どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

お彼岸にて

2023年03月21日 23時59分59秒 | 日記
カミサン実家の菩提寺へ。

曹洞宗のお寺なので、親近感がある(母校が同宗設立による学校なのだ)。

墓石周りの掃除をし、手を合わせると何か浄化されたような気持ちになる。

今日は中日で休日でもあるので、墓参りの人で賑わっていた。大きなお寺なので、椅子とテーブルが並べられた接客用の広いホールがあり、お茶や菓子が振る舞われる。

これを頂くのもちょっとした楽しみで...(^_^)

その折、カミサンが出自不明のお墓があると...墓は3基あり、本家(カミサンの実家)の墓は比較的新しく大きい。その左脇に小さく古い墓は2基並んでいる。その内1基は石そのものが経年劣化でボロボロになっていて、何がどう刻んであったのか読めなくなっているのだ。

良い機会だから、僧侶の方に聞いてみようと、受付あたりにいた人に聞くと、気持ちよく対応してくださった。

お墓まで案内したところ、確かに読めなくなっていて、これ以上の情報はお寺でも管理していないと...過去帳についても聞いてみたが、非公開の上、例え確認したとしても各個人や家の埋葬について明治とかそれ以前ともなれば判別不可能だろうと。

大正以前は土葬であり、遺体はどこに埋葬されているのかも把握されておらず、墓石の場所との相関関係もバラバラなのだとか...。

お寺の方曰く「墓場の通路下にも骨が埋まっていたりするんですよ」と...ある程度区画整理されているとはいえ、なるほど長い歴史の上に立脚していることを再認識した思いだ。

敷地を歩く時は心したいと改めて感じさせられた次第。