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スパニッシュ・オデッセイ

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スペイン語圏の人名(11)

2014-07-07 09:39:25 | トリビア
 スペイン語圏の人名に戻る。以下の一般名詞は人名にも使われ、男女共用の場合もあることはすでに述べた。
Rosario(ロサリオ、男性名詞)ロザリオ、数珠
Rocío(ロシーオ、男性名詞)露
Remedios (レメディオス、男性名詞、複数形)薬 remedy
Carmen(カルメン、男性名詞)庭園付別荘、詩歌・韻文 
このほかには次のようなものもある。
Consuelo (コンスエロ、男性名詞。動詞 consolar【英 console】の名詞形)慰め、女性名
 “Bésame Mucho”の作曲者は“Consuelo Velázquez”で、筆者がメキシコに滞在していたころ、わりと近くに彼女の家があった。 
Dolores(ドローレス、男性名詞、複数形)痛み。女子の洗礼名。
 何で「痛み」という変な名前があるかというと、これはラテン語“Mater Dolorosa”(マーテル・ドロローサ、悲しみの聖母。スペイン語では“Madre Dolorosa”)に由来するものと思われる。この場合の「痛み」は心の痛み、つまり悲しみということになる。愛称は“Lola, Loli, Lolita”となる。あのロリータ・コンプレックスの「ロリータ」である。「痛み」というより「悩み、悩ましい、悩殺」のイメージだが。
 この“Dolores”という女子名のあとに“Delano”という姓(フランクリン・ルーズベルトのミドルネームでもある)をつけると、とんでもないことになるのだが、それは後日。

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