「とりあえずノーマル戻し」の後、灯火類の点検をするとブレーキランプが点かない・・・。
それもフロント、リア共に点かない・・・。これはヒューズかぁ?「ヒューズであってくれぇ」な~んてフォンスイッチを押すと「ビー!」。(ガッカリ)
因みに916の場合(旧モンスターもかな?)、ストップランプもフォンも同じヒューズ回路なのでブレーキランプが前後共点かない時は
先ずフォンを鳴らしてみて下さい、鳴らない場合はヒューズ切れです。(5番ヒューズ7.5A)
「しかし、厄介やなぁ~」と思いつつ、リアはペダル部分のスイッチを清掃して何とか点くようになるも、問題はフロント・・・。
例のマイクロスイッチを取り外し、スイッチ単独で反応を観るもスイッチ独特のカチカチみたいな手ごたえを感じない。
外したマイクロスイッチをよくよく観察すると、10年以上前に交換した折の「DC1表記」の密閉型スイッチとは違い
開封出来そうな構造なので早速、分解。(10年以上前のマイクロスイッチ交換時の記事→「micro」)
「あぁ~・・・」観察してみるとスプリングを掛ける柱状の突起が腰折れ状態でスプリングが効いてない状態。(赤丸部)
そして、観察中にあえなく部品が脱落してしまう始末。
腰折れの柱状の突起をラジオペンチで直立させようとすると既に破断しているのかグラグラ。
幸いにも端子一体型に形成されているためハンダで接合補強することに。(赤丸部分)
この状態はブレーキレバーが握られた状態で、ブレーキレバーを放すとスプリンが押され接点が離れる構造。
つまり、平時はスプリンが押され柱状の突起は常に曲げ方向に引っ張られている状態。
そりゃ~10年以上も引っ張られていたら腰折れて来て、やがて破断するわねぃ・・・。
そんな、補強も施したマイクロスイッチを装着して点灯確認で修理完了。
今ではこのマイクロスイッチ、¥7,000円近くするですよねぇ・・・。(その構造の割にはぁ~?高ひっ!)