いやー強いね。 信じてはいたけれど、スタート後ダッシュがつかず、4角では外へ膨らみ加減、そして直線一気の末脚。
まあ机上の計算でもレーヴドスカーの最高傑作となるんだけど、実馬にも魂が入っていたって感じかな。 アプレザンともドリアンとも違う、当然ダムールより相当のスケールアップ。
これで阪神JFの本命は約束されたわけだ。 本番ではトールポピーの妹へリベンジという筋書きもある。 これは競馬のサイドストーリーとして申し分のないものになるね。
福永も馬のバランスを崩さないように意識したと云ってるけど、たしかにまだ目一杯という印象はない。 限りなく本物と思う。
12月の阪神で、また「白い稲妻」を見たい。 願わくばその舞台にセプターも加わってほしいが…。
いよいよデイリー杯となった。 最近5年のデイリー杯でも、ローレルゲレイロ、キャプテントゥーレなどが連対しているし、スーパーホーネットは3着。 去年は1着リディル、2着エイシンアポロン、3着ダノンパッションと、結構注目のレースだよね。
今年は一見地味目に映るかもしれないけど、レース内容をみると、表面的なものより、奥のありそうな馬が多い。 一応のメンバーという評価でいいのでは。
なんといってもレーヴディソール。 ここは紅一点という存在だが、とに かく切れる脚を使う。 母レーヴドスカーの仔は、違う父親で、それぞれが特性を発揮して、尚且つ高いレベルでレースに表現できる。 父タキオンとなれば、これまでの傑作であっても不思議ない筈。 キャリア1戦だけに、全幅の信頼とはいえないが、ここはスター誕生を期待したい。
当然メイショウナルトが強敵。 このレースのひとつのポイントは、流れというか、序列がはっきりしないという点だ。 先へ行けそうな馬は、エイシンオスマン、グランプリボス、メイショウナルト、ショウナンアリビオ、クリーンエコロジーといる。 まあ折り合いや気性の問題もあるので、エイシンかクリーンの先手とみているが…。
直線を向いてかなりの激戦が予想され、レースを2回使った上、差し脚のあるアドマイヤサガスとトップシャインが狙い目かな。 レーヴ、メイショウとの4頭が有力か。 グランプリボスも走る能力は相当だろうが、付帯条件は結構きつい。 それでも来れば大したものだけどね。
府中のアイルランドTは、トリビュートソングの一発に賭けたい。 ここはノングレードとしては豪華メンバーで、ちょっと盲点ぽいね。 仕上りは一抹の不安もあるけど、能力は通用する。 相手はトゥザグローリーとトーセンジョーダン。 共にここを勝って大きなステップアップとしたい筈。 そして順調なサンライズベガと、勝春で新味が楽しみなイコピコまでか。
なんにしてもデイリー杯のレーヴディソール。 果たして大物牝馬出現となりますか。