DJみならいのモデルガンブログ

20年近くだらだらと書いています。モデルガン、自転車などの記録。

MGC ディティクティブ

2011-06-04 19:30:00 | _ その他モデルガン

 レストアはやる気が無くなったら終わりです。このディティクティブも、ハンマーとトリガーを弄って満腹になってしまいました。木グリのメダリオンは、左側のやつを型取り、発火ガスで傷んだ部分はパテ埋めすれば良いのです。



 実銃とタナカの画像を見つつ削りました。もっと触りたい衝動を抑え、8割5分の加工を目指すと、自分のイメージに近い物ができるようです。前面の深い筋彫りを全て落とすことで、前のめりだったトリガーの重心を後退させることができました。



 ヤスリで入れた指鰍ッの滑り止めは、失敗の典型例ですね。しかし、ハンマーの形状自体は、ほど良く再現できました。指鰍ッの根元を上下ともグッとえぐれば、印象が随分変わります。トリガーガードはこれだけ薄いのですから、ハンマーとトリガーには、太くなった理由が何かあるのではないかと思いました。



 smGモデルのエジェクターは、シリンダーと一体成型で動きません。エジェクターロッドは鉄の別パーツ。ヨークをフレームから外すと、シリンダーがごろりと抜け落ちます。シリンダーには金型による窪みが6つ残っており、金属パテで埋めました。インサートは入っていますが、釣鐘シリンダーではありません。



 サイドプレートはsmの刻印入り。フレームと時期が合わず、以前に組み替えられたと考えています。ただ、どのパーツも満遍なく傷んでおり、寄せ集めのパーツで組まれたおつとめ品という想像もできます。これもひとつの歴史と思い、smマークはそのままに。