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語学学校に通う(2)

2014-03-29 10:50:39 | コスタリカ
 サンホセの市街地にある語学学校に通い始めたのは8月下旬である。この時期は雨季(正式には estación lluviosa というが、なぜか invierno 「冬」と言っていた。乾季は verano 「夏」というのだが、実際の気温は「冬」の方が「夏」より高い)の真っただ中である。雨季とはいっても、一日中降っているわけではない。朝はカラッと晴れていて、昼過ぎると、ムシムシしてきて、それから突然の豪雨が襲ってくる。ただし、時間はそう長くはない。夕方には雨も上がり、日も射し、すがすがしい。
 というわけで、午前中の通学は問題ない。学校も昼には終わるので、雨が降る前にさっさと帰宅する。帰宅してから、昼食を取っていたはずである。この時期、あまり外食した覚えはない。
 さて、語学学校の名前は Conversa といった。
 
 【Conversa のホームページより】
 会話中心の学校だったので、名前も conversación (会話)から取ったのだろうと思っていた。辞書を見ても、conversa という普通名詞がある。意味は「雑談、無駄話」となっている。また、conversa は動詞 conversar(会話する。英 converse)の直説法現在3人称単数の活用形「彼(彼女)は会話する」、または命令法2人称単数の活用形「会話せよ」である。語学学校であれば、この線からの命名と考えるのが妥当なところだろう。
 ところが、最近、converso という語を知った。意味は「(イスラム教やユダヤ教から)キリスト教への改宗者」という意味である。conversa はその女性形でもある。ひょっとしたら、この学校の経営者はキリスト教への改宗者(女性)だったのかと深読みしている次第である。


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