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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 4-3 The Final Problem その18

2017-07-11 20:14:41 | Sherlock S4E3
Sherlock Series 4 Episode 3

Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat



シャーロックが向かったのは墓石が並んでいる場所でした。


少女の声が聞こえてきます。

少女:ハロー?そこにいる?
SH:君の助けがいるんだ。僕はパズルを解こうと思う。
少女:でも飛行機は?
SH:うん、それが飛行機を救うんだよ。

シャーロックは墓石に刻まれた年代を確認していきます。

SH:日にちが違う。彼女は問題を解く鍵の墓石に偽の年代を使っている。鍵は歌だったんだ。

JW:それって関係あるのか?

井戸の中からジョンが叫びます。

SH:あるんだ。すぐにそこに行くから。

シャーロックは墓石に刻まれた年代をすべて浮かび上がらせます。


少女:明りがすぐそこまで近づいてる。
SH:静かに。考えてるから。

そしてユーロスの歌詞も浮かべます。


I that am lost, oh who will find me?
迷い込んだ私、誰が見つけてくれるの?
Deep down below the old beech tree
古いブナの木の深いところに
Help succour me now the east winds blow
私を助けるために東風が吹く
Sixteen by six, brother, and under we go!
16行って横に6よ、お兄ちゃん、深い底に行こう!

SH:歌詞に番号を当てはめるんだ。
墓石の配列に合わせて番号を振った歌詞を再編成する。

いくつか残った歌詞の順番を変えていきます。


SH:I am lost Help me brother Save My Life Before my Doom.
私は迷ってしまった、助けてお兄ちゃん、死を迎える前に。

I am Lost Without your love Save My soul seek my room.
私は迷ってしまった、あなたの愛を失った、私を救って、部屋を見つけて


シャーロックの目の前に「seek my room」という単語が浮かび上がります。
そしてシャーロックは再び走り出し、家の中に入っていきます。


「衝突するわ!死んじゃう!」
叫ぶ少女、そして井戸の中で溺れそうなジョン。

シャーロックは少女に向かって話しかけます。

SH:そろそろ君の名前を教える時だと思うよ。
少女:知らない人に名前を教えてはダメなのよ。
SH:でも僕は知らない人じゃないだろう?


シャーロックがあるドアを開けるとそこは少女のいる操縦室でした。
振り返る少女。

SH:僕は君の兄だ。


そこはユーロスの部屋でした。
そして少女はユーロスでした。
ユーロスは子どものように膝を抱え目を閉じています。


SH:助けに来たよ、ユーロス。
EH:私と遊んでるのよね、シャーロック。ゲームをして遊んでるの。
SH:そう、ゲームだよ。そういう事なんだ。歌は道順のメッセージじゃなかった。
EH:私は飛行機に乗ってるの、衝突しそうなの。あなたが助けてくれるのね。
SH:君は本当にすごいよ。君の知性で完璧な隠喩を作り出した。


シャーロックはユーロスの前に座ります。

SH:君は僕たちよりもずっと高いところ、空の上でいつもひとりで、
そしてすべてを理解していたんだ、着陸する方法以外はね。
僕はバカだけど、地上にいる。君も家に連れて帰るよ。
EH:だめよ。もう遅いわ。
SH:そんなことない、遅くなんてないよ。
EH:目を閉じると、私はいつも飛行機に乗ってる。私は迷い込んでいるの、空の上に。
私の声は誰にも届かないの。
SH:目を開けるんだ。僕がいるから。


シャーロックの言葉にユーロスは目を開けます。

SH:君はもう二度と迷い込んだりしない。

シャーロックはユーロスを抱きしめます。


SH:君は間違った方向に行っただけだ、それだけだよ。
今度は正しい方向に行くんだ。僕の友人を助ける方法を教えてくれ。
ユーロス・・・
ジョン・ワトソンを救うのを手伝ってくれないか。


井戸で溺れかけていたジョンにロープが放り込まれます。



ユーロスは警官に連れられています。
救出されたジョンはショックブランケットをはおっています。


後ろからレストレードがやってきます。

GL:お前の兄さんと話をしたぞ。
SH:彼はどう?
GL:少し気分が悪かったようだがそれだけだ。
彼女から何か害を与えられたわけではないが古い独房に閉じ込められていたよ。
JW:因果応報だな。


GL:そういう事だ。ちょっと待っててくれ。

その場を離れようとするレストレードをシャーロックが引き止めます。

SH:あ、ええと。マイクロフトだけど、ちゃんと世話をしてもらえてるのか確認してくれるか。
彼は自分が思ってるほど強くないんだ。


GL:ああ、俺がちゃんと面倒をみるよ。
SH:ありがとう、グレッグ。

「グレッグ」って言ってもらえたレストレードが固まっています。


ユーロスを移送するための準備をしています。

GL:ヘリの準備はいいか?
警官:はい。
GL:それじゃ、彼女を移送しよう。
警官:あれはあの人ですか?シャーロック・ホームズ?
GL:ファンなのか?
警官:はい、彼はグレートな男ですから。
GL:いや、彼はグレートどころじゃない。
彼は最高の男だよ。


JW:大丈夫か?
SH:僕は彼女を家に連れて帰るって言ったんだ。でもダメだったな。
JW:でも君は彼女が探していたものをあげたじゃないか。コンテクストさ。
SH:うまくいったかな。
JW:そうとは言えないけど、悪くもなかったよ。
It is what it is.(それが現実だ。)



続きます。


いや、ロープ投げられても鎖はどうするの?と思ったけど
シャーロックが助けに井戸に入るんですよね、多分。

事件解決のあとの和やかな会話もなんだか久しぶりです。

ショックブランケット、最初がシャーロックで最後がジョンというのも面白いです。
これは意図的・・・ではないですよね、きっと。

そして、ついにレストレードのファーストネームを覚えたシャーロック。
レストレードは最後までいいやつでした。
S4はほとんど出番がなかったけど、シャーロックが心寄せる人のひとりなんだと
この流れでもよくわかります。

「context」には最後まで苦しめられました。
いまだに、何が正解なのかわかりません。

「context」の意味に文脈がありましたが、
私はただ「文脈」と言われてもよくわからないし、
カタカナのコンテクストとか言われるともっとわかりません。

ハイコンテクストが会話ができる人って意味らしいのと、
「彼女が探していた」ものを踏まえると、
自分の発信を受け止めて、きちんとそれに応えてくれる事、
そして、表面上ではなく本質を捉える事、なんでしょうね。

ここに説明がありました。
http://aoki.com/etc/support/post_4331.html

これくらい臨機応変に意訳できれば最高なんですけど、
ほぼ直訳しかできないから悩むんです、私。

次で終わります。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テディベア (あきこ)
2017-07-14 02:37:35
ブランケットにくるまっているジョンのぬいぐるみ感! ここでひっそりと、40なかばのおじさんに殺されていましたwww
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Re.テディベア (dico)
2017-07-14 23:11:08
あきこさん、
わははー、気持ちわかりますー。
考えてみれば私もしょっちゅう40のおじさんに殺されてますし(笑)
しかし、マーティンはある意味卑怯ですね。
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