似た手で、家族の好物を用意して、喜んでもらおう。
たまには、かわいいぬいぐるみやお洋服を作って、孫娘を喜ばせたい。
そう思えば、私のこの手も、なかなかいとおしい。

「道標」、なかなかいい曲ですよ!
日本テレビのNEWS ZEROのエンディングにも使われています。
ぜひ、聴いてみて下さい。




電話 エッ!弟から…?

2009年05月31日 | 家族の話題
娘と二人、夕飯を食べていた時、電話が鳴った。
「ハイ…」と出ると、「え~とぉ~」と聞こえてきたのは、耳に馴染みのある弟の声。
胸がドキドキする。

続けて、「あのう~、ボク、kenですけどぉ~」。
なぁ~んだ…。
弟の長男からの電話と判明。
声って、やっぱり似るのよね。

kenちゃんは、明日の夕方、我が家に遊びに来て、夕飯を食べて帰りたいらしい。
もちろん大歓迎!
「待っているよ~」と、返事をした。

ニコニコ顔で電話を終え、受話器を置いた瞬間、いろいろな思いがこみ上げてきた。
もう、涙が止まらない。

弟は、友人・知人の間でも、長電話で有名だったらしい。
気が向くと、私にもよく電話をかけてきた。
用事があることもあったけど、なんとなく人恋しくなっての電話も。
そして、こちらの都合に斟酌せず、一時間近くも話し続けることもあった。
場合によっては、迷惑だったけれど。
でも、楽しくて、話し込むこともしばしばだった。

嘆いても仕方のないことだけれど、弟と話すことは、もう決してない。
甥からの電話で、また、そのことをはっきりと自覚した。
やっぱり、寂しい…。

ニコニコ電話をして、終わったとたん泣き出した私を見て、娘は不思議そうな顔をしていた。

いつまでも泣いてはいられない。
明日は、kenがやって来る。
おばちゃんは、しっかり腕を振るって、何かボリュウムのあるおいしい物を用意しなくては!

〈附記〉
昨日、息子夫婦に出した献立は、メインのニラ饅頭の他、堅焼きそばの海鮮あんかけ、モズク酢、新じゃがとナスの素揚げ、イサキの刺身サラダ中華風など。
でも、残念なことに、気がついた時には、もう食べ散らかされていて、写真を撮る暇がなかった。
残念!


レ・フレールのチケット入手~!

2009年05月30日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
まさか無理!と思っていた、レ・フレールのオーチャードホールでのコンサートのチケット、先行予約で入手できちゃいました。
インターネット予約の力、偉大ですね。

レ・フレールは、NHKで何度も取り上げられた、人気の兄弟ピアノデュオ。
クラシックではないけれど、ピアノって、こんな使い方もできるのねっていう感じで、一度聞いてみたかった。
ウン、また楽しみが増えました。
まあ、9月末なので、まだまだ先の話ですけれどね。

さて、今日は、午後から、ricoちゃんが遊びに来るらしい。
おばあちゃんとしては、頑張って、いろいろ用意して、孫娘(ついでに息子夫婦も!)を待つことにします。

今日は、大量のニラを入手したので、ニラ饅頭を作るつもり。
明日、写真をアップできたらと思っています。

愛 福山博in武道館

2009年05月29日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
朝からソワソワ。
そう、今日は楽しみにしていた、福山雅治の武道館ライブ!
家事をやりながらも、心は早くも武道館へ。

  

東京メトロの九段下駅は、もう福山雅治一色。
たくさんの人が、写メしたり、一緒に記念撮影をしたり。
ワクワク感は、さらに盛り上がる。

武道館は、15000人が入るんだって。
その武道館がいっぱい!
真ん中に設置されたステージを、ほぼ正面から見下ろす感じの一階スタンド席でした。

いつものことだけれど、彼のステージは、サービス精神一杯で、とても楽しい。
第一声から、「キャー!」と(叫びはしないけど)、手を振って、手拍子をして、音の中に浸った。
途中、デビューまでの道のりを振り返ったフィルムを見て、話を聞いて。
そして、また、大きな音の洪水の中に、自ら飛び込んではしゃいだ。

最後まできっちり楽しんで、今月最大のイベントは終わり。
大満足な武道館での一夜でした!

