昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

静岡県藤枝市藤枝市南駿河台5-4-21  054-639-5711
コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

カリフォルニアドリーム

2024-01-24 08:17:49 | 日記
1848年1/24、現カリフォルニア州のサッターズミルで砂金が発見されたニュースは、わずか200人ほどの小さな開拓地に数万人を引き寄せます。現米ドルで数百億ドルに上る金が採集されサンフランシスコは発展、オーストラリアを始め世界各地にゴールドラッシュブームを巻き起こしました。

そしてこの「カリフォルニアドリーム」はアメリカンドリームの意味を、ピューリタン的家族仲間との日々の努力に基づいた新天地開拓による僅かな利益の積み重ねを指すものから、現在継続中の大胆さと運による結果的一獲千金へと変容させることにもなります。

個人の幸福の要因は何か・・・奇しくもカリフォルニア大心理学教授ソニアリュポミアスキー氏の研究発表によれば、50%は楽天的か悲観的かといった遺伝的先天性であり、例えば富や容姿、結婚の有無や健康状態など現状一般的に幸福要因と考えられる「結果」が占める割合は10%に過ぎないとの事。瞬間的に向上してもその現状が維持できているにも拘らず、すぐ幸福感は平常に戻ってしまうとか。

これを前提とするなら、何故わずか10%に過ぎない「結果」を人は幸福の最大要因と考えてしまうのか。それは他者との比較による優劣という「意味付け」をすることで、過剰に幸福感のブースト、拡張をしているからではないかと思います。

その幸福の源泉となる優越感は、不幸の源泉となる劣等感と同じものでもありますが。
物語を堪能するスパイスとしては有能だったりもしますけど。

さて、残りの40%は何かといえば、行動つまり「過程」だそうです。成程、当初のアメリカンドリームは。

研究結果の評価は各人に帰属すると考えます。ここのところの株式市場の盛り上がりについても、言及することはありません。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