DJみならいのモデルガンブログ

20年近くだらだらと書いています。モデルガン、自転車などの記録。

タナカ ステンレスヘビーウェイト:_2

2006-08-24 14:01:00 | _ ASG
・タナカ シグザウエル P226レイル ステンレスHW
 20kを超える定価とHW樹脂に銀塗装の組み合わせ。発売当初、私は購入を見送った。そのうち叩き売りの対象になるさという期待もしていたが、根底にあったのは極私的な趣味だった。

 実銃の世界で、好き勝手にオプションが装着できる便利なツールとして登場したレイルシステム。トイガンにも早速取り入れられ瞬く間に普及。中には電動ガンのカスタムにおいて、SF映画に出演できそうな全面レイルの銃を、小学生に絵を描かせたら塗り潰されたギザギザの物体になりそうなものを見かける。便利な反面、過度のレイル化は本来のデザインを損なう。ただ、これは実用上は全く問題にならないので、レイルが実射派の間で流行するのは理解できる。

 「なんじゃこのゴツいのは」というのがP226R初見の感想。特にマズルフェイスは、初代にあった面取りが消え、頭でっかちで角のヌルッとした愛想の無い顔になってしまった。銃の機能は唯一"撃つ"ことだから、進化系の1つとしてレイルシステムがあるならばそれを否定はしないが、旧来のデザインと合致させることは難しく、他に操作面でも無理が生じる・・・というのは私個人の杞憂に終わり、実際は今日もどこかでガジェットを鎧の如く着込んだM16やMP5が活躍しているわけで、懐古主義者は苦しい立場に立たされている。

 トイガンの話に戻るが、こいつを手に入れることができたのはWebショップの半額セールのおかげ。イベントでもこの価格は無いだろう(のちに見つけてしもうたよ)とはりきって注文。頑強に梱包された外箱から出された新品のP226R。相変わらずオイルがベットリだな、拭いてやろうかとグリップを握って気づいた。スライド後端が剥がれるように2~3㎜四方欠損。配送中そうなったのなら仕方ないが、欠けた部分も塗装されているということは当たりクジを引いてしまったのだ。購入元に電光石火で連絡し代替品を用意してもらう。

 すると向こうさんは、在庫も同様であるとして画像を送付。確かに提示された全てにそれは確認できた。どないなっとんねんと思いつつ、程度がマシな気がしないでもない(返品を本気で考えたくらいどれも微妙だった)個体を選び、改めてコレクションに加わったのがこれである。余談だが、示された個体と初め手元に来た個体を合わせても最悪は私のであった。滅多と拝めない初期不良品のワーストが当たったところで全然うれしくないっての。

 けなしてばかりかもしれないが、P226Rに対しての悪いイメージと一連のドタバタが重なってしまったもので、製品自体がアレというわけではない。ガンショップのタナカコーナーには必ずと言っていいほど展示されているから、目に留まったら手にとって見て欲しい。色や質感が気に入って、実売17kちょいを財布の中から出せるのなら購入してもいいし、他社製同機種と並べて対決させる遊び方もあるぞ。ミッドナイトゴールドを連発するんだったら、これと初代のHWブラック再販ついでにマイフェイバリットガンP229SをHW化してくれというのが私の率直な意見。FNHPも順当に復活してきたし、実現不可ではないと思うのだけれど。

 @070325改訂



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