雨降り

2009年05月28日 | 季節の話題
昨日の蒸し暑さがウソのよう。
今日は、朝から音を立てて雨が降っている。

昨日、OT園から電話があった。
「インフルエンザが騒がれているので、明日予定していた動物園への外出を取りやめることになりました」とのこと。
まあ、仕方がないとは思うものの、外出を喜ぶ母のことを考えると、すこし残念な気もする。

でも、今日の雨、「これなら動物園へ行っても仕方がない」と得心した。
雨にも、何かしらいいところはあるモンだ…。

今日はマジャール語の日なので、雨を幸い、予習の足りないところを辞書に頭を突っ込んで下調べに費やす。
そのうち、くちゃくんが騒ぎ出したので、外を見ると、雨が小やみになっている。
あわててお散歩に一回り。
1時間後には、また激しく降り出していたから、とても間が良かったようだ。

まだ梅雨には日があるけれど、あじさいが色付き始めた。
ケヤキの根元に作られた花壇には、キンケイ菊やフランネル草が丈高く咲いて、雨に打たれている。
水を含んだ緑の色も、目に沁みるように鮮やか。
雨の日も、自然は美しい。

つい憂鬱になる雨の日だけれど、ちょっと視点を変えれば、楽しめるのかもしれない。
ま、なかなかそこまで、大人になりきれないんだけど…。

二回目!ミュージカル「シラノ」@日生劇場

2009年05月26日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
バリトン歌手中西勝之さんが出演なさっている、ミュージカル「シラノ」、二度目の鑑賞。

今日の席は、前方中央の素晴らしい席。
右隣には、同じく出演者の林あきらさん(昔の歌のお兄さん)の関係者がご家族で、左側、二席あいた隣には、フジテレビの笠井信輔アナウンサーが座っていらっしゃった。
つまり、おもいっきり関係者席。
私までこんな席を頂いてと、感謝、感謝。

さて、シラノ。
初めての時には、いろいろ心の中で、消化不良なところもあったけれど、今日あらためて見て、「シラノ」さんという男の魅力が納得できた。

シラノの小説は、大昔に読んだ。
有名なバルコニーの場面も、クリスチャンとシラノが入れ替わって、愛の言葉を囁くなんて、おちゃらけていて嫌いだった。
そして、男の美形と教養を両方欲しがり、幻影を愛して、真実を知ろうともしないロクサーヌにも、共感できなかった。
一度目に見た時の、消化不良はこの点が引っかかったからである。

でも、今日じっくり見ていて、教養を自負するシラノという男の、誇りと矜持、そしてうらはらに重ね持つコンプレックスや弱さを感じた。
仲間には、ひたすら優しく信義に長けた熱い男、でも、ひとたび敵とみなすと、徹底的に攻撃し、軽蔑する。
これって、一見格好良いようだけど、大人になりきれてない、未熟さでもある。
その未熟さから、結局は暗殺されてしまう。
思い続けた恋人ロクサーヌにも、死の床で、遠回しにしか愛を告げることができない。
ダメじゃん、シラノ!

つまり、シラノの魅力というのは、不遇の英雄の魅力ではないらしい。
むしろ、どこか自分にも思い当たる節のある、わがままでかわいい男の魅力ということだろうか。
懸命に、自分を通そうとし、頑張って生きた男、思うままにならない世間にあがき続けながら、胸を張って。
そう思ってみれば、すっきりとこの話に入り込むことができる。

加賀丈史さん、少々お疲れが出ていらっしゃるよう、声に疲れを感じました。
でも、動きも、台詞も、群を抜いて魅力的。

ロクサーヌの朝海ひかるさん、きれい、光り輝いている感じ。

クリスチャンは、Wキャスト、前回は浦井健治さん、今回は中河内雅貴さん。
演じる人で、役の印象も変わる。
浦井さんは明るく押しの強いお馬鹿っぽい感じを出していたけれど、中河内さんはきまじめな自信のない若者という感じ。
好みで言うと、浦井さんかな…。
でも、歌は中河内さんの方が良いかも。

素敵で楽しい時間を持てて、きっかけを作ってくださった中西さんに感謝。
次は、7月の「Sunday in the park with George」。
前にエミー賞の授賞式中継で、ニューヨーク版の一場面を見たのが、印象に残っている。
ナマで見られるなんて、これも楽しみです!




初夏の花

2009年05月25日 | 季節の話題
久しぶりに、野菜を買い出しに農協へ。
前に行った時には山盛りになっていた竹の子が姿を消し、トマトが大量に、そして、レタスやキャベツもたくさん盛られている。
ここに来ると、季節が常に動いていることを実感できる。




お花売り場には、私の大好きなカンパネラ。
ピンクと紫の2種類があるけれど、私は、ピンク多めを選択。

母にはこちらの花を。



赤い花は、オーストラリアでよく見かけるボトルブラシ。
ピンクのアスチルベも、優しげできれい。
こんな取り合わせのブーケは、花屋さんではちょっと見かけない。
農協らしい、いかにも、素朴な取り合わせ。

OT園の母の部屋には、見慣れない籠花も置いてあった。
「これどうしたの?」
「さあ、ねぇ~」
相変わらずの心許ない返事だったが、すぐに思い当たった。
昨日の日曜日が、5月のお誕生会だったみたい。
その時のプレゼントに頂いたもの。

「お花がいっぱいなのは嬉しいわ~」
そう、私も同感。
農協のおかげで、カンパネラの大きな束が、200円。
(母への花束は、ちょっぴりお高く(??)、250円!)
これなら、我が家のリビングも、豪華に飾れるというものだ。


フリフリチェニック

2009年05月24日 | 趣味(読書・洋裁・音楽・映画)
今日一日で、完成~!
(お昼ごはんが済んでから、型紙を写して縫い始め、夕飯を挟んで、大河ドラマを見ている間に完了!)

