OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

冬のクリームスープ(バースニップのポタージュ)

2013年02月21日 | 料理

  日本で滅多に見かけることのないバースニップ。

ハンガリーでは、白ニンジン(fehirrepa)という名前で、名物のグヤーシュスープに欠かせない材料となっている。

 

滅多に見かけないものが時々あったりすると、それは嬉しいもの!

 

ホラね、あったんです。

それも、けっこう安価!

というわけで、二袋も買って来ちゃいました。

 

さて、何作ろうかな?と思案していたら、ブダペストのreka先生が、「こんなレシピがあるよ!」と、教えてくれました。

レシピ通りに試してみたので、ここで作り方をご紹介します。

 

冬のクリームスープ



材料

バースニップ    250g

リンゴ  小    1個

タマネギ 小    1個

にんにく      2片

皮なしアーモンド  50g

生クリーム     100ml

白ワイン      100ml

バター       大さじ1

クローブ      6個

シナモンパウダー、ナツメグ 適宜

塩、白こしょう   適宜

水         700ml

 

作り方

1、バースニップの皮を剥き、棒状に切る。

  玉ねぎ は半分に切り、皮を剥き、クローブを刺す

  バースニップ、玉ねぎとにんにく(そのまま)を鉄板に入れ、180度に余熱したオーブンに入れて焼く。


  20~25分後、皮を剥き種を取ったりんごとアーモンドも入れる。

 

 

2、野菜が柔らかくなったら(10~15分後)全部をなべに入れる(にんにくは皮をむく)。
  白ワイン、水を入れ、シナモン、ナツメグ、塩と白胡椒を加えて煮立てる。

 

 

3、沸騰したらミキサーでなめらかになるまでかきまぜる。

 

4、鍋に戻し、生クリームを入れ、もう一度沸騰したら出来上がり。

 
 
バースニップの香りに加えて、シナモンやナツメグ、クローブもほんのりと香るやさしい味のポタージュです。
それにしても、アーモンドやリンゴという日本では余り使わない材料を上手に使っていて、ハンガリーの人は果物やナッツを料理に使うのが上手だなと感心してしまします。
 
 
今日の夕飯は、ちょっぴりヨーロピアンの食卓になりました。
 
 

 


手打ちパスタ

2013年02月04日 | 料理

冬の寒い時期は、空気が乾燥しているので、パスタを作るには最適な時期。

暖かくなると、粉が扱いにくくなるし、乾く前に傷む心配もあるので、この時期に一度は作っておきたいと、午前中から粉遊びをすることにした。

 

 

薄力粉500gにタマゴ4個、そして水少々と塩、材料はそれだけ。

よくこねて、少し休ませたあと、薄くのばす。

単純な作業だけれど、生地を均等に薄くのばすのはなかなか難しい。

 

伸ばした生地は、好みの形に切る。

タリアテッレみたいに細長く切るのもありだけど、今回は真四角の形にカット。

この3cm角の真四角のパスタって、市販品では余り見かけませんよね。

ハンガリー料理にはこの形のパスタを使う料理がけっこうあるんだけど。

 

できたパスタは、早速昼食に。

 

 

トマト味みたいに見えますが、この赤さはパプリカペーストの色、ソーセージ炒りのパプリカ風味のパスタです。(青味は冷蔵庫にあったターツァイです)

 

残った生地は、ザルに広げてベランダで乾燥。

あと2回くらいは、四角いパスタのお料理が楽しめそうです。

 


ジェルボーセレット レシピ

2012年12月20日 | 料理

さて、昨日書いたジェルボーセレットのレシピです。

 

(この画像はDesszert EU.からお借りしました)

 

何層かに重なったケーキですので、私はてっきり焼き上がった生地(スポンジなど)に、フィリングを挟んで仕上げるのかと思ったのですが、いやいやそうではありませんでした。

ケーキの作り方にもいろんな手法があるんですね。

 

(材料) 22cmの丸型用

生地

薄力粉       200g

バター       100g

粉糖        20g

卵黄        1個分

牛乳        40ml

塩         少々

イースト      8g

ベーキングパウダー 1g

フィリング

グラニュー糖    140g

くるみ       240g

シナモン      適宜

レモンの皮     1個分

バニラ

アンズジャム    600g

コーティング用

チョコレート(53%)100g

 

(作り方)

