どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、公開して丸2年!

2018年11月12日 15時05分00秒 | 映画
公開初日、私は立川シネマシティで迎えましたが、満席の上、観客の反応と空気感にホンワカとした暖かさを...昨日のことのように感じています(^_^)

それでも...こんなに長く途切れることなく公開が続くとは...想像すらできませんでした。

強調することなく説明的でもない深みある演出がゆっくりと静かに浸透してくる...共鳴した観客の心を捉えて離さない何かがある。その作品性も長く上映が続く要因なのかもしれません。

作品を観てから、ずっと色々と考えてきました。なぜ?を求めるのは無粋でもあるんですが、好きになってしまった存在について抑えることができないもんですから(*^m^*)

冒頭、幼少期のすずさんがお使いで一人広島の街へと向かうシーンがあります。

このなんとも言えない、「ふへへ...」と微笑む姿にワケも判らず涙が溢れ,心を奪われた最初のシーン...泣かそうとするところじゃないのにね。

やはり、なぜだろう...とずっと考えていて、最近になって「船出」がキーワードだったんだなという気がしています。

守ってくれる家族という存在から一人離れていく姿は、これから始まる新しい世界の入口に立つことではないかと...。

思えば、これまで私が出会い強く印象に残った作品は「船出」のシーンが多い。





まさしくそれは物語りが帆を広げ舵をきって大きく展開する区切り目、人生における「航海」の始まりで、未知の世界へと誘われる入口なんですよね(^_^)

頭の中でそれらのシーンが自然に重なりあって、涙してしまったのかな...とも感じています。

すずさんの場合は、一見大ごとではないんですが、運命的な出会いもあるし、幼少期のため本人も気づかぬままの船出になっているところがポイントですし、観ているこちら側にもジワリと響いてくるんです...。

原作に出会い、映画製作の過程をほぼ同時進行で見聞きできたことは本当に幸せなことです(*^o^*)

公開は3年目に突入し、その先には「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」と継続し拡張されていく...今もワクワクが止まりません(*´д`*)




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