ハンガリーの作家 アゴダ・クリストフの「悪童日記」が映画化されたというので、勉強を兼ねて鑑賞に。
ずいぶん前に初めて読んだときは、その内容に衝撃を受けた。そして、今回も一応再読して、予習。
ハンガリー映画って、すぐには感想も出てこないくらいびっくりさせられることが多いのだけれど、今回は内容を全部知っているから、それほどのショックはない。ま、こんなもんかという感じ。とはいえ、体を鍛えるといって殴り合ったり、残酷な仕打ちが許せないと判断した女の子を冷酷に爆弾で怪我をさせたり。小説でわかっているとは言え、視覚で見ると辛いものがある。
ちょっとうれしかったのは、けっこう言葉が聞き取れたこと。もう、2人称複数(双子だからね!)の命令形の連続でしたよ。「おいで」とか、「食べなさい」とか簡単な会話が多いからだとは思うけれど、ま、私のハンガリー語も少しは進歩しているのかな。