どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

時計じかけのオレンジ、鑑賞

2019年10月14日 20時50分00秒 | 映画
午前十時の映画祭、立川シネマシティ・ツー(cスタジオ)にて。

あれ?極上音響上映と表示されている...同館HPでは通常上映になったと告知されているけど、どっちなんだろう(^_^;

4階にあるcスタジオは初めてかも...。

aやbに比べると客席数も180と小ぶりでスピーカーも小さめ...。

でも見た目よりも音響は強く大きく響いてきて、スクリーンは大きくて満足感に損なうこともなく(^_^)

シネマ・ツーのスクリーンは湾曲の度合いが深いので、前の方の列に座っても結構観やすかったりします。

さて作品内容についてですが、大学行っていたころの1980年前後に3本立てみたいな形で観て以来で、当時は凄く衝撃的で暴力描写も酷いし、あの精神治療もエグイものがあって、ちょっとトラウマに(^_^;

DVDも持ってはいるけど、ちゃんと観た憶えは無いので、最初から最後までの鑑賞は実に40年くらいぶり2度目となります。

あらためて感じましたけど、この作品って18禁なんですよね(*^o^*)

なので、当時はボカシならぬ真っ黒くて大きな●が盛大に表示されて面食らった憶えがあります。たしか隠す処理に反発したキューブリックさんが、嫌味をもってワザと大きな●にした...とかいう噂もw

で...今回なんですが、●表示は全くなくなり、アレもコレもクリアに(*^o^*)

逆に見え過ぎちゃうと嫌らしさも半減、なんで当時はこの程度のことで必死こいて●で隠そうとしたのか?と...不自然で意味のない努力をしてきたもんですよね〜w

内容についてですが、こっちが免疫できちゃって耐性が強くなったのか、そんなに衝撃もエグ味も感じませんでしたね。大友克洋作品「AKIRA」のモチーフは随分本作から頂いてるんだなとか、キューブリック作品らしく左右対称の映像が良いね〜とか冷静に鑑賞できました(^_^)

荒廃した近未来での無軌道な若者の暴走を描き、ホームレス・作家・アーティストなどを襲撃する様は当時も今も先見性が高いなぁと感心します。

でもキューブリック作品の中で、個人的には苦手というか好きになれない部類になっちゃうかな...。

本来観に行かなくても良いかな〜って感じだったのですが、

来月公開予定のドキュメンタリー映画『キューブリックに愛された男』と『キューブリックに魅せられた男』を前に、ちょっと予習する感覚で鑑賞した次第です(^_^)