DJみならいのモデルガンブログ

20年近くだらだらと書いています。モデルガン、自転車などの記録。

WE XDM40

2018-03-04 21:17:00 | _ ASG
 7年ぶりのトイガンレビューです。しかも前回がMGCのP7、その前がJACのハイパワー、さらにその前はコクサイのスーパーウェャ?/a>ですよ。骨董品マニアか(笑) 結局P7以外は手放しちゃいましたけどね。


 今回のネタはこれです。WEのXDM。ここで海外製品を取り上げるのは初めてですね。WEについては、ラインナップはマルイのコピーで、ロゴはWAのパクリ(ガスブロ黎明期の)だと思ってたんですが、製品ラインナップが豊富で、ガンガン新製品を増やして、今や大きな勢力になっているようです。


 最近の銃もひとつ持っておきたいと思って、以前から目をつけていたXDMを買いました。WE製品は時々叩き売られていて、これも色々割引を使って新品6,000円台で買えました。WEもマルイも定価は16,000円くらいですが、実売価格は圧涛IにWEが安いです。

 WEもよくできていますが、細かい仕上げやブローバックスピードはマルイが上かな? WEが優位なのは、辛口に言えば重量感と値段だけです。WEのスライドはアルミですが、触感と剛性で勝る反面、その重さでブローバックスピードを落としていると思いますから、一概にアルミスライドが上位とは言えません。質感はマルイも相当がんばってますからね。XDMもそうですが、特にM&Pのタンカラーのスライドは素晴らしい仕上げでした。


 マズルフェイスはルガーのP85にしか見えないんですが、あちらのほうがスライド上部の面取りが強いのかな? バレルはアルミ、リコイルスプリングガイドは亜鉛合金だと思います。

 リコイルスプリングガイドは海外製コッキングガンの金属パーツに似た虹色で、ここはぜひWii Techのスチールパーツに交換したいところです。ただしこのパーツはマルイ用なので、ャ燈tけできるかは分かりません。バレルはマルイよりライフリングの表現が強く、サイレンサー用のネジが切られています。せっかくのアルミバレルなんですが、質感はプラスチックみたいでもったいないです。


 チャンバーの形はシグザウエルP220系ですね。その後ろにあるチョボは「Loaded Chamber Indicator」です。H&K USPやベレッタM92Fなんかだとエキストラクターがインジケーターを兼ねるんですが、XDM(実銃)のエキストラクターは内装式なのでチャンバーに別パーツでインジケーターを設けているんですね。ここはWEもマルイも金属製の別パーツ(ダミー)として再現しています。すごいな(笑) その後ろの円形のモールドは「Striker Retainer Pin」というパーツを再現しているようです。


 XDMはスライド後部にもインジケーターがあるんですよね。実銃では「Striker Status Indicator」という名前で、要するにストライカーが発射状態にあるかどうかを判別する代物です。例えば、チャンバーのインジケーターは反応している(チャンバーに弾が装填されている)が、ストライカーのインジケーターは反応がない(ストライカーは発射状態にない)こともあれば、逆の場合もあります。つまり両方のインジケーターが反応していなければ弾は出ないわけですね。

 このインジケーターは先代のXD(HS2000)にもあります。そもそもエキストラクターとは別の、単体としてのインジケーターを最初に持って生まれた拳銃は何なのでしょうね。P7か? 自分が思うには、ワルサーP38ではないでしょうか。(←もうちょい古い銃にもあったので、違うっぽいです(汗))MGCの金属モデルガンにも再現されていました。MGCにあったらあとのモデルガンには全部あるよな?

 リアサイトはホワイトのドットが入れられ、反射防止のセレーションが刻まれています。これはフロントサイトも同じです。


 グリップは剛性があり、握っても軋みません。形状は前面が角ばっているものの、幅はダブルカアラムとしては細めだと思います。大きなXDMの文字とMADE IN TAIWANの刻印がありますが、実銃のXD系の名前が商標登録されたようで、現行品にはフレームもスライドもXDMの文字がありません。このため、WEのXD系は全てXシリーズという名前になっています。この点マルイはスプリングフィールドの刻印こそありませんが、堂々と「スプリング・フィールド・アーモリー社の最新鋭ャ潟}ーフレーム・オート」であると謳っています。

 バックストラップは流行のピン一本で交換できるタイプですが…これはワルサーP99が最初かな? その上のボタンはグリップセフティで金属製です。


 スライドストップをかけた状態でレバーを9時から12時に回し、スライドを戻すとそのまま前に外れます。


 ロッキングブロックの形もシグザウエルP220系ですね。あちらはレバーを3時から6時に回しますから、操作感は違います。


 ストライカーによる激発方式をガスガンで再現することはできません。XDMもここはマルイG26のコピーですね。その特徴がこのローラー(銀色のパーツ)で、ハンマーとブリーチブロックの摩擦を低減しているそうです。グロックのガスブローバックガンは、古くはMGC、コクサイ、マグナを積んだタナカもありましたが、ローラーは後発であるマルイ製品の特徴だったと思います。ローラーを持っている海外製のストライカーモデルは全てマルイのG26のコピーと言えます。


 ちょっと分かりづらいですが、この亜鉛のブツブツが目立つパーツ(苦笑)はマガジンキャッチです。XDMのマガジンキャッチボタンはアンビになっていて、左右どちらから押してもこのプレート状のパーツが唐黷トマガジンをリリースします。


 トリガーは金属製でグロックと同じトリガーセフティがあるタイプですね。M1911系のクローンが競作となったように、グロックのパテントが切れたことで、今はこの手の拳銃がスタンダードになり、そこに各メーカーがオリジナリティを加えて製品化している状態です。

 米軍がシグザウエルのP320を正式採用したことで、次のスタンダードはモジュラー式になるのかな?と思っています。あれはバックストラップどころかフレームごと交換できるのが最大の特徴ですから、別のメーカーがあれをやるとP320のコピーだとすぐ分かってしまいます。ガスブローバックユニットが全部引っこ抜けるような形でトイガン化されると面白いですね。

 WEのXDMは、金属パーツの仕上げにバラつきがありますが、全体的には出来が良く、値段なりの価値はあると思います。たまたま安かったとはいえ、あまりの価格破壊ぶりに久々にレビューしてみました。

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