ペルーのスペイン語はコスタリカやメキシコのスペイン語とも違いがあった。
語彙の問題になると、誤用とは言えない場合もある。
一例として、「今日(きょう)」をあげる。「きょう」はコスタリカでもメキシコでも hoy(オイ)であるし、辞書にもそう載っている。ところが、ペルーでは hoy día と言っていたのである。これは辞書によると、「今日(きょう)」の意味ではなく「今日(こんにち)、現今」の意味で記載されている。この意味では hoy en día という言い方もある。ペルー人は hoy だけでは何となく物足りない感じがするのだろうか。
しかつめらしい言い方として、en el día de hoy(本日)というのが辞書に載っているが、かなり堅苦しい感じで、日常会話ではメキシコでもコスタリカでも普通は hoy であった。
ちなみに、フランス語では、「今日(きょう)」は aujourd’hui というが、これを分解すると、au jour d’hui となる。スペイン語に直訳すると、al día de hoy となる。フランス語には díaに相当するjourと、hoyに相当するhuiが入っているので、ペルーのスペイン語は、フランス語に近いと言えるかもしれない。
それはともかく、ペルー以外の国で「きょう」の意味で、hoy díaを使うと、誤解される恐れがありそうである。文脈でだいたい意は通じるとは思うのだが。
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ちなみに、フランス語では、「今日(きょう)」は aujourd’hui というが、これを分解すると、au jour d’hui となる。スペイン語に直訳すると、al día de hoy となる。フランス語には díaに相当するjourと、hoyに相当するhuiが入っているので、ペルーのスペイン語は、フランス語に近いと言えるかもしれない。
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