E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

絵本原画展

2009-09-03 20:17:40 | 絵本
娘と絵本原画展に行ってきました。
「ミリオンセラーの絵本原画と世界の絵本画家たち」
8月で終わってしまいましたが、最終日なんとか間に合いました。

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館での企画で、その後も企画展はいろいろあるようです。(9月はベルギー王立美術館コレクション)
常設展示は、ゴッホ「ひまわり」セザンヌ「りんごとナプキン」モネ「税関吏の小屋・荒れた海」東郷青児、グランマ・モーゼス

そこには、『はらぺこあおむし』『いないいないばあ』『わたしのワンピース』『てぶくろ』など、懐かしいものがたくさんありました。娘たちが小さい頃、読み聞かせた絵本です。その原画が見られるなんて・・・興奮しました。
絵本も大好きだけれど、原画は本当に美しく、あじわい深く、心を奪われるものがありました。

19歳になった娘が飛びついたのが、『わたしのワンピース』
「あーこれ、好きだったなあ」
花模様や虹やいろいろに変わるワンピースを着た自分を何度想像したことでしょう。今、娘は洋服が大好きで、かなりこだわりがあります。花柄のワンピースもたくさんあります。

小さい頃はたくさんの絵本に囲まれ、どれが好きと1つに決められないくらいでしたが、今になって心に残っている絵本があるとわかって、なんだか嬉しくなりました。

『かいじゅうたちのいるところ』を見て、これ怖かったんだよとも言っていました。確かに、あまり好まなかったなあ。
そのかわり、2つ下の娘の方は好きだったように思います。人間以外の動物やぬいぐるみなどへ向ける情は半端ではない子で・・・

会場では、原画のそばの床に近い場所に絵本が並べられていました。ちょうど子どもが手に取りやすい位置です。お母さんが小さい女の子に読んであげていました。私も娘が小さかったら同じようにしただろうな。自分たちの姿が重なりました。

今思い返してみても、本当に娘たちと過ごした絵本の世界は素晴らしかったなと思います。ずっと心に残っていくのですね。絆を深く感じるのもそのおかげだと思います。
あの頃、絵本に出合ってよかったです。その仲間とも今こうしてつながっていられて、本当に感謝しています。

以前に何度か、絵本原画展に関わったことも良い経験でした。あの頃は楽しかったなあ。
娘がすぐにこの原画展に行きたいと返事してくれたのも、その思い出があったからかもしれません。美術館を遊び場のように巡って観たたくさんの絵本の原画。ベッドの中で見る絵本から飛び出して、絵本の世界で遊んだのでしょう。
体験コーナーも面白かったですね。私も子どもに戻ったように夢中になりました。

下の娘は残念ながら連れて行けませんでしたが、今回の作品は、ちひろ美術館コレクションだということだったので、いづれそちらの方にも行ってみたいと思っています。

                (M.H