札幌信廣寺にお参りしました。
信廣寺は昭和18年(1943年)、石岡日要上人(佛立第17世講有)が着任されて以来、飛躍的にご弘通発展しました。
そのご一代は、まさに忍難弘教、さまざまな法難や難事に立ち向かって、御題目の力でこれを乗りこえ、あくまで現証弘通。現証の御利益を頂いて、その感激と感謝によりご信者が喜んでお教化して、この御題目のご信心をお弘めしたのです。
15日(日)に、朝から4座(4回)にわたって開導会にあわせて石岡日養上人23回御忌がつとめられました。
教化誓願も1年半で300戸成就。また、大勢の教務が増員。前日まで80%の確率で雨天の予報のところ、見事な日本晴れでした。当日、寺内の参詣者が三千名を突破し、申し分のない開導会でした。
石岡日養上人は、浜松のご出身で、東京渋谷・乗泉寺で得度、北海道でご苦労の末、今日の信廣寺を築かれたのでした。
その伝記を読ませていただき、また、23回御忌の記念誌「日養上人の思い出」も読ませていただきますと、「信」を貫かれた上人のお姿が浮かび上がってきます。
特に、最初期、庭田さんという寝たきりのご信者のお宅に伺い、お助行して御題目口唱し、そしてお折伏されたお話が印象的です。
この方は、「もう死を迎えるばかり、せめて新しく見えた石岡御講師にお目にかかってから死にたい」と言っておられたとか。
そこで早速、石岡日養上人がお助行に伺って、「どうぞお寺にお参りさせていただきなさい」と参詣をすすめられたのです。ところが、死を迎えんばかりに衰弱していたこの方は「もしお寺に参詣したら、死んでしまいます」と申しました。
すかさず、「死んだっていいじゃありませんか。どうせ死ぬ体だから朝参詣しなさい」といわれたというのです。これには、何にも言えなくなり、ずいぶんひどい、無理なことをいうお教務さんだと思いつつ、庭田さんは何度も途中で休みながら、とうとうお寺に参詣されたのです。
このようにして、お参りを続けたところ、だんだんお寺参詣も楽にできるようになり,とうとう御利益を頂いて、さしもの重病も治ってしまったのです。
その強いご信心を受け継いで、現在、信廣寺をさらに発展に導いておられるのが姫井日覚(ひめいにっかく)上人です。姫井上人は、若い頃、お助行に継ぐお助行に回られ、また、お寺の草創期に入寺して大変だったようですが、人一倍努力されご奉公されてきました。今日、その功徳が実り、リーダーシップを遺憾なく発揮されています。
(写真は石岡日養上人)
信廣寺は昭和18年(1943年)、石岡日要上人(佛立第17世講有)が着任されて以来、飛躍的にご弘通発展しました。
そのご一代は、まさに忍難弘教、さまざまな法難や難事に立ち向かって、御題目の力でこれを乗りこえ、あくまで現証弘通。現証の御利益を頂いて、その感激と感謝によりご信者が喜んでお教化して、この御題目のご信心をお弘めしたのです。
15日(日)に、朝から4座(4回)にわたって開導会にあわせて石岡日養上人23回御忌がつとめられました。
教化誓願も1年半で300戸成就。また、大勢の教務が増員。前日まで80%の確率で雨天の予報のところ、見事な日本晴れでした。当日、寺内の参詣者が三千名を突破し、申し分のない開導会でした。
石岡日養上人は、浜松のご出身で、東京渋谷・乗泉寺で得度、北海道でご苦労の末、今日の信廣寺を築かれたのでした。
その伝記を読ませていただき、また、23回御忌の記念誌「日養上人の思い出」も読ませていただきますと、「信」を貫かれた上人のお姿が浮かび上がってきます。
特に、最初期、庭田さんという寝たきりのご信者のお宅に伺い、お助行して御題目口唱し、そしてお折伏されたお話が印象的です。
この方は、「もう死を迎えるばかり、せめて新しく見えた石岡御講師にお目にかかってから死にたい」と言っておられたとか。
そこで早速、石岡日養上人がお助行に伺って、「どうぞお寺にお参りさせていただきなさい」と参詣をすすめられたのです。ところが、死を迎えんばかりに衰弱していたこの方は「もしお寺に参詣したら、死んでしまいます」と申しました。
すかさず、「死んだっていいじゃありませんか。どうせ死ぬ体だから朝参詣しなさい」といわれたというのです。これには、何にも言えなくなり、ずいぶんひどい、無理なことをいうお教務さんだと思いつつ、庭田さんは何度も途中で休みながら、とうとうお寺に参詣されたのです。
このようにして、お参りを続けたところ、だんだんお寺参詣も楽にできるようになり,とうとう御利益を頂いて、さしもの重病も治ってしまったのです。
その強いご信心を受け継いで、現在、信廣寺をさらに発展に導いておられるのが姫井日覚(ひめいにっかく)上人です。姫井上人は、若い頃、お助行に継ぐお助行に回られ、また、お寺の草創期に入寺して大変だったようですが、人一倍努力されご奉公されてきました。今日、その功徳が実り、リーダーシップを遺憾なく発揮されています。
(写真は石岡日養上人)