予想通り、荒れたレースとなってしまった最終戦バレンシア。
予選PP獲得の「史上初3メーカーでの優勝」が掛かっているビニャーレスが朝のウォームアップでアプから白煙でトラブル。
オフィシャルのオレンジボールフラッグを無視してしまい3グリッド降格からのスタートとなる。予選2位スタートのバニャイアにとっては
スタートで有利に働くであろうと予想された通り、バニャイアは奇麗にスタートを決め先頭に出る。一方のマルティンも
スタートを決めしっかりとバニャイアの後ろに着き、これで直接対決となる。
4ラップ目のストレートでバニャイアのスリップに入るマルティン。1コーナーで前に出るつもりが強烈なスリップに吸い込まれバニャイアに
軽く接触後コースアウト。これで8番手ほどの集団まで落ちてしまう。
ここで焦るマルティンに輪をかけ厄介なことに、何故かチャンピオンシップを度々荒す部外者マルケスが前。案の定、6ラップ目の
4コーナーで多分、マルティンは抜けたと判断したであろうが再び、マルケスがクロスラインに侵入し接触転倒。
これでマルティンのチャンピオンシップは終わり、バニャイアがチャンピオン決定となる。
その後のバニャイアはあまり無理をする必要もなく完走を目指す。後ろ2台の柿色KTMがバニャイアの前に出て3位のポジション。
ビンダーが先頭で走るも何故かロングラップペナルティのコースに侵入し後退。代わってミラーが先頭に立ち、彼も又
「史上初3メーカーでの優勝」が掛かっていたものの、残り9ラップで何と単独転倒でリタイア。棚ぼたで先頭に出たバニャイア。
終盤、好調のジャンアントニオに攻められるもチャンピオンが決まったレースに相応しく先頭でチェッカーを受ける。
ウイニングランでいつものようにコース脇で観戦していた師匠ロッシの祝福を受ける。(最もロッシはジャンアントニオの走りを観るためだった筈)
最高峰クラスではロッシとマルケスに次ぐ3人目の連覇。「#1」を着けると連覇は出来ないというジンクスも破る結果となる。
帰還後にはチャンピオンを争ったマルティンと抱擁を交わし、お互いを称え合う。
長かった2023年シーズンもこれで終えるも、直ぐさま2024年に向けてのテストが火曜から始まる。
では決勝結果。。。※2位でチェッカーを受けたジャンアントニオ、タイヤ内圧違反のため降格。
速さというより強さ、そんな感じの連覇でしたね。
対するマルティンは急成長、このバレンシアではやることやったけどまだ若さがあったかな。。
前回決勝での予想外の成績が影響はしただろうけど年間通じては来年に物凄く期待できますからね。
シート争奪戦も11月28日時点でおさまりよく決まったようですしもう今晩から新体制テストが始まり来年の新マシンお披露目でどうなるんでしょうね^^
マルティンとエネアの入れ替えもあったかもですが、来期はエネアにイケイケに戻って貰わないとです。
シートも収まるところに収まったようで良かった。
一方、アプリリアサテライトのRNFについてはどうなるか不安ですが
これも手をあげるところもあるようで。
いよいよ今夜からテスト。未だ来年を占うのは早いけど見どころはありますねぃ。