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コスタリカの州-プンタレーナス

2013-11-24 11:32:38 | コスタリカ

 プンタレーナス(地図では6。州都プンタレーナス市は地図の数字7の近くにある。)





【絵葉書より:州都プンタレーナス市。1980年以前】
 チリには Punta Arenas いう町があるが、コスタリカのほうは Puntarenas で、これは Punta Arenas の縮約形である。意味はarenas(「砂」、英語ではアリーナと発音し、それが日本語にも入ってきたが、意味は「砂」ではなくなっている)の punta(英語では point 岬)。つまり、「砂州」である。ここは港町で州都は文字通り、「砂州」になっている。さすがに熱帯の海岸部は暑い。ただ、カリブ海側よりも天気がいいので、気持ちはいい。
 ご覧のように砂州そのものである。サンホセからここまで太平洋鉄道がとおっている。ただ、列車のスピードは遅いので、サンホセからはバスで行くのが一般的である。バスで2~3時間だっただろうか。鉄道については後日、述べる。
    
【天野芳太郎氏。天野博物館公式ページより。http://www.museoamano.com/jp/museoamano.html】
 プンタレーナスはペルーのリマに「天野博物館」を作った天野芳太郎氏が若いころ活躍したところで、天野氏所有の漁船の「天野丸」が後にコスタリカの切手にも描かれた。この切手は天野氏の孫に当たる現天野博物館の館長さんも、天野氏の伝記の著者もお持ちではないのだが、なんと筆者は持っているのである。
      
 天野氏はこの切手が発行された時、サンホセの中央郵便局まで出向いて、入手したとのことである。

【絵葉書より:サンホセ市中央郵便局。1980年以前】
 筆者が滞在していたのは1980年ごろだが、この切手が発行されたのは、ずっと前のことである。ひょんなことから、青年海外協力隊のパーティーで知り合ったコスタリカ女性から古い切手をアルバムごといただいたことがあるが、その中の一枚で、そう気にも止めていなかったのだが、天野氏の伝記の「天界航路」をたまたま読んでいたら、その切手の写真が目に留まり、早速調べてみたら、そのアルバムにあったというわけである。
天界航路―天野芳太郎とその時代 (1984年)
 1980年当時はまだ流通が悪く、首都サンホセではあまりいい魚が手に入らなかった。それで、プンタレーナスでは新鮮なシーフードを食すのが楽しみだった。
 プンタレーナス州にはきれいなビーチも多く、筆者もよく行ったものである。
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