季節のうつりかわり

2007年11月08日 | Weblog
季節のうつりかわりは早いものです。
今月の最初まで日中は暑かったのですが、もう、扇風機は見ただけでも寒さを感じるので片付けたいと思います。
きのうまで世話になっていて、頭を下げていたのに、いったん事情が変わると手のひらを返すようなことが世間ではよくあるようです。
恐ろしいような気がします。
仏教では、人には仏性が誰にもあると説き、その仏性を信じ、修行によって仏の種を植えれば、誰もがみな、花を咲かせ実をならせるといいます。
仏を信じ、仏を信じる人を信じてこそ、仏教徒と言えます。
1951年、サンフランシスコ講和会議に臨んだスリランカ(セイロン)政府代表団々長のジャワルダナ蔵相(後に首相)は
「怨みは怨みによっては止まず、ただ愛によってのみ止む」という釈尊のことばを引用して、その教えがアジアの数え切れないほどの人々を高尚にしたこと。そしてアジアの全地域にこの仏教が及んだこと。この教えが長い間、共通の文化となり、伝統となり、お互いを結びつけたといい、
「我々は日本人に機会を与えて上げねばなりません」と述べて、賠償の放棄を宣言したといいます。
いくら季節が変わっても、釈尊のこころがいつまでも忘れられないように願うのみです。
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