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スパニッシュ・オデッセイ

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スペイン語における国名の性別

2015-03-01 16:50:06 | スペイン語

 「銀」を表すスペイン語の古語“argento”に縮小辞をつけると、“argentino”になる。そして、それを女性形にすると、“Argentina”という国名が出来上がったが、 なぜ、女性形にするのかという疑問がわいたので、ちょっとスペイン語の国名を並べてみた。すると、女性名詞の方が多いのである。

 España(スペイン), Inglaterra(イギリス、イングランド), Francia(フランス), Italia, Alemania(ドイツ)、Holanda (オランダ),Grecia (ギリシャ),Rusia (ロシア)など、ヨーロッパの国はほとんど女性名詞である。アジアでは、China, Korea, Tailandia (タイ)等がある。

  一方、男性形の国名はMéxico, Japón, Brasil, Uruguay 等があるが女性形の国名jの方が圧倒的に多い。

 「母国」という言葉があるぐらいだから、国名は女性形の方がいいのだろうか。ただ、「母国」を表すスペイン語は“patria”で、確かに女性名詞であるが、語源は「“padre”(父)の国」であるので、”patria”の訳語は「母国」より「祖国」の方が正確かもしれない。 

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