1、オーブンは180℃に予熱する。

2、ボールに生地の材料を入れ、よく混ぜ合わせる。

3、なめらかな生地になったら、生地を5等分して丸め、冷蔵庫で休ませる。

4、一層目の生地を薄くのばして(型より3cmくらい大きめに延ばす。)、型に入れ、縁の余った生地は空気が入らないようにするため、型の側面にきちっと貼り付ける。

5、生地の上にアンズジャムを塗る。一段分は150gになります。

6、別のボールに、くるみ(粉状のもの)、グラニュー糖、シナモン、バニラとレモンの皮(すりおろし)を入れ混ぜておく。

7、6を四等分(約90g)して、アンズジャムの上に均等に広げる。

8、2段目の生地を薄くのばし(これは型の大きさと同じにする)、フィリングの上にのせる。

9~11、次はアンズジャム,クルミと作業を繰り返し、続けての3層分を作る。

12、最後の生地(5枚目)でフタをし、フォークで空気抜きの穴を開ける。

13、185℃のオーブンで50分焼く。

14、焼き上がったら型からはずし、一晩置いて冷ます。完全に冷めたら、よく切れるナイフで側面の生地をきれいにカットする。

15、上下を反転させてデコレーションする。

16、電子レンジ、または湯せんでチョコレートをとかし、ケーキの上に薄くコーティングする。

17、チョコレートが固まったら、カットして召し上がれ。(このケーキはけっこうしっかりしたリッチなケーキです。小さめのカットがお薦めです)

 

このレシピの1~17は、本家のレシピ(ハンガリーのDesszert EU.)のジェルボーセレットのレシピに対応しています。このページには写真も載っていますので、作る時はそちらも参照するとわかりやすいと思います。(http://desszert.eu/gerbeaud)

 

では皆さま、jó étvágyat!


ジェルボーセレット(ハンガリーのチョコレートケーキ)

2012年12月19日 | 料理

郵便の中に、海外からの小包が。

誰からかな…?と確かめたら、ハンガリー語の先生のママから。

 

この秋、孫が生まれ、娘が結婚式を挙げという一番忙しいさなか、先生のご両親はブダペストから日本に2週間滞在していらしたのだ。

私は残念ながら直接お会いするチャンスはなかったが、日本の思い出にでもなればと思って、小さなプレゼントを先生に言付けた。

中身は、ウチにあった便箋と封筒(なぜか富士山の絵柄だった!)、舞妓さんや日本のお城の絵はがき、そして、浮世絵の絵柄がついた五本指靴下。

まあ、実にふざけたものばかりだが、珍しいかなと思って。

 

その事もあって、律儀にクリスマスプレゼントを送ってくださったものらしい。

「ハンガリーでは、クリスマスは家族や友人にプレゼントを来る季節です。だから、私たちからクリスマスのお菓子を送ります」という文(たぶん)の書かれたクリスマスカードと、きれいな箱が出てきた。

 

 

そして箱の中から出てきたのはこれ。

 

 

これじゃよくわかりませんね。

取り出すとこんな感じです。

 

 

これはハンガリーでは有名な伝統のケーキ「ジェルボーセレット」

そう、表参道にも出店しているジェルボーの名前が付いたチョコレートケーキです。

 

けっこう日持ちのするものなので、航空便で送っても大丈夫なんですね。

しっとりと美味しいケーキで、大感激。

 

さて、これはどうやって作るのかしら?

検索したら、ちゃんとレシピがあった!

ざ~っと目を通したところ、そんなに大変な材料は使っていない。

今年のお正月のスペシャルケーキはこれにしようかな。

しっかり訳しました。

 

長くなってしまうので、レシピは明日アップしますね。

お楽しみに。


Bejgli ハンガリーのクリスマス菓子

2012年12月17日 | 料理

ハンガリーでクリスマスから新年に食べるというベイグリ(Bejgli)というクリスマス菓子。

フランスのブッシュ・ド・ノエルのようにくるくると巻いたお菓子ですが、クッキー生地にケシの実や栗、クルミなどの餡(ペースト?)で、けっこう日持ちがする。

季節にかかわらず、ブダペストの中央市場のお菓子やさん(入り口入って正面左)で売っていて、一週間くらいの旅行なら、持ち帰ることも可能です。

 

 

黒く見えるのはケシの実のペースト。

 

去年は焼く暇がなかったので、今年こそはと意気込んだ。

そして、いろんな人に、「あげるからね!」と夏のうちから安請け合い。

お尻に火が付いたので、焼かなくてはいけない状況に。

がんばりました。

 

これは、ケシの実入り。

今晩これから、クルミ入りを焼きます。

 

 

つやつやと茶色い生地が、きれいにひび割れた状態がベストなんだそうで、この一本が今回のベストワンです。

 

(追記)

表参道のジェルボーでも売ってます。

17cmのが、2400円。(高ッ!)

 


作ってみました

2012年12月14日 | 料理

以前レシピをご紹介したハンガリーのクリスマスクッキー、焼いてみました。

 

 

こんな感じです。

直径4cmの抜き型ないので、お猪口のようなもので抜いたので、ちょっと形がゆがんだりしてます。

そして、「15分生地を冷蔵庫で休める」というのは最低時間で、もっと冷やした方が記事は扱いやすいです。

けっこう香辛料をしっかり使ったのですが、香辛料が苦手な方は控えた方が良いかも。

 

我が家的には、ちょっと柔らかくて、香りの強いこのクッキーの評判は上々。

蜂蜜の風味も美味しいです。

 

クリスマスにはまだ一週間あるので、どうぞお試しを!


ハンガリーのクリスマスクッキー

2012年11月29日 | 料理

11月もあと二日。

そろそろクリスマスの用意…という気分。

今年は何を作ろうかな?

 

ハンガリーのお菓子のHPを眺めていたら、おいしそうなジンジャークッキーを見つけた。(ここに画像付きで作り方が書いてあります。作り方の番号はこれに合わせてありますので、参照してください)

ちょこっと訳してみたので、興味のある方は作ってみてください。

とはいえ、私の訳なので、誤訳があるかも…。

私もまだ試していません。

数日中には作る予定なので、その記事を見てからの方が無難かな。

 

とりあえず、レシピを。

 

【ジンジャークッキー】

材料

薄力粉     700g

蜂蜜      400g

バター     200g

粉糖        50g

重曹        25g

タマゴ         2こ

しょうが、クローブ,カルダモン、シナモン各2g

上に飾るように、アーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミなど

 

作り方


1、オーブンは200℃に予熱しておく。

2、バター、砂糖、蜂蜜を一つのボールに入れて混ぜ、その後、卵を入れて泡立て器でよく混ぜる。

3、別の容器に小麦粉、重曹、シナモン等の香料を入れてよく混ぜた後、2に入れて木べらで混ぜる。

4、生地を一つにまとめて、冷蔵庫で15分以上休ませ、5~7mmの厚さに延ばす。

5、直径4cmの型で抜き(1個の重量が25g程度)、焼きザラに並べ、中央にアーモンドなどのナッツを置く。

6、200℃のオーブンで、9~10分焼く。(このクッキーは早く焼けます。焦げると苦いので、くれぐれも焦がさないように注意すること)

7、焼けたら、完全に冷まして、保存缶にいれて1日置けば食べられます。乾燥に注意して、1週間ほど保存すれば、さらに熟成して美味しくなります。

 

では、「Jó étvágyat!」(どうぞ召し上がれ!)


 


Rizibizi ハンガリー料理のエンドウ豆ご飯

2012年11月19日 | 料理

秋鮭の美味しい季節。

バター焼きにでもしようと、夕飯用に購入した。

 

さて付け合わせは何にしよう?

ニンジン・ブロッコリー・カリフラワーで温野菜サラダの一皿は作った。

鮭の横にはじゃがいもでも盛り合わせようか?

 

ハンガリーのレストランでメイン料理を頼むと、「付け合わせは何にしますか?」とウェイターさんに聞かれることがある。

もちろん、メニューに「パプリカチキン ガルシュカ添え」みたいに付け合わせもきっちり書いてあることもあるが、「揚げたチキンフィレ」だけの時は、じぶんでじゃがいも(揚げたの?マッシュポテト?それともパセリをまぶした茹でじゃがいも?)やパスタ類,米などから選ぶことになる。

その時に、「rizibizi」というのがメニューに書いてあることもある。

 

これは、ハンガリー風グリンピースご飯。

グリンピースご飯が猛烈に好きな私は、こんなメニューがハンガリーにあると聞いた時はすごく感激した。

なかなか新しい単語が覚えられない私が、一回で「rizibizi」という単語は覚えたし、いつかハンガリーに行ったら絶対食べてみたいメニューになった。

 

