京都の冬

2008年01月29日 | Weblog
温暖化の影響で北極は氷が溶けてホッキョクグマは生存の危機にさらされていると聞きました。
しかし、ここ京都に来てみますと寒くて寒くて本当に温暖化しているのかなあと疑問に感じます。
でも、想い出しました。私が京都の本山・宥清寺に止宿して教学の勉強に佛立修学校に通っていた33年前。確かに今より寒かったような気がします。
何しろ、雪がよく降りましたし、その雪が積もる前、降り始めのときは地面があまりにも冷たいらしく、軽い粉雪ですので風によって舞い上がり、落ちようとしては舞い上がり、その情景を見ているだけで寒さに震えました。今は、そんな雪はないようです。よく冷え性の私が、そんな京都で二年も耐えられたものだと不思議に感じるくらいです。若かったのでしょうね。
暑い寒いも、お腹がすいた空かないも、どんな洋服を着ているかもお金があるかないかも気になりませんでした。ここで仏教の神髄を見極めようと思っていたからかも。少し、格好つけすぎかもしれませんが、ある意味、内面的に燃えていたような気がします。
いまは、多少、お祖師様のお書きになった御書の勉強をさせていただいた結果、もう結論は分かってしまったので、そういう探求心そのものは希薄になってしまったみたい。もう紙の上の勉強はそこそこにして、実践ですよ。でもこれが結構、難しい。悩みは尽きないですねぇ。
さて、今日は佛立教育専門学校の先生役で、講義をする予定。なにしろ本尊抄というもっとも難解の御書を一年の間、70~80時間で了えてしまうというのですから、これは大変です。とにかく今、夜中に目覚めてしまったので、今のうちに勉強しておこう。
朝は本山に寒修行参詣です。(あくまでも予定・・たぶん大丈夫でしょう)
(写真は本山宥清寺でのご供養場の風景 うどんとそばのご供養)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする