どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

ちはやふる-結び-、鑑賞

2018年03月17日 21時39分00秒 | 映画
「下の句」から早2年、結果敵に三部作となった完結編「-結び-」へ。


ユナイテッド・シネマとしまえんにて友人と鑑賞。

客の入りはこんな感じ。

客層は十〜二十代の女性がメイン、私みたいな中高年もチラホラ...。

で、感想なんですが...これがまた凄く良い出来になってました!(*^o^*)

「上の句」「下の句」については一定の良さは感じつつも、主演の広瀬すずさんがちょっと千早という人物像に馴染めていない感があり、原作者・末次由紀さんが「新しい千早」と評してましたが、どこか空回りしていました。

でも今回は焦点がバッチリ合っていて、内面描写もうまく表現していたし、かるた部の仲間やライバル、そして太一や新との関係、どれもこれもがうまく歯車かみ合わさって、観ていてとても気持ち良いんです。

個人的に出演者イチオシの大江奏役・上白石萌音さんの出演シーンが多くなっていたのも嬉しかった(^_^)

千早と絡む、あるシーンで「なんでもです!」ってセリフがあったけど、「この世界の片隅に」のお祖母ちゃんのセリフをパロったなと、思わず噴き出してしまった(*^m^*)

いや〜全体的にテンポもよかったし、群像劇としての出来も全作以上に完成度が上がっていたし...かと言って駆け足感もない。

何よりも、原作やアニメ版に共通するスポ根的な熱さが全編にわたって表出していて、涙が止まらなくなりましたよ(´;ω;`)

そういう意味で、新が結成するかるた部の部員・我妻伊織(清原果耶さん)も良いアクセントになっていてとても良かったなぁ。

映画オリジナルのキャラらしいんですけど、新とのコンビネーションがボケも含めてとてもバランスが良いんです(^_^)

そういのも含めて多くのキャラが活き活きしていて、無駄もない...いろんな意味で素晴らしい仕上がりになったと思います!

唯一惜しいなぁ...と思ったのは Perfume の曲の扱い。

契約上のシバリもあるのかもしれないけど、ワンパターンでエンディングのみというのが物足りないんです。

以前、宇多丸さんが指摘したように「冒頭で何故「上の句」ダイジェストやらんかったの!?そんでもってそのBGMにPerfume『FLASH』だったら最高だったのに〜!!」なんですよ!(^_^;

「上の句」「下の句」から2年も開いているし、「結び」がシリーズ初見の人もいると思うんです。今度こそ冒頭で前二作のダイジェストやるんじゃないのかなぁと思ってたら、それっぽいのは無く、いきなり本編に突入なんですよ。ちょっと不親切じゃないかなぁと...。

そして、宇多丸さんの言う通りダイジェストのBGMに「FLASH」被せたら、完璧だったのにな〜っとね!

なので、エンディングだけ Perfume 曲流れているってどこか作品と分離している感じがあって、ちょっと残念な感じがしちゃうんです... Perfume ファンとしてもね(´д`)

監督の小泉さん、ムービーウォッチメン聴いてなかったのかなぁ...それとも大人の事情?

でもまぁ...それを差し引いても傑作と言っていい作品になったと思います。続編を繰り返すとつまらなくなっていくジンクスを覆してくれた小泉さんの手腕素晴らしいです!!

宇多丸さんがどういう感想をいうのかも楽しみ(*^o^*)




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