もちろん、ハンガリーで食べました。

チキンの付け合わせについてきたり、豚のソテーに付け合わせてあったり。

お米も長粒種の時もあった。

バターライスの中に、グリンピースを合わせて炊き込んだようなご飯。

普通に美味しい。(日本のお出汁の利いたエンドウ飯には負けますがね)

 

このrizibiziをふいに思い出したので、今晩の付け合わせはグリンピースご飯に。

いつもなら夫婦揃って、夕飯にお米は食べない習慣だけれど、「付け合わせだから…」と言い訳しながら

美味しくいただいた。

私的には、rizibiziメインで、鮭が付け合わせといってもいいくらい。

 

グリンピースのお好きな方、ぜひぜひお試しください。

 

ハンガリーのレシピの一例はこんな感じです。

お米          250g

冷凍グリンピース    1袋     

パセリ

マージョラム

塩・胡椒

食用油 または マンガリッツァのラード

砂糖(ほんの少々)

 

作り方は、お米とグリンピースを炒め,香料と塩を加えて(ハンガリーでは鍋で、私は炊飯器ですが)炊きあげます。

 


揚げパプリカのマッシュルーム詰め

2012年11月12日 | 料理

今日は銀座で、ハンガリーから帰国した方にお願いしたもろもろのハンガリー物品を受け取る。

その中には料理雑誌も。

 

パラパラとめくっていたら、パプリカの肉詰め。

イヤ、よくよく見たら、肉詰めではなさそうな…。

 

というわけで、早速雑誌にでていたレシピを解読。

誤訳があるかもですが、そこはお許しを。

 

揚げパプリカのマッシュルーム詰め(ザラ地方風)

 

 

材料

大きい詰め物用パプリカ    4個

マッシュルーム        500g

タマネギ           1個

食用油            大さじ1

パセリ            1束

黒胡椒            少々

タマゴ            3個

(衣用)

小麦粉            大さじ4

タマゴ            2個

パン粉

揚げ油

 

作り方

1、パプリカはよく洗い、塩をして、熱湯の中に30秒ほど入れてすぐに上げて冷やしておく。

2、マッシュルームとタマネギは小さく刻む。フライパンに油を入れ、タマネギを色づくまで炒め、マッシュルームを加えて水分が飛ぶまで7~8分炒め、みじん切りしたパセリを加え、塩・胡椒で味を整える。

3、2をボールにとり、溶き卵をを注ぎ、よく混ぜる。

4、3をパプリカに詰め、衣用の溶き卵と小麦粉を混ぜたものにくぐらせ、パン粉を付ける。

5、熱した油で、2~3分ほど揚げる。

 

レタスとトマトの薄切りを添えて盛りつける。

付け合わせは、チャイブで風味付けをしたご飯。

 

これは、バラトン湖の西のザラ地方の郷土料理、秋に獲れる森のきのこを使って試してみましょうとなっている。

詰め物といったら、挽肉と思いがちだけれど、マッシュルームやしいたけ、マイタケなどを使って試してみるといいかもしれない。

但し、詰め物用の大きなパプリカ(白いパプリカ)が手に入らないのが残念。

ピーマンでも代用できるけれど、白いパプリカは肉厚でとろっとした舌触り、甘味もあるので、ピーマンではちょっと…かもしれない(しょうがないんだけど!)。

 

 


かたつむり

2012年09月15日 | 料理

気温が高くて良いなと思うのは、パンの発酵。

オーブンに入れなくても、お湯を張ったボールに浮かさなくても、30分も放っておけば二倍くらいにふわ~んとふくれてくれる。

 

夫と2人で食事をすることの方が多いので、たくさん作っても仕方がない。

昔は500gが基本のパン作りだったが、今は200gを基本にちまちまと作ることにしている。

 

今日は午前中、無性にシナモンロールが食べたくなって、パンをこねることにした。

ハンガリーではこのパンはciga(ツィガ)、かたつむりという名前。

レーズンを入れたので、mazsolas ciga(モゾラシュ ツィガ)ですね。

 

二次発酵が終わったところ。

 

焼き上がり。

 

そして、アイシングをかけて出来上がり。

奥の一つにアイシングがかかっていないのは、甘すぎるのが嫌いな夫用。

 

ランチに家族三人できっちり食べつくしました。

焼きたてパン、最高!