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コスタリカの州-アラフエラ

2013-11-20 10:15:26 | コスタリカ

【絵葉書より:アラフエラの教会。1980年以前】
3.アラフエラ
 首都サンホセの玄関口である、フアン・サンタマリア(Juan Santamaría)空港はアラフエラ州にあり、州都アラフエラまで車でものの10分程度である。州の名前である、アラフエラ(Alajuela)はalajú(アラフ、アーモンド・クルミ・はちみつなどの入った菓子の名前)と関係があるのだろうか。
 空港の名前になっているフアン・サンタマリアは19世紀中葉にニカラグアに侵攻したアメリカ人ウィリアム・ウォーカーが他の中米諸国をも支配下に置こうとして、コスタリカにもその手を伸ばしてきたが、断固としてはねのけた救国の英雄の名前である。その彼の出身地がアラフエラである。町の中心部にはその銅像も立っている。4月11日は「フアン・サンタマリアの日」として祝日になっている。
 フアン・サンタマリアは、黒人の血も入っている。詳しくは以下の書籍を参考にされたい。
  コスタリカの歴史 (世界の教科書シリーズ)



【絵葉書より:アラフエラ市内にあるフアン・サンタマリアの像。1980年以前】
 コスタリカはコーヒーの産地でもあるが、コーヒーは熱帯の標高800メートル前後のあたりが栽培に適していて、アラフエラ州はこの条件にぴったりのところである。昔ながらのコスタリカのイメージを残している州である。
 カルタゴは標高が高く、寒い。また、人々も保守的な感じがする。一方、アラフエラのほうが温かく、開放的な感じである。
 筆者自身も1987年にアラフエラ市内の立派な教会で結婚式を挙げた。女房殿も学生時代はアラフエラ市の郊外に住んでいたり、コスタリカに到着早々通ったスペイン語学校の先生もアラフエラの人で、アラフエラにはよく遊びに行ったものである。
 女房殿が住んでいたコヨル地区には怪奇現象が多く、女房殿も兄弟たちも怪奇現象を経験している。筆者は残念ながら、経験できなかった。怪異譚については後日じっくり紹介する。

【絵葉書より:コーヒー豆の天日干し。1980年以前】
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