昨年買った薄い木綿のプリントで、長めのシャツブラウスを縫った。
今風に言えば、チェニック…?

いつものように、簡単に、雑誌の付録「実物大型紙」で。
三年前くらいの雑誌だけど、良い型を見つけておくと、これほど重宝なものはない。

そして、オリジナリティを出すために、前に5本のフリルを付けてみた。
おばさんのフリフリデザインが、とても流行っているものね。

そして、さらに、余り布で造花も作って、胸元に。
ちょっとやり過ぎの感もあるけど、取り外しがきくから、おとなしくしたい時ははずせばいいし。

今週は、ましゃ(福山雅治)の武道館公演がある。
これを着ていこうかなぁ。



ミラクルカルタ

2009年05月22日 | その他いろいろ
年に一度の保育アルバイト。
どこかの団体のイベントで、10時から5時まで、子供を預かって保育するお手伝い。

4~6歳児5人のグループを受け持った。
ご飯やおやつの時間はグループのめんどうを見るけれど、その他の時間は共同保育。
30数名の子どもが入り乱れて遊ぶ中、工作をしたり、本を読んだり、トイレに走ったり。

その中でも、印象的だったのが、子どもにせがまれてやったアンパンマンカルタ。
最初の一回は、私が読み手で、3人ほどの子どもが、争って札をとる。
二回目は、5歳児の男の子が読み手。
たどたどしいながらも、皆で札を探し、これもまあセーフ。

そして、ミラクルな3回目。
4歳児の女の子が読むカルタ。
たどたどしいのは仕方ない。
なぜかこの子は、赤丸で大きく書かれた読み札の最初の一文字を決して読まない。
例えば、「いつもかわいい、メロンパンナちゃん」だとすると、「つもかわいい…」となるわけだ。

これを取るのは難しいよ~!
だって、カルタって、最初の一文字で探すものでしょう。
それだけじゃあない。
この女の子は、とても厳格な子で、「見ちゃダメ、ずるしちゃダメよ!」と言って、決して読み札を見せてくれない。
それでも懸命に、みんなで該当する絵札を探した。(ほら、メロンパンナちゃんよ!どこにいる~?ってね)
でも、ちょっと疲れた…。

それにしても、50音全部をちゃんと読み切った、4歳児、5歳児のバイタリティーにも感服。
がんばるね~!

おやつの時間には、「先生は何でお茶ばっかり飲んで、お菓子食べないの~?」という質問が。
「だって、お菓子持ってないんだもん」と答えた瞬間、5本の手が、私にお菓子を差し出した。
なんてかわいい子どもたち。

疲れたけれど、楽しい保育の時間。
仕事を終えて、帰りには、一緒に参加した友人と楽しく夕飯を食べ、おしゃべりタイム。
新宿の夜景がきれいに見えて、充実した一日を実感した。

キャシー中島楽園キルト展@銀座三越

2009年05月20日 | お友達
友人が無料チケットを手に入れたというので、キャシー中島楽園キルト展を鑑賞に。

私のように、キルト未体験の入場者は少ないよう。
「これ、作ったわよねぇ」とか、「さすがきれいに刺してあるわ~!」という声がたくさん聞こえた。
あちらこちらでお教室を経営していらっしゃるようなので、お弟子さんが見に来ているみたい。

私にとっては、ほぼ初めてのハワイアンキルト。
「なぜキルトなのに、小裂じゃないんだろう」と、不思議に思っていた疑問が解けた。
ハワイに移民した人々が始めたもので、ハワイには、古い生地などが少なかったので、伝統のキルトを、新しい大きな布に、ハワイらしい図柄で作り始めたと言うことらしい。
なるほど、なるほど…。

色遣いも大胆な、南国の植物や海を表した図案のキルト。
そして、キャシー中島さん創作の、細かい図案の花のキルト。
どれも、みごとに刺してある。
図案や色遣いが美しいだけではなく、針目による地模様が、波だったり、葉っぱだったり、小鳥だったり。
針目の細かさには、もうもう脱帽。

ミシン派の私は、ただただ費やされたであろう時間に感心してしまった。
「この小さな四角いキルトが完成するまでに、洋服が5枚は縫えるよね」
つい、変な比較をしてしまう。

キルトのバッグなども、素敵なものが多く、思わず感嘆のため息。
ただ、あの細かく辛抱強い作業、私にはとうてい無理だゎ~!

ウン、世の中には、とても根気のいい人達がたくさんいるっていうこと、勉強になりました。