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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 3-3 His Last Vow その6

2014-02-11 07:04:49 | Sherlock S3E3
Sherlock Series 3 Episode 3

Written by Steven Moffat
Directer by Nick Hurran

S3E3の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。



CAMさん新聞社オフィスビル。
テレビではジョン・ガーヴィー議員が汚職で逮捕されたというニュース速報が流れます。
ガーヴィー議員はこのエピソードの冒頭でスモールウッド議員と一緒にマグヌッセンを尋問していた方です。
ビルの入口でジョンがキョロキョロしていると後ろからシャーロックが話しかけます。
「マグヌッセンのオフィスは最上階にある。彼の居住用ペントハウスの真下になる。そこまでに14層のセキュリティがかけられていて、
そのうち2つはこの国では合法ではないものだ。僕たちがどうやって侵入するのか知りたい?」
「僕たち、それをやるわけ?」
「もちろん。それをやるんだ。」

「マグヌッセン専用のエレベーターは彼のペントハウスとオフィスに直通している。彼だけが使えるエレベーターで、
キーカードが必要だ。彼以外の人間がアクセスすると自動的に警備員に知らせがいく。」
シャーロックは説明をしながら一枚のカードを出します。
「これは一般用のキーカードだ。昨日盗んでおいた。食堂までしか行けないけど。
もしこのカードでエレベーターに乗ろうとしたら、どうなると思う?」

↑仮想のシャーロックがカードを使います。
「そうだな、停止のアラームが鳴って君は警備員に連行される。」
「その通り。」

「そのままとある小部屋に運ばれ、君はボコボコにされるんだ。」とジョンが続けると
「そこまでの描写は必要ないでしょ?」とシャーロックに「暇つぶしだよ。」とジョン。

「でも、もし僕がこうしたら・・・」
そう言いながら携帯電話にカードを重ねるシャーロック。

「もし君がキーカードを携帯電話に長時間接触させてたら、カードの磁気の部分が壊れて使い物にならなくなるよね。
よくある事だよ。キーカードと携帯電話を一緒にしないようにね。
で、今僕がこのカードを使ったらどうなる?」
「壊れてるから機能しないだろう。」
「でも、この場合は違うカードではなくデータの壊れたカードとして知らせが行く。
では、もし壊れていたら彼らはどうしてマグヌッセン本人じゃないとわかる?本人でも連行するのか?」
「それは無いな。」
「では彼らは何をする?何をしなければならない?」
「彼かどうか確認をするんだ。」

「あそこ、カメラがドアの右側、目の高さのところにある。カードを使った人物の映像がマグヌッセンのオフィスにいる
彼のスタッフのところに直接映し出される。信頼のおけるスタッフによって通されるんだ。
この時間だと、ほぼ確実に彼のPA(個人秘書)がそれをやる。」
「それが何の助けになるんだよ。」とジョンが聞くと、
「ヒューマンエラーだよ。僕さっき買い物してきたんだ。」
シャーロックはそう言って胸のポケットをポンポン叩くと、エレベーターに向かいます。
「さあ、行こう。」シャーロックはカードをシステムにかざします。
それを見たジョンが「君、マグヌッセンに全然似てないってわかってる?」と言うと
「今回はその事がかなり有利なポイントなんだ。」とシャーロックが答えます。
マグヌッセンのオフィスで映像を見たのはあのジャニーンでした。

「シャーロック、ここで何してるの?」と驚くジャニーン。
そしてその声を聞いたジョンも「え?待てよ、それって・・・」と驚きますが、
ジョンを制止して「ハイ、ジャニーン」と笑顔のシャーロック。

「僕を入れてよ。」と囁くシャーロック。
「バカ言わないでよ、出来るわけないでしょう。」
「僕にこんなマネさせないでよ、みんなの前でこんな事。」
「みんなの前で何をするの?」ジャニーンが聞くとシャーロックは一旦深呼吸。

そしてポケットから指輪の入ったケースを出します。

最後ににっこり笑顔。この時のジョンのリアクションが相変わらず秀逸です。

全力で女性を口説くシャーロック・ホームズはやっぱりセクシー路線だよねーと思いきや、
何ですか、このかわいこぶりっこは(笑)

