元読売ジャイアンツのサンチェ選手。フルネームは Luis Mercedes Escobar Sánchez。
今回は母の父姓 Sánchez について。
この姓はスペインでのランキングは“Historia Apellidos”によると、第7位。メジャーな姓である。絶対数ではメキシコ、人口比ではスペインに多い。
Sánchez 姓はスペイン西部に多い。黄色の部分で表されている地域である。
【スペイン語版ウィキペディア“Sánchez”より】
以下は有名な Sánchez 家の紋章である(同上)。
Sánchez は Sancho の息子という意味であるが、小学館『西和中辞典』の Sancho の項にはまず、「サンチョ3世大王:ナバラ王(在位1000-35)」が出てくる。次に「サンチョ:男子の洗礼名」と続く。
サンチョといえば、『ドン・キホーテ』(Don Quixote)の従者、「サンチョ・パンサ」(Sancho Panza)を連想する。
「パンサ」(panza)は「腹、太鼓腹」の意味なので、「サンチョ・パンサ」は当然太っちょである。
Sancho は姓としても使われる。スペインでは第192位。Sánchez と比べるとずいぶん少ないが、それでも珍しい姓ではない。絶対数ではスペインに多く、人口比ではコスタリカに多い。そういえば、筆者の知り合いにも Sancho を姓にしている女性がいた。彼女は祖父が中国人だったが、中国系コスタリカ人には Sánchez や Sancho 姓を名乗る人が多いらしい。中国系ではないコスタリカ人女性から「私は中国人ではないけれど、Sánchez よ」と自己紹介されたことがある。
Sánchez や Sancho の他には León (英 lion、スペインでは56番目に多い姓)を名乗る中国系コスタリカ人も結構いるらしい。マカオに女房殿の従兄がいて、その息子の嫁さんが「梁」(Leong)さんだった。中国系コスタリカ人の León さんは本来「梁」さんだったものと推測される。
中国系コスタリカ人の Sánchez さんや Sancho さんはもとは「宋」さんや「孫」さんだったのだろうか。
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サンチョといえば、『ドン・キホーテ』(Don Quixote)の従者、「サンチョ・パンサ」(Sancho Panza)を連想する。
「パンサ」(panza)は「腹、太鼓腹」の意味なので、「サンチョ・パンサ」は当然太っちょである。
Sancho は姓としても使われる。スペインでは第192位。Sánchez と比べるとずいぶん少ないが、それでも珍しい姓ではない。絶対数ではスペインに多く、人口比ではコスタリカに多い。そういえば、筆者の知り合いにも Sancho を姓にしている女性がいた。彼女は祖父が中国人だったが、中国系コスタリカ人には Sánchez や Sancho 姓を名乗る人が多いらしい。中国系ではないコスタリカ人女性から「私は中国人ではないけれど、Sánchez よ」と自己紹介されたことがある。
Sánchez や Sancho の他には León (英 lion、スペインでは56番目に多い姓)を名乗る中国系コスタリカ人も結構いるらしい。マカオに女房殿の従兄がいて、その息子の嫁さんが「梁」(Leong)さんだった。中国系コスタリカ人の León さんは本来「梁」さんだったものと推測される。
中国系コスタリカ人の Sánchez さんや Sancho さんはもとは「宋」さんや「孫」さんだったのだろうか。
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