京都 山陰線丹波口駅そばに残る「揚屋 角屋」。
ここは以前から土花吉の妻からリクエストも有った建築なのですが、公開されている期間も限定
されていて訪れる機会がなかった場所。
本来の玄関はここですが現在は閉鎖されている。
玄関を入ると、この空間が正面右手に存在する。
そして、この帳場を右手に見、刀を預け宴会場へと台所から上がる。。。ってな動線が本来の姿ですが
現在はまったく違う、動線での入場となります。
花街での「お・も・て・な・し」的用途の建築のため各所に凝った細工が見受けられる。
1階、網代の間から望む中庭。
これは1階、松の間の壁絵「鳳凰」。
因みに2階部分は1日4回のみの特別公開の上、撮影禁止。
どちらかと言うと2階部分の方が見ごたえがあるのに何故、制限をかけるのかよく分りませんが
兎に角、公開期間制限しかり何かと制限がある建築。
国指定の重文であるが故、維持費や修復費に管理されている公益財団法人もお困りのようですが
入場料¥1,000-という高額な設定をせずに、入場料を安く設定し通年公開とした方が基金を
事業費として積み立て出来そうに思えた遺構。
尚、見学をされる場合は事前に公開期間及び料金等のリサーチが必要かと、下記をご参照。
公益財団法人 角屋保存会:http://www16.ocn.ne.jp/~sumiyaho/page/art_museum.html