終戦記念日（明日から3日間お休みです）

　君が笑ってくれるなら　僕は悪にでもなる（空と君の間　中島みゆき）

ポツダム宣言への調印やサンフランシスコ条約批准をもって終戦となすとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、一般的な日本人からすれば玉音放送の流れた今日8月15日が終戦日ではないでしょうか。

外交関係、いや文明を持ったヒト社会で生存する為の根本的重要項目は3点、つまり力、損得、そして価値観の体系的バランスを注視することであるとあやふやながら聞いたことがあります。何れも重要なのですが、どうもどれか1つに偏る傾向があるようで。

力、数こそ絶対である、儲かるなら何をやってもいい、論理的、道徳的正義に敵うことが大前提・・・バランスの欠如がなせる答えではないでしょうか。
そしてこの個別の3項目もそうですが、大切ではあるものの個としての主張ばかり突出している気もします。

無論、戦争状態にならないよう事前の対処は大前提ですし、逃げ隠れするのも一手ですが、嫌でも苦手でもやらなければならない時にはやるというのも、勿論選択肢であります。バランスが取れるのであれば、それが例え、秩序形成の為に作られたシステムにおける法や道徳上の「悪」と呼ばれるものであっても。

全ての秩序形成方法を包含して何れも虚構に過ぎませんが、その虚構無くして人は現状生きられないと、窒素、炭素、酸素、水素、リン、カリウムを設計図によって組立、成長させられ他者によって人格形成された集合体にすぎないボクは考えたりします。