指輪を見たジャニーンも笑顔ですぐにシャーロックを通します。

「わかった?人間が存在する限りその数だけ弱点も存在するんだよ。」とエレベーターに乗ろうとするシャーロックに
「あれジャニーンだよね。」とジョン。
「もちろん、ジャニーンだよ。彼女はマグヌッセンのPAなんだ。重要なポイントだよ。」とシャーロック。
「オフィスに入るために婚約したのか?」
「うん。君の結婚式で彼女に会えたのは幸運だったよ。君のおかげだと言えなくもない。」
「待てよ、シャーロック。彼女は君を愛してるぞ。」
「知ってる。さっきも言ったけどヒューマンエラーだ。」
ジャニーンの気持ちを「ヒューマンエラー」と言っちゃうシャーロック。すごくらしいけど、ジャニーンが報われないわ・・・
「行ってどうするつもりなんだ。」
「もちろん結婚するわけではないよ。」
「彼女に何ていうつもりなんだ。」
「彼女との関係は、彼女の上司のオフィスに侵入するための策略だったと話すよ。
そうすれば彼女も僕と会うのをやめるだろう。でも、女性に関しては君の方がエキスパートだと思うけど。」

オフィスに入りますがジャニーンの姿がありません。

「彼女どこに行ったんだ?」とジョンに「ちょっと失礼だよね、僕プロポーズしたのに。」とシャーロック。
奥に入っていったジョンは倒れているジャニーンを見つけシャーロックを呼びます。
「気絶しているのか?ホントにそんな事あるの?」
「頭を殴られてる。呼吸はしてるな。」ジョンは診察しながらジャニーンに呼びかけます。
「もうひとりいる」シャーロックは倒れている警備員を見つけます。
「彼は助けが必要か?」とジョンにシャーロックは男の推理をします。
「前科者。このタトゥーは白人主義者のものだ。こっちはほっといていいからジャニーンのそばに。」

「ジャニーン、僕の声をよく聞いて、僕の声が聞こえる?」とジョンが介抱しシャーロックは現場の観察と推理です。
まずはマグヌッセンの椅子の温度を調べまだ温かいことを確認します。
「おい、奴らはまだここにいるぞ。」とジョン。
「マグヌッセンもいるんだ。椅子がまだ温かい。奴はディナーのはずなのにまだこのビルにいる。上の階だな。」
とシャーロックにジョンが「警察を呼ぼう」と言うので、
「僕ら不法侵入してるのにか?君は本当にこういうの苦手だな。」とシャーロック。
「いや、待て。」とシャーロックは残り香に気づき、様々な香水が浮かびます。

やがて「Claire-de-la-lune」と確定させますが「何で僕はこの香りを知ってるんだ?」
「メアリーがつけてるよ。」とジョンが言うと「違う、メアリーじゃない。他の誰かだ。」
その時上の階から物音がします。シャーロックはジョンの呼びかけにも答えず階段を駆け上がります。

ペントハウスに入るとマグヌッセンの話し声が聞こえてきます。
「ここに来たことをあなたの夫はどう思うでしょうね。あなたの愛する夫。公正で尊敬に値する英国人。
あなたの夫は何て言うんでしょうね。」
声のする方に近づいていくとマグヌッセンは膝をついて何者かに銃で脅されていました。
「あなたは真実を隠すためにこんな脅迫をするんですか?そんな事を彼が望みますか?」
マグヌッセンが震えながら訴えています。

「それと、もしあなたが殺人を犯すなら香水は変えた方がいい。スモールウッドさん。」
シャーロックが銃を持った女性の背後から近づき話しかけると、
「え?誰だって?これはレディ・スモールウッドではないよ、ミスター・ホームズ。」とマグヌッセン。
その時、女性が振り向きます。

メアリーでした。

続きます。


Sherlock 3-3 His Last Vow その5

2014-02-09 08:19:48 | Sherlock S3E3
Sherlock Series 3 Episode 3

Written by Steven Moffat
Directer by Nick Hurran

S3E3の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。

E2の記事のタイトルが「The The Sign of Three」となっているのに昨日気づきました。
なぜ「The」がふたつ?
なので今更ですが慌ててこっそりなおしました。お恥ずかしい限りです。
普段の私の仕事っぷりがわかりますね(涙)


221Bに入ってきた2人のSPがシャーロックとジョンのセキュリティチェックをします。
「どうぞ、やってください。」と両腕を広げるシャーロックですがジョンが動かないのでSPに「どうしました?」と聞かれます。
「ちょっと時間くれないかな?」とジョンに「大丈夫だから」とシャーロック。
そしてSPがしゃがんでジョンの足元からチェックしていき、「あの、えっと、教えるべきかな・・よし・・」と
ブツブツ言っているとSPがジョンのポケットからナイフを見つけ、更にタイヤレバーも。
そう言えば、アイザックを救出する時に仕込んでましたよね。
それを見たシャーロックが「え?」って顔のあとに「ヤバイ」って感じの表情です。

じっと睨むSPに「君に会えて嬉しくないわけじゃないよ。」などとよくわからない言い訳をしていると、
「その男は僕が保証するよ。彼は医者なんだ。」とシャーロック。
「僕が誰だか知っているなら彼の事も知ってるだろう。」と続けるとドアの方に向き直して、
「そうでしょう?ミスター・マグヌッセン」と言います。

