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コスタリカ再訪(75) ホテルの隣りの食堂にて朝食

2016-05-12 20:17:34 | コスタリカ
  時差ぼけがきっかけではあるが、早寝早起きの習慣が身についているので、この日も早く目覚めた。
 朝食は6時半からなので、7時前に朝食を摂ることにした。 朝食はホテルの隣の食堂(Mi Tierra、「私の土地」の意)で摂ることになっている。この食堂は You Tube にアップされているホテルのビデオに映っているので、そちらもご覧いただきたい。フロントで前日もらった朝食券を持っていく。スタッフが出てきて、愛想よく“Buenos Días” と挨拶してくれる。朝食はコスタリカの典型的な朝食、Gallo Pinto (ガジョ・ピント)である。これに、パンやコーヒーなどがついて出てくる(Gallo Pinto については「コスタリカの典型的な朝食」と「burra メスロバから gallo 雄鶏へ」をご覧いただきたい)。
 朝食券といっても、かなり大きいカードである。カードの両面に説明書きがあるが、片面はスペイン語、他の面は英語である。まず、英語のほうからご覧いただく。
 
 食券を提示して、食事したあと、請求書に署名してくれということである。 
 スペイン語のほうも当然内容は同じである。
 
 D2というのは部屋番号である。ここで、スペイン語版の方に問題があることに気がついた。本文の下から3行目に次のように書かれている。
 ESTA ES UN FORMA DE ASEGURARNOS
forma という語は女性名詞なので、直前の不定冠詞は男性形の un ではなく、女性形の una でなくてはならない。ただ、「アクセントのある a, ha で始まる女性単数名詞の前では una の代わりによく un が用いられる」との記述が手元の辞書にはある。しかし、forma という語は a, ha で始まっていないので、この法則には当てはまらない。
 そうすると、間違いということになるのだが、意味は十分通じる。その上、この行は最後までびっちり埋まっていて、un を una にすると、最後の語が入りきらない。語の区切りのいいところで、ハイフンで切って、2行に分けて書くという手もあるが、見栄えが悪い。 
 ということで、間違いを承知で una を un で代用したのかもしれない。女房殿に聞いてみると、そうかもしれないということであった。
 そうこうするうちに、朝食が運ばれてきた。卵が2個もついていたので、満腹。朝食後、インターネットを利用してから、ホテルに戻った。

  

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