どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

騙されてはイケナイ!

2007年07月21日 14時54分27秒 | オーディオ&ビジュアル
コピーワンス緩和のニュースを聞き、思わず喜んでしまいましたが(^_^;、この記事を読んで冷や水を浴びせかけられた思いがしました。

確かにその通りですよね…、コピー可能なオリジナルはHDD内にしか存在できないワケですし、DVDで保存しても将来に繋ぐことはできません。孫コピーは不可なのですから…。

9回までコピー可が実現してしまったら、おそらく永遠にそのままで行くことになるでしょう。権利団体側もここまで譲歩したんだから、もう充分だろうと考え、永久に交渉に応じないと言う態度になるでしょう。

EPNとCOG…、ユーザー視点から見ると似ている様に見えて全くの別物。時代の移り変わりに柔軟な対応を見せる米国に較べて、日本の官僚的封建的鎖国的な考え方。一般大衆はいつも騙され、虐げられ、オイシイ部分はいつも既得権益者が独占しています。

やはり海の向こうから、強力な黒船が来港でもしない限り何も動かないってことなんでしょうか…。情けないです。今朝の新聞でも、AppleのiPod大躍進と、SONYの凋落ぶりについての特集記事が出てました。



SONYはアナログ時代の成功体験に縛られ、デジタル的な感覚と、独自フォーマットの囲い込み、そして著作権という巨大な壁に阻まれていく内に、自滅していったとしか見えません。

放送という概念は、イコール音楽プレーヤーとは必ずしも同一的に比較できない面もありますが、世界的な潮流に目を背け、鎖国に甘んじている姿は、退化としか言えないと思います。世界に冠たる"テクノロジー"一等国と思いこんでいる日本は、気がつけば三等国になってしまっていることでしょう。

これからも厳しい批判の目で見ていきたい問題だと思います。