練習の質

　オリンピック柔道3連覇の野村忠宏選手が引退した。

　引退表明前に取材された（と思われる）雑誌「致知」のインタビューで、天理大学時代の師である細川伸二から受けた指導について触れられていた。

　当時天理大学では公式戦より1分長い乱取り（練習試合）を複数回課しており、野村は、キツイ時は細川の目が届きにくい畳の端でこれをこなしていた。

　しかし、メダリストである細川をごまかせるはずもなく、ある時細川に一喝された野村はそれまでの「練習のための練習」を改めて柔道に打ち込み頭角を現していったそうだ。

　ここから自分の話だが、所謂セルフコーチングではどうしても甘さが出てしまう。パワー計を買うのもアリだが、今の練習方法だとあっても無くてもすることは一緒だろうし、レースはパワー合戦ではない買えない負け惜しみ

　とにかく質を上げて練習しよう。