静岡市文化振興財団の企画で、
「海辺の洋館のクリスマスカード展」に行ってきました。
昭和15年に建てられたスパニッシュスタイルの住宅で、
建築家のウィリアム・M・ヴォーリズが設計した建物です。
かつての住人は、ダンカン・J・マッケンジーとエミリー・M・マッケンジー夫妻。
昭和47年に静岡市に寄贈され、現在は一般公開されています。
私が訪れたのは2回目。
高松の海岸沿いに建つ白い洋館は、ため息が出るほど素敵なたたずまいです。
よく晴れた青い空に映えて美しかったです。
アンティーク好きにはたまらないくらい、
扉、窓、床、壁、電灯、暖炉、柱、階段など、
いたるところにある細かい細工や色合いが素晴らしく、
古びてはいるけれど、それがまた良い味で残されています。
当時はどんなだったのだろうと思いを馳せました。
寝室やゲストルーム、女中さんの部屋、キッチン、配膳室などを見て回り、
パウダールーム(浴室とトイレ)は、今ではおなじみの造りです。
それが当時あったのですから、超先進的なデザインだったのですね。
建物そのものに嬉しくなってしまいましたが、
目的は12が25日まで開催されているクリスマスカード展。
公募で集められた手作りのクリスマスカードが、
この部屋に展示されていました。
またここの居心地が良かったです。
海側の部屋の窓からは、もちろん海が見渡せます。
社会福祉事業に貢献されたエミリー夫人(静岡市名誉市民第一号)と、
静岡茶貿易で活躍されたマッケンジー氏のパネル展示もあります。
こちらは3月20日まで。
親切な職員の方が案内してくださり、
静かな時間を楽しみました。
ありがとうございました。
みきほ
何度でも行きたいですね。