ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

光の絶対性が人生を変えた話

2009-07-31 21:59:44 | 




僕達はいつの間にかある時、ある場所に生まれ、
そこから時が刻まれ、居場所を変え現在に至りやがて消えていく…。
確かな座標軸は、明日も明後日もやってくるだろう時間と、
いま立っているこの部屋のこの地表、このタテヨコ高さのある空間だと思っている。

僕達の知覚できる範囲ではなんの問題もないし特段の違和感もない。
こんな時間と空間の中で何の不思議もなく僕らは当たり前に生き暮らしている。

しかしながら「絶対」と思える時空間は実は必ずしも絶対ではないらしい。
絶対に変わらないもの。それは〝光の速度〟だそうだ。
1秒間に地球を7回転半まわる速度。
光の速度が変わらないために時間と空間が変化する。


例えばAさんは時速50キロの電車に、Bさんは時速30キロの電車に乗ってるとすると、
BさんからAさんをみるとAさんの乗っている電車は時速20キロで走っているように見える。
ところがAさんもBさんも光の速度で走っているとするとBさんから見たAさんは、
光の速度で走っているように見えるのだそうだ。


そんなことを言われてもぴんとこないのが普通だがそうらしい。
これを見つけたのがアルバートアインシュタイン。
そう世紀の天才物理学者で「相対性理論」を確立した偉人だ。



昼休みに本屋さんで立読みしたなかに、
中学を卒業した後すぐに土建屋さんに就職し、しかも中学の通信簿が
ほぼオール“1”だった人がいて、
23才の時NHKのアインシュタインの相対性理論の特集をみて、
光の絶対性に驚き世界観が変わり、一念発起!夜間高校通い死ぬほど勉強し
某有名国立大学に現役合格したというのを読んだ。
その人は大学で物理学を専攻し、
大学院までいき高校教師になった。
その人の自伝だった。

そこまで人生を変えた驚き、感動。。。
彼の感性に僕は驚嘆した。
彼は何事もなせばなるということを、
実体験をもとに書き記したかったんだろう。
今の僕には到底真似のできる事柄ではない。
おもいっきり尻込みしてしまった・・・情けなや~~



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