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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

バルボッサに会いたくて その2-パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊-

2017-08-11 11:06:38 | 映画+SFファンタジー
Pirates of the Caribbean: Dead men tell no tales
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊


Directed by Joachim Rønning Espen Sandberg
Produced by Jerry Bruckheimer
Screenplay by Jeff Nathanson
Story by Jeff Nathanson Terry Rossio
Based on Pirates of the Caribbean
Music by Geoff Zanelli
2017 USA

ネタバレしておりますのでご注意ください。


続きです。



サラザールとの決戦の場面はヘンリーの危機でもあったので
ウィルがどこかで助けにきてくれるんじゃないかと期待していましたが・・・
ターナー親子で助けてくれたら最高なんですけど。
それをやってしまうとウィルに何か支障があるのかも。掟破りとか。


ポセイドンの槍とともに父親の手がかりを探していたカリーナは、
やっと探し当てた瞬間に失うことになってしまいました。
しかしカリーナは今まで母親のスミス性を名乗っていましたが、バルボッサ性を引き継ぎます。
「私はバルボッサよ」って言ったカリーナに、再び涙する私。
隣でごるちゃんも泣いていました。

ポセイドンの槍と星座とバルボッサ親子の関係がよくわからなかったので
ちょっと調べてみました。

Carinaはりゅうこつ座の意味。
カリーナが持っていた日記の表紙に描かれていたのはりゅうこつ座。
りゅうこつ座は南天の星座のひとつでバルボッサはよくこの星を目印にしていた。
ポセイドンの槍は「trident」と呼ばれる三叉槍の一種。
りゅうこつ座の形が何となく三叉槍なので槍の手がかりがりゅうこつ座の形。
バルボッサの腕に表紙と同じ星座のタトゥーがあり、カリーナはそれを見て父親だと気づいた。


そんなわけでカリーナが天文学者だったんでしょうね。
このタイプの謎解きは観客置いてけぼりのパターンが多いですが、
今回もあっという間にたどり着いた感が満載でした。
でもこの映画はテンポが大事ですしね。


ラストはウィルとヘンリーの再会です。
そうなんです、呪いの解けたウィルが人間になって戻りヘンリーと抱き合います。

ここにエリザベスがいたらなあと考えていた私。

その時、なんとエリザベスが本当に現れてびっくり。
えー、何それ、聞いてないよー。

え?ちょっと若すぎだよキーラちゃん。
とてもヘンリーのお母さんには見えないわ。

一番の謎はジャックの年齢なんですけど。


セリフがなかったので、もしやCGか?と疑ったりