土花吉&与太吉

「土」に咲く「花」は「吉」を呼び寄せます。/DUCATI&ヨタ8&SR&TW等々・・・

国力

2010-02-23 | 【土花亭】
GDPだのGNPだの、チャイナに抜かれるだの世界第何位だのと、よく分かりませんが
それぞれの国によって考え方も目指すところもさまざまなようで。

以前、日本のバイクメーカーとイタリアのバイクメーカーを比べ何処が違うのかと問われ、
あるヒトは「日本のバイクとイタリアのバイクとでは目指すところが違う」と。
(ここ数年を見てると同じようにも見えますが・・・)

ところで今回のオリンピックが始まる前に「みなさまのエヌエイチケィ」を観てまして。
なんでも「女子リュージュ」の奮闘ぶりを映し出されてる模様。
そこで「ソリ」についての場面で正直、目を疑う場面が・・・。
「小さな町工場が純国産のソリの製作で新素材?のカーボン製ソリを」みたいな。

カーボンがソリに向いてるかどうかは別として、別に今や新素材でもないカーボンを大きく
取り上げ、小さな町工場でストーブの傍らでカーボンを張り合わせる作業風景を映し出す。

一瞬、何年?いや何十年前の映像を見せられてるの?・・・。
(F1でマクラーレンとロータスが初めてカーボンファイバー製モノコックを作って30年が経とうしている)

今やイタリアの赤いボブスレーはフェラーリと協定を結びF1の空力を取り入れフェラーリの
風洞実験室を使う時代。これはボブスレーに限ったことではなくリュージュは元より
フェラーリは今後カヌーやボートにも自社の技術をイタリア五輪委員会に提供する。

ボブスレー本選では重量規定違反で失格のイタリアチームでしたが、それより問題なのが
「national power」国力というか、その国の目指すところの違い。
ただ「ガンバレにっぽん」だの「日の丸」だのではいつまで経ってもダメなような気が。


↑今回のボブスレー(2P)優勝チーム、ドイツのボブスレーはBMWの風洞実験室を使い
  BMWの協力を得ている。
   
因みに日本チームのボブスレーは数年落ちのドイツ製ソリを改良しながら使っているらしい。


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コメント
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