スパニッシュ・オデッセイ

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中米の幻の近代国家

2013-12-18 14:44:05 | トリビア
 かつて中央アメリカに存在した近代国家を紹介する。
 まず、中央アメリカ連邦共和国である。
【中央アメリカ連邦共和国国旗】
 この国は1823-1839年の間、存在していたが、のちに、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカの5か国に分裂した。ここまでは、わりと知られていることである。
 しかしながら、幻の6番目の加盟国があったのである。その名はロスアルトス(Los Altos、「高地」の意)共和国という。1838年2月にグアテマラから分離独立。同年6月には、中央アメリカ連邦共和国の連邦議会には代表の席が用意された。
 1939年に連邦が崩壊した後、1840年まで独立を保ったが、再び、大部分グアテマラに編入された。一部はメキシコ領になった。現在のチアパス州東部である。
【ロスアルトス共和国国旗】
【ロシア国旗】
【オランダ国旗】
 中央アメリカ連邦共和国崩壊後、再度連邦復興の動きがあった。1896-1898年の間、ホンジュラス、ニカラグア、エルサルバドルによる連邦国家できた。名前は中央アメリカ大共和国(La República de América Central)という。コスタリカとグアテマラも加盟を考えていたが、エルサルバドルの政変により連合解消。
 
【中央アメリカ大共和国国旗】
(注:記事と写真はウィキペディアによる。)
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