ペット慰霊塔とペットちゃんと

2009年12月12日 | Weblog
先日、大阪清風寺の御教務1名と事務局から三人の方が来寺されました。
事務局の方はいずれも、顔見知りでもう30年も前に、いっしょに仲良くご奉公した人々で、昔話に話が咲きました。
来寺の理由は、当山のペット慰霊塔の見学ということで、遠妙寺にみえる前に一ヶ寺、そして次の日も一ヶ寺のペットの慰霊、納骨堂の見学ということでした。
そこで、驚いたのは大阪では、ペットと呼び捨て?にしないで、ペットちゃんとちゃん付けで呼ぶそうです。ホンマかいな?
ともかく、昨今のペットブームは大変なモノで、大阪も過熱気味です。
遠妙寺では一昨年、ペット慰霊塔を建立しました。要望が強かった割に、現在、あまり申込者がなく、肩すかしです。
高部チャンプ、矢花ボク、木村さくらの三名だけが納骨済み。このペット慰霊は豊島税務署に収益事業とみなされて課税されるということです。一霊2万円(僧侶のお礼込み)という超良心的なやり方で、しかも彼岸会の折にはちゃんと、墓前法要があります。かなり造営費がかかったようですが、このペースでは50年かかっても造営費の半分も出ないでしょう。
でも、驚いたことは我が家のさくらちゃんが死亡したのが8月27日ですが、その翌日、業者にきてもらい火葬することにしました。
28日、火葬に先立ち、家族皆がそろい、さらに寺内の人、何人かが参列、お焼香してくれました。みな、目頭を押さえ、涙ながらの口唱でした。
私も本当に、まぎれもなく家族が亡くなったという気持ちで、悲しい思いをしてお題目を唱え、どうぞ、来世は人界に生を受けて信者として生活し、成仏の果報に浴するよう、心を込めて御宝前に祈りました。
そして、告別の式が終わり、私の次女がさくらちゃんを抱き上げたとき、それまで固く硬直していた遺体がグニャッと急に柔らかくなったのです。
私は、このような現証は、人間に限ると思っていました。死後、人間はまもなく硬直をはじめ、そうなったらふつう、72時間から96時間は硬直がとれず、その後、筋肉が弛緩して柔らかくなります。
ところが、本門八品所顕上行所伝本因下種の南無妙法蓮華経のお題目をお唱えしていたすなおな謗法の汚れないご信者は、硬直が始まらなかったり、多少、硬直していても、教務、家族、ご信者がお題目をお唱えするとガクッと柔らかくなる説明不能の現証があります。それに、色が白くなる、柔和な表情になるなど、寂光参拝の証としてそういう姿を私たちは何度も拝見してきました。
ところが、さくらまでそうなるとは。
私は、良かった、良かったと心から有難く思いました。
ペットの慰霊はぜったい、必要ですよ。
まぁ。そんな話もして、大阪からの来客と夕食をともにして、その日は別れました。
昔、いっしょに仲良くご奉公させていただいたご信者が、今も、一所懸命にご奉公させていただいている姿を見ると、懐かしいと同時に、ほっとするし、また、うれしく感じます。荒波を乗り越えて、めげずにご信心されているのはすばらしいことですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする