どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

アバター、鑑賞

2010年05月02日 16時11分00秒 | 映画
Blu-rayをレンタルで。

映像は非常に美しく、画面の隅々まで描き込まれた映像は圧巻の一言。最初から最後まで、これでもかこれでもかと大艦巨砲的大物量の映像の連続です(^_^; もうそれを見ているだけでお腹イッパイになれますね。最先端のCG映画ここにありといった感じです。


以下、ネタバレ含みますのでご注意!

…で、ストーリーはと言えば、ふーん、あ、そう、ああ、いつものパターンね(笑)って感じですかねぇ(^_^; 「ポカホンタス」とか「ダンス・ウィズ・ウルブス」とか「ラストサムライ」とか、欧米列強による征服の歴史をカリカチュアしたようなストーリーです。どう見たって、ヨーロッパ人によるアメリカ大陸の侵略にしか見えない。噴飯モノな展開で、もうイイよ、わかったよ!という気分の悪さ。ナヴィと言う衛星パンドラの原住民も、アメリカ先住民そのものと言う感じ。

結末としては、地球側の計画は失敗し、撤退していくのですが、なんか偽善的というか、欧米征服の歴史に対して、彼ら自身が「本当は悪かったと思っているんだよ、好き勝手なことやってきてゴメンね」と言ってるようで…。

監督のジェームズ・キャメロンは宮崎アニメの大ファンだそうですが、もうイタダキまくりでした(笑) 「未来少年コナン」とか「風の谷のナウシカ」とか「もののけ姫」の、あのシーン、あの設定。あの表現の連続で、もうこりゃオマージュなんてレベルを超えてるんじゃないかなぁ(爆) ほんと、ハリウッドの連中は日本のアニメをよく研究しているよなぁと思わされもします。

まぁ2時間40分超という長尺を飽きずに見れましたし、一定の満足感も得られます。だけど、後には何も残らないという感じ。まぁ3Dが売りのアトラクション映画と割り切れば十分なんでしょうね。今回は2Dでの鑑賞でしたが、所々3Dで見せるためのカットが目につきました。迫力あるんでしょうな(^_^;

だけど、映画館で3Dメガネをかけて、この長尺はツライだろうなと思われますねぇ。真ん中くらいで休憩を入れて欲しい気がします。