エスペラントの複数形は語尾に j(発音は [i])をつければいいのだが、何で英語(フランス語、スペイン語なども)でおなじみの s ではないだろうのか。
エスペラントの生みの親のザメンホフ博士は、当初、世界共通語として、ラテン語の復活を念頭においていたらしい。ただ、ラテン語は格変化が大変なので、断念したということだが、複数形の生成にはラテン語を参考にしたようだ(ウィキペディア「エスペラント」参照)。
ラテン語の格変化のパターンは大きく分けると、7つあり、エスペラントの名詞の複数形の生成は「O型格変化」が元になっているようだ。以下、ウィキペディア「ラテン語の文法」から引用する。
これは、属格単数形が-iとなるものである。属格複数形が-orumという形をとることに着目して、O型の格変化と呼ばれる。第二格変化とも呼ばれる。O型の格変化には、幾つかのパターンがある。
イタリア語の複数形の生成もラテン語の「O型格変化」が元になっているものもある。イタリア語では o で終わる名詞の複数形は o が i に変わる。
ところで、エスペラントでは、名詞を修飾する形容詞も複数形にしなければならない。このあたりはスペイン語も同様である。英語では形容詞は複数形にする必要はないので、ここは英語の文法を取り入れてもよかったのではないか。
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これは、属格単数形が-iとなるものである。属格複数形が-orumという形をとることに着目して、O型の格変化と呼ばれる。第二格変化とも呼ばれる。O型の格変化には、幾つかのパターンがある。
イタリア語の複数形の生成もラテン語の「O型格変化」が元になっているものもある。イタリア語では o で終わる名詞の複数形は o が i に変わる。
ところで、エスペラントでは、名詞を修飾する形容詞も複数形にしなければならない。このあたりはスペイン語も同様である。英語では形容詞は複数形にする必要はないので、ここは英語の文法を取り入れてもよかったのではないか。
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