「僕たちはあなたのオフィスで話をすると理解していましたが。」とシャーロックに、
「ここが私のオフィスだよ。」と部屋の奥に進みながらジョンを読みとります。

ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン
アフガニスタン 退役軍人
開業医
性行為の嗜好 ノーマル
借金10%
重要な地位ではない
弱み ハリー ワトソン、姉、アルコール依存症
メアリー モースタン 妻
これ見たとき誰もが思ったと思うけど、シャロックは弱みに入っていないんですよね。
うん、まー、わかるんだけど…何か寂しいわ。

「まあ、今はそんなところか。」と独りごちるマグヌッセンに「?」って顔のシャーロックが可愛いいわ。

「僕はエリザベス・スモールウッドさんから彼女の夫の手紙に関して仲裁するよう依頼をされました。
先日、あなたはその手紙に関して彼女に圧力をかけましたね。彼女は手紙を返してもらいたいとの事です。」
「言うまでもなくその手紙はあなたにとって実用的用途は無いでしょうからその事を念頭において・・・」
シャーロックはマグヌッセンとの交渉を進めようとしていますがマグヌッセンはシャーロックの読み取り真っ最中です。

シャーロック ホームズ
諮問探偵
性行為の嗜好 ノーマル
財政 不明
兄弟 マイクロフト ホームズ MI6 (ここで初めてマイクロフトがMI6だと出てくるんですね)
表向きの死亡 2011-2013
弱み REDBEARD バスカヴィルの犬 アヘン ジョン ワトソン アイリーン アドラー ジム モリアーティ

このデータを読み取ったマグヌッセンが思わず吹き出すので驚きながら「僕が何か言いましたか?」とシャーロック。

「いや、違うよ。読んでたんだ」とマグヌッセンが更に「かなりたくさんあるな」と言うので、不審そうな顔してます。
そしてマグヌッセンが「Redbeard」と発したのでシャーロックが一瞬、動揺する表情を見せます。

「すまない、君、何か話してたよね。」と完全にマグヌッセンのペースな感じです。
「I・・・」と咄嗟に言葉が出ませんでしたが気を取り直して話を進めます。
「僕は先日受けた依頼に基づいて彼女に代わって・・」とここで突然マグヌッセンが「バスルームは?」と言いだします。
「キッチンの向こうです。」とSPが言うと「わかった。」とマグヌッセン。
シャーロックは警戒しながらも更に話を進めます。

「僕は手紙の返還に関して交渉するよう依頼をされました。あなたが重要な書類はコピーを作らない事はわかっています。」
と言っているのにマグヌッセンは「それってフラットの他の部分も同じなのか?」と言いだします。
SPが「何がですか?」と聞くと「バスルームだよ。」とマグヌッセンに「はい、そうです。」と答えると、
「では多分使わないな。」と言います。
「僕の事を交渉人として受諾していただけますか?」と頑張るシャーロックですが、
「エリザベス・スモールウッドさん。私は彼女が好きですよ。」とマグヌッセン。
「ミスターマグヌッセン、僕を交渉人として受諾していただけますか?」と冷静に繰り返すシャーロック。

「彼女は気骨ある英国人だ。」とマグヌッセンはテーブルを足で前に押し出します。
「英国人の良いところは・・・」そう言いながらシャーロックに近づくと後ろのSPが暖炉の金網を外します。

「飼いならされているところだね。まわりすべてに謝罪をしている。ひたすら小さい頭を下げている。」
そしてマグヌッセンは暖炉をトイレ代わりにしたのでした。マグヌッセン、殺す!(笑)

「ここでは君の好きなようにしていいんだよ。誰も止めないさ。草食動物の国だからね。
私は世界中で取引をしているが、全ては英国から始まるんだよ。ここでうまくいくと次は本物の国で取引する。
英国は西欧諸国のペトリ皿だな。
あの手紙は後で必要になるかもしれないからまだ私が持っておくとレディ・エリザベスに伝えてくれ。
それじゃ、さよなら。」
とマグヌッセンはひと通り話した後、帰ろうとする足を一旦止め「それはそうと」そう言いながら、
スーツの内ポケットから手紙らしきものを見せ、「この手紙、面白いよ。」と帰って行きます。

