上野の西洋美術館に行って来ました。
いや~、ホントに不思議な画家、画風ですナ。
新聞、マスコミによく解説されたので、ご覧にならなかった方でも、
凡そ想像が付くのではと思うのですが・・、
大半がモノ・トーンに近い墨絵のような色調です。
生活感が少しも出て来ません。無機の世界の様です。
外の景色も空は皆どんより曇っています。人は全く描かれていません。
それぞれ具体的な題名が付いているのですが、
日本画風に情緒的な題を付けるとすれば、いずれも「静寂」「静謐」
「寂寥」「沈黙」の様な題になると思われそうです。
身内、知人以外の他人のモデルは一人も描かれて居りません。
それも黒っぽい服を着た後姿が多いのです。華やかな色彩は殆ど無し。
画面の家具も非常識的な感じ(机椅子の足が2本やら、3本やら)
無造作に置かれているようですが、とても計算されている事が解ります。
最近になって漸く評価が上がって来たと言うのも、
この喧騒な世界に癒しを与える絵画と言う事で共感を呼んだのかも知れません。
印象派などの有名な絵は今迄結構観ましたが、
全く画風の異なったこの画家の絵には強烈な印象を受けました。
(写真は西洋美術館の前庭、ロダンの「考える人」脇から本館を望む)
西洋美術館本館の建物は、現在世界遺産に登録申請中との事。
高名なフランスの建築家の日本における唯一の設計で、
昨年国の重要文化財に指定されました。
いや~、ホントに不思議な画家、画風ですナ。
新聞、マスコミによく解説されたので、ご覧にならなかった方でも、
凡そ想像が付くのではと思うのですが・・、
大半がモノ・トーンに近い墨絵のような色調です。
生活感が少しも出て来ません。無機の世界の様です。
外の景色も空は皆どんより曇っています。人は全く描かれていません。
それぞれ具体的な題名が付いているのですが、
日本画風に情緒的な題を付けるとすれば、いずれも「静寂」「静謐」
「寂寥」「沈黙」の様な題になると思われそうです。
身内、知人以外の他人のモデルは一人も描かれて居りません。
それも黒っぽい服を着た後姿が多いのです。華やかな色彩は殆ど無し。
画面の家具も非常識的な感じ(机椅子の足が2本やら、3本やら)
無造作に置かれているようですが、とても計算されている事が解ります。
最近になって漸く評価が上がって来たと言うのも、
この喧騒な世界に癒しを与える絵画と言う事で共感を呼んだのかも知れません。
印象派などの有名な絵は今迄結構観ましたが、
全く画風の異なったこの画家の絵には強烈な印象を受けました。
(写真は西洋美術館の前庭、ロダンの「考える人」脇から本館を望む)
西洋美術館本館の建物は、現在世界遺産に登録申請中との事。
高名なフランスの建築家の日本における唯一の設計で、
昨年国の重要文化財に指定されました。