昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

赤信号くもの上へと秋の風

2024-09-09 07:26:27 | 日記
今日も30度越え予想。暑い日寒い日、昼も夜も、ただパターンで点灯消灯を繰り返すだけの日々・・・ああ、自由が欲しい。見上げる空を自由に飛べたらどんなに素敵だろう・・・叶うはずもない夢、さてお仕事と・・・もうすぐ夜明け、ああ太陽。

一陣の秋風。一瞬目を閉じ、ふうと息を吐けば、赤灯は信号機を抜けだし、朝日になっていました。

「おい、赤の奴、抜け出して太陽になっちまったよ!スゲー、夢叶ったんだ!」
「黄さんよ、おめえも、わかっちゃねえな。お日さんが一度だって、西から昇ったことがあるかい?」

わかっちゃいなかった・・・地球たち惑星が周囲をスパイラルする信号機の赤灯だった太陽は、23回目の代わり映えのしない風景を227㎞/秒で通り過ぎながらそう思う。眷属を引き連れた太陽もまた、天の川銀河の中心、超BH射手座Aスターを2億年かけて周回しているだけだった。

射手座Aスターは、太陽系内という「ミクロ」では有効な太陽の様な焦点ではない。銀河というマクロにおいてはケプラーの法則などは意味がなく、あくまで中心点。円盤と考えるよりダークマターも包含した球体で、距離も質量も関係なく、全て均一に周回するとか。

どうでもいい。すべては法則に則った管理される対象であったか・・・

ふと、もし射手座Aスターが消滅したら?と思う。いや、確実に訪れる現実だろう。そもそも彼が存在する前は?

永遠に同じことが続く、絶対法則などないのではないか。その法則が成り立つのが、ある意味奇跡のバランスがとれた状態であるとしたら。
・・・単調なパターン仕事も、またその場所、その期間、その状況でしか成り立たない奇跡であるのかもしれぬ・・・

辺境の太陽系を含んだ天の川銀河もまた、ウミヘビ座方向へ600km/秒で進んでいきました。
・・・明日、信号機に帰れるかな?

「前のめり」気味なのを、宥める効果もあったりして。