「ちくしょう!」ジョンが悔しがりますがシャーロックは「奴は通常ではない事をやったの気が付いたか?」と言います。
「ああ、ちょっと忘れられないことをやってくれたよな。」とジョンが言えば「そう、あいつは僕たちに手紙を見せた。」とシャーロック。
多分ジョンは暖炉におイタしたあの事を言ったのでシャーロックの言葉を聞いて「あ、そう…」とちょっと脱力。
「奴は手紙をロンドンに持ってきていた。口で何と言おうとも奴は取引する準備はできているんだ。
マグヌッセンは他人の弱点を確定させてから取引をするんだ。奴がプレッシャーポイントと呼んでいるものだ。
で、あいつは僕が麻薬中毒で脅威にはならないと疑いも無く信じているんだ。
そしてもちろん、手紙は奴のオフィスの金庫にあるだろう。あいつは今夜7時から10時まで英国のマーケティンググループと
食事に出る予定なんだ。」といつもの早口で捲し立てるシャーロック。
「君、あいつのスケジュールがどうしてわかるんだ。」
「知ってるから。じゃ、今夜会おう。僕はちょっと買い物してくるから。」
そう言ってそそくさと部屋から出ていくシャーロック。
「今夜って何が?」
「メールで説明する。」
「予定が空いてたら僕がメールするよ。」
「君は空いているよ、僕、調べたよ。」
そう言いながら外に出るシャーロックと後に続くジョン。
「銃は持ってくるなよ。」
「何で僕が銃を持ってくるんだ?」
「それか、ナイフとかタイヤレバーとか。あと腕を捻挫させるのもしないほうがいいよ。状況次第だけど。」
「僕が一緒に行くと思ってるのか?」
「家から外に出る時期でしょ、ジョン、君は結婚してから7ポンド太ったし自転車通勤しても減量はうまくいかないよ。」
「4ポンドだよ。」
「僕とメアリーは7ポンドだと思ってるよ。じゃ、後でね。」

シャーロックはタクシーに乗り込みながら軽く言いますが、ジョンの眉間の皺が深いです。うむむ。

続きます。

Sherlock 3-3 His Last Vow その4

2014-02-07 06:08:33 | Sherlock S3E3
Sherlock Series 3 Episode 3

Written by Steven Moffat
Directer by Nick Hurran

S3E3の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。



お風呂から出てきたシャーロック。

「僕にいくつか質問がある?」
「うん、ひとつかふたつあるよ。当然だろう。」
ジョン、バスルームから寝室に入るジャニーンを見ながら
「彼女出来たの?」
「出来たよ。なあ、マグヌッセンだ。マグヌッセンはサメみたいなんだ。奴を説明するにはこれしか言いようがない。」
「ロンドン水族館のサメの水槽に行った事ある?ガラスの前で。平らな顔、死んだような目をして浮遊している、それが奴なんだ。」
「僕は殺人者やサイコパス、テロリストにシリアルキラーとやりあってきたけど、マグヌッセンのような気持ち悪さは無い。」

シャーロックが一生懸命マグヌッセンの説明をしますがジョンの答えは
「そっか、できたのか」ジョン、笑顔だけど目が笑ってないよー。
「え?何が?」
「ガールフレンド」
「何?ああ、ジャニーンと付き合ってるよ。わかるでしょ。」
「うん。そうなんだけど、つまり、恋愛関係?」
と、聞かれた時のシャーロックの顔が「何でそんな事聞くの?」な顔です。

「・・・・そうだよ。」
「君と、ジャニーンが?」
「うん。」
「詳しく説明してくれない?」←ジョン、しつこいw
「えっと、僕たちはうまくいってるよ。とても肯定的な関係。」
「それ本で読んだ知識?」
「みんな本読むでしょ。」
このあたりの二人の会話はさすがモファットさんファンのツボ押さえてるなーと。あ、私のツボか?

その時、支度を終えたジャニーンが入ってきます。
「OK, Bad Boys. ふたりともお行儀よくしててね。」
そうしてシャーロックに近づき「シャール、あなた夕べどこに行ったか教えてくれない?」
「仕事だよ。」「仕事?」その時のジョンの顔が!

ジャニーン、シャーロックのお膝の上に座りながら、
「言うまでもなく、本当のあなたの姿を知っているのは私だけだからね。覚えておいてね。」
「誰にも言うなよ。」
「言っちゃうかも。」そしてジョンの方を向いて「メアリーにはまだ言ってないの。驚かせたくて。」
「ああ、驚くと思うよ。」
「でも、私たち一緒にディナーするべきよね。近いうちに。私の家でね。こんな汚いゴミ捨て場じゃなくて。」
「Yeah!すごいね。ディナー!Yeah」とジョンは声も笑っていません(笑)
「いけない、急がないと。」ジャニーンはシャーロックのお膝から降りて出口に向かいます。
そしてジョンに「会えて嬉しかったわ。」と言うので「こちらこそ」と社交辞令まるわかりの態度のジョン。大人なのに・・・
シャーロックはジャニーンのためにドアを開けながら「ステキな一日を。後で電話して。」と言います。
「そうね、ステキな人に出会わなかったら電話するかもね。」と言ってシャーロックとキスするジャニーン。

この時ずっとジョンが百面相してるのが面白すぎです。さすがリアクションキング!
しかし、E1のモリーとのキスシーンがものすごくセクシーだったのに、このシーンはやっぱりエロくないんですよね。
ベネさんがちゃんと使い分けてるって事でしょうか。やれば出来るって事?←ヒドイ・・・

「私のために犯罪を解決してね。シャーロック・ホームズ」
そう言いながらジャニーンが出て行きます。最後まで笑顔でお見送りしてたシャーロックですが見えなくなると豹変!

使用中(左)と使用後(右)ちょっと変わりすぎですw

そしていつもの調子に戻るとジョンに説明をします。
「マグヌッセンが新聞社のオーナーだという事は君も知ってるだろう。だけど彼はそれだけではないんだ。」
「彼は自分の権力や財産を使って情報を得ているんだ。それによってより大きな富と権力を手に入れる。」
「それに彼は西欧諸国に影響力のある人物の弱みを握っているんだ。これは誇張ではないぞ。」
「彼は恐喝のナポレオンだ。そして彼は禁断の知識のために難攻不落の建物を造った。名前は『アップルドア』。」
「そしてこれがアップルドアだよ。」と説明とともにPCに映したデータを見せます。

真剣な顔で聞いたいたかのように見えたジョンですが発した言葉はこれです。
「ディナー。」
「え?ディナーって何?」ちょっと何言ってるかわからないよーとシャーロック。
「僕とメアリーがディナーに呼ばれてる。で、座ってワインを飲む。」
「本気か?僕は君にこの家が西欧諸国を支配してるって話をしているのに、君はディナーの話?」

そう言われてジョンは「わかったよ、その家の話をしよう。」
その言葉にシャーロックは気を取り直して説明を続けます。
「ここは世界中の慎重に扱うべき危険な情報がある宝庫なんだ。
秘密や不祥事を集めたアレクサンドリア図書館だけどコンピューターには何一つ保存していない。」
アレクサンドリア図書館は世界中の文献を集めるために作られたと言われています。
「彼は頭が切れる。コンピューターはハッキングされるからだ。紙ベースの書類をこの家の最下層に保管している。」
「そしてそれがそこにある限り誰もが個人の自由なんて幻想になってしまう。」

シャーロックが説明しているとハドソンさんがノックをします。
「ドアベル鳴ってたけど。聞こえなかったの?」
「冷蔵庫に入ってる。ずっと鳴ってるから。」とシャーロックが言うと「それはドアベルのせいじゃないわよ」とハドソンさん。
「誰ですか?」とジョンが聞くとハドソンさんが怯えたような顔をするのでシャーロックの表情が変わります。

「ミスター・ホームズが上にお上がりくださいと言ってます。」
1階でハドソンさんが怯えながら対応しますがその時彼女を読みとる画面が出ます。

マルサ・ルイーズ・ハドソン 旧姓シソンズ
大家
未亡人
半脱アルコール依存症
元ストリッパー
借金21%
重要な地位ではない
弱み マリファナ
こんなデータでした。 こわーい。

そしてアレの登場です。

続きます。

Sherlock 3-3 His Last Vow その3

2014-02-05 07:22:20 | Sherlock S3E3
Sherlock Series 3 Episode 3

Written by Steven Moffat
Directer by Nick Hurran

東京は前日の暖かさから急変して昨日は雪が降りました。
短時間だったけど結構本格的な雪だったのでちょっとびっくりです。
寒暖の差も激しい上インフルエンザも流行しているようなので体調を崩さないよう、
みなさまもご自愛くださいね。

S3E3の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。



221Bに向かうタクシーの中。
「チャールズ・オーガスタス・マグヌッセンの名前は聞いたことあるよね?」とシャーロックが聞くと
「ああ、新聞社をいくつか持っている人だろう?僕はその新聞読まないけど」とジョン。
「ちょっと待って。他の人たちは?」シャーロックに、
「メアリーはアイザックたちを家に送っていったし僕は君を家まで連れて帰ってるところ。そう言っただろう?」とジョン。
「他人の会話はフィルターかけちゃうんだ」
「知ってるよ」
「愚かな無駄話が入ってこないようにしてるんだ。ハドソンさんの話は半永久的に消音してるけど。」

221Bに着くなり「兄ちゃん、何しにきたんだ」と言いながらタクシーを降りるシャーロックに「僕が払うんですね?」とジョン。
「あいつがノッカーを真っ直ぐにしたんだ。脅迫神経症だからいつもそうするんだよ、本人気づいてないけど。」
そう言いながらまたノッカーを曲げるので「何で君はそれをやってるの?」とジョンが言うと
「何を?」とシャーロックに聞かれ「何でもないよ」とジョン。似た者兄弟だからね。

「これはシャーロック。また刺激的なものを再開してるな」といきなりマイクロフト。
「ここで何してるんだ」と不機嫌なシャーロックに「僕が電話したんだ」とジョン。
「昔の習慣に誘惑されたからな。ルビー叔父さんのようだね。だけど女装癖のほうが賢い生き方かもしれないよ」
女装する叔父さん?

シャーロック「君が電話を?」に「そうだよ、僕が電話したんだ」とジョン。
「Bloody Phone」や「Bloody Doctor」とか時々「Bloody~」て出てくるのですが、これ強調したり語句を強めたりする時に
使うちょっとしたスラングらしいです。最初知らなくて何だろう?と悩みました(笑)
「もちろん、彼がかけてきたんだよ。さて、シャーロック。時間節約だ。私たちはどこを探せばいいかな?」
マイクロフトの言葉に「私たち?」といやーな顔。

そこに2階から「ミスター・ホームズ」とアンダーソンの声がするので「ふざけんな!」と階段を上がるシャーロックでした。

「アンダーソン!」と叫ぶシャーロックに「すまない、君のためなんだよ。」とアンダーソン。
アンダーソンと一緒にいた女性が「これが彼ね。もっと背が高いって話だったけど」と言っているとマイクロフトが入ってきます。
「君のちょっとしたファンクラブの人たちだよ。礼儀正しくしなさい。彼らは信頼できるからね。
お前がフラットと呼ぶゴミ捨て場にもちゃんと捜索に参加してくれるのだから。
お前は近頃有名人なのだから、シャーロック。麻薬を常習している余裕など無いだろう。」
シャーロックはフードを被るとソファにまるまって「僕は常習なんてしていない。」と反論。
そこに「ちょっと、僕の椅子はどこ?」とジョンが言います。
「キッチンへの視界を遮断してたんだ。」とシャーロックに「そっか、それなら椅子がなくなって良かった。」とジョンが卑屈(笑)
「君が出て行ったから良い機会だったんだ。」とシャーロック。
「何か見つけたか?何も無いか」マイクロフトにシャーロックは「あるわけないだろう!」
「寝室のドアが閉じられているな。お前は夕べ家にいなかったのに。」マイクロフトはシャーロックの寝室のドアの前に立ちます。
「さて、彼の母親が直接命令しなければわざわざドアを閉めるなんて事を絶対にしない男なのに何故だろうか。」
それを見たシャーロックは慌てて起き上がり「わかった!やめろ!やめるんだ!」と叫びます。

「私たちの両親に電話をしなければならないな。もちろんオクラホマにいる。
薬物乱用の騒ぎで彼らのラインダンスを邪魔するのは初めてではないがな。」と辛辣なお兄ちゃん。
シャーロックの薬物は過去にもいろいろあったんですね。かなり深刻な状況もあったから兄ちゃんここまで来てるし、
ジョンも話を聞いたりして知ってるから電話したのかも、とか妄想してますw
「これはあんたが考えているような事じゃなくて捜査のためなんだ」シャーロックが言うと
「何の捜査なのか説明しなさい。」とマイクロフトに「マグヌッセンだ」とシャーロック。
「チャールズ・オーガスタス・マグヌッセン」シャーロックの言葉に顔色が変わるマイクロフト。

それからアンダーソンに向かって脅しをかけます。
「君たち、この名前は聞かなかったことにしてくれ。もし外に漏らしたらMI5が君たちのコンピューターから
逮捕に必要な証拠を見つける事になるよ。返事はせずにすぐにここから出て行きなさい。」
MI5は情報保安部でMI6は秘密情報部になっていて今回は「British security service」だったのでMI5かなと勝手に解釈してます。

そしてシャーロックにも「お前を脅す事にならなければいいのだが」と言うと、
「お互いそうなったら厄介ですよね」と言うジョンに吹き出すシャーロック。
「マグヌッセンはお前には関係のない事だ。」
「つまり、彼はあんたのものだと?」
「彼は私の保護下にあると考えてくれ。」
「僕はあんたが彼の言いなりだと思うけど。」
「もしお前が私に逆らってマグヌッセンのところに行けばそれはそのまま私を相手にするということだ。」
「わかった。じゃあ、何か気づいたら知らせるよ。あとは何を言うんだっけ?ああ、そうだ。バイバイ。」
とシャーロックがドアを開けます。
去り際に「愚かな事だ。私の弟よ。」とマイクロフトが言うとシャーロックは突然マイクロフトの腕を締め上げます。

「お兄様、僕がハイになってる時に脅かさないでね。」などと言っているとジョンが間に入ります。
「マイクロフト、何も言わずに出て行ってくれ。彼は今すぐあなたの腕を折ることができるし、そうなると僕も少し心が痛む。」
シャーロックが手を離し奥に行くとマイクロフトが目で追うので、
「いいから何も言わずに消えてくれ。」と落ちていた傘を拾って渡します。

マイクロフトが出ていくとジョンは「マグヌッセン?」と話しかけますが、
「今何時?」とシャーロックが言うので「8時くらいだよ」と答えると「奴と3時間後に会うんだ。風呂に入らないと。」
そう言ってシャーロックがバスルームに向かうと「君は捜査のためだって言ったよね」とジョン。
「そうだよ」
「どんな事件なんだ」
「すごく大きくてそして良識ある人間が関わったらとても危険な捜査だよ。」
それを聞いたジョンは「君は僕を事件から離そうとしてるのか?」と聞きますが、
「まさか、違うよ。僕は君を雇おうとしてるんだよ。」そう言いながらバスルームに入ると、
「それと僕の寝室には入らないでね」と念を押します。

そう言われると入りたくなるのが人の性。ジョンはそっと寝室に近づきます。
すると突然寝室のドアが開き中からジャニーンが出てきました。あのブライドメイドのジャニーンです。
「あら、ジョン。」と出てきた彼女は彼シャツ一枚の格好でした。
「ジャニーン?」とその時のジョンの顔が・・・

「みんな行った?叫んでるような声が聞こえたけど。」とジャニーンに「ああ、彼らは消えたよ」とジョン。
「いけない、こんな時間だわ。遅れちゃう。何か口論してたみたいね。マイクだったの?」とジャニーンに、
「マイク?」とジョン。「そうよ。彼のお兄さん。いつも喧嘩してるけど。」ジャニーンが言うと
「マイクロフト?」としつこく確認するジョン。「みんな彼の事そう呼んでるの?」と聞かれ「そうだよ」と答えます。

「よかったらコーヒー入れてもらえる?」と言われ「もちろん。」とジョン、ちょっと卑屈(笑)
でもジャニーンに悪気はまったくないので笑顔で「ありがとう」だし、すれ違いざまに、
「あ、メアリーは元気?結婚生活はどうなの?」とか聞かれ「彼女は元気だし、結婚生活も素晴らしいよ」張り付いた笑顔のジョン。

更に「コーヒーは向こうよ。あ、シャールはどこ?」の言葉に「シャール」と繰り返すジョンの顔が怖いです。
確か映画版は「シャーリー」と呼んでいたように記憶してますが、私は「シャーリー」の方が可愛くて好きなんです。
で、やっぱりマイクロフトはマイキーでしょ(笑)

「お風呂に入ってるけどすぐ出てくるよ」と言うと「いつもそうよね。」とジャニーンはバスルームに入って行きます(!)
「おはよう」とか言いあって笑いあうふたりの声を聞きながらジョンの顔が凍ってますが、気持ちわかるわ(笑)

続きます。

Sherlock 3-3 His Last Vow その2

2014-02-03 06:11:33 | Sherlock S3E3
Sherlock Series 3 Episode 3

Written by Steven Moffat
Directer by Nick Hurran


BBC限定ボックスがやっと届きました。
DVDはリージョンとかが面倒なのでBlu-rayを購入したんだけどPCでは観れますがPS3では再生できなかったわ。
ソニーだからかしら。
英語字幕も出るし特典映像もありましたがクリスマスのミニエピソードが入ってなかった・・・くすん(涙)
角川版ではちゃんと入るかなー。


S3E3の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。


続きです。

待機していたメアリーの車にやってきたのはアイザックひとりでした。
「ジョンはどこ?」とメアリーが聞くと「けんかしてる」と言うので「誰と?」と言ったところで、
「いい加減にしてくれ、ジョン。僕は捜査中なんだ!」とシャーロックが怒鳴りながら建物からドアを蹴破って出てきます。
「1ヶ月だ。たった1ヶ月なのにやったのか」と怒るジョン。
「仕事なんだ。」
「”シャーロック・ホームズが麻薬窟にいた”なんて、どう見られると思うんだ」
「僕は潜入捜査官なんだよ」
「違うだろう!」
「ああそうだよ、今は違うよ!」と仲良し、いえ喧嘩するふたりでした。
シャーロックの最後のセリフは潜入してたのに台無しにしやがって!と怒ってるようです。
そこに二人のところまで車を動かしたメアリーに「早く乗りなさい」と言われ乗り込んでいると、
ジョンに痛い目にあわされた男が近づき「頼むから乗せて。腕が折れてるみたいなんだ」と言うので
メアリーがお断りしますが「いいよ、乗れ。捻挫だけど」とジョンが言います。

「みんなを家まで連れて行く?って事?」とメアリーさん。
アイザックとシャーロックが乗っている後部座席に乗り込みシャーロックの顔を見るなり「大丈夫?Shezza」と言います。
「Shezza?」とジョンが言うと「僕は潜入捜査官だったんだ」と過去形(笑)
「マジで?Shezza?」と笑うメアリーさん。
「Shezza」の意味を結構頑張って調べたのですが、結局「ニックネーム」という事しかわかりませんでした。
今時のシャーロックのニックネームらしいのですが・・・・うーん、あまり意味は無いのかしら・・・・うーーーーん。

「家じゃなくてバーツに行く。モリーを呼ぶよ。」と言うジョンに「なんで?」とメアリーさん。
「なぜならば、シャーロック・ホームズは瓶におしっこを入れないといけないからだよ」とジョンに、
(ジョンがちょっと楽しそうに見えるのですが・・・)
つまり尿検査なのですがその時のシャーロックのこの顔。


そしてバーツ。
シャーレに入った黄色い液体が画面に大きくバーンと映し出されるのですが、
うわー、シャーロックのおしっこだよー!とちょっとドキドキした私は決して変態ではありません。
「どう?彼は無実?」とジョンがモリーに聞くと「無実?」と苦笑いしてシャーロックの前に立つと突然ビンタを3発喰らわせます。
モリーちゃんw さすがにジョンもちょっとびっくり。
「よくも生まれ持ったその才能を無駄にすることが出来るわね!よくも愛する友達を裏切ることができるわね!」
「謝りなさい!」と憤るモリーですが
「君の婚約がダメになって残念だよ。だけど指輪をはめてなくてよかった。」と素直に謝れないシャーロックに、
「やめて。今すぐやめて!」とモリーちゃん。
「あんな所に行く前に僕に電話すれば良かったんだ、ちゃんと話せば良かったんだよ」と怒るジョンに、
「落ち着けよ。全て捜査のためなんだ」とシャーロック。

「こんな事までするなんてどんな捜査なんだ」とジョンが聞くと、
「僕は君がなぜ自転車で通勤するようになったのか聞きたいね」と質問を質問で返すシャーロックですが、
「これはゲームじゃないんだ。」と答えないジョン。
「つい最近、確固たる決心でやってるみたいだけど」と続けるシャーロックに「興味ないね」とジョン。
すると例の男がメアリーに手当てを受けながら「僕は興味ある」と言いつつ「いてっ!」
「ごめん、動くからよ。でもただの捻挫だから」とメアリーさんに「ああ、誰かにやられたんだ。ある男にね」とジョンを見ます。
シャーロックもちょっと驚いてジョンを見ます。
「麻薬が欲しい中毒者にやられたんだろう。」とジョンに「ああ、ある意味ではそうだろう」とシャーロック。
男は「彼のシャツでしょ」と言うので「え?」とシャーロックが男の方を見ると「折り目だよ。違う?」と続けます。
「シャツの前側に二つ折り目がついてる。最近畳んだようだけど新しいシャツじゃない。
今朝は急いでシャツを着たんだな。あんたのシャツは全部そんな風に畳んであるんだ。」
「なぜか?多分あんたは職場まで毎朝自転車で行って、そこでシャワーを浴びてシャツを着替えるからだ。」
「だからあんたのシャツは全部畳んであるんだ。すぐに準備できるように」
初めてジョンがシャーロックに会った時、いきなり推理を始めたようにこの男も次々と披露していきます。
その間、楽しそうなシャーロックとは対照的にジョンは憮然とした表情をしています。

「悪くない」シャーロックが言います。
「更に推理すると」続ける男にシャーロックの「おいおいすげーな」みたいな顔が可愛いったら。
「自転車通勤は最近始めたんだ。なぜなら内股がちょっと擦れてるから」の推理に
「いや、彼はいつもそんな風に歩くんだよ。前に聞いたと思うけどもう一度君の名前を教えてくれるかな」とシャーロック。
「ウィグって呼んで」
「違うね」
「じゃ、ウィギーだよ」
「Nope」
そこで男はあきらめたように「ビル。ビル・ウィギンスだ」と言います。

「良い観察眼を持っているな、ビリー」勝手にビリーって呼んじゃうシャーロックでした。
ここでシャーロックの携帯の着信音が鳴ります。
「やっとだ!」とシャーロックに「何が?」とモリーちゃんと「良いニュース?」とビリー。
「ああ、素晴らしいニュースだ。最高だよ。僕の麻薬常習の件が新聞に載りそうなんだ。」
「The Game is on」「ちょっとだけ失礼するよ。」
と、シャーロックは嬉しそうに一旦部屋から出ていきます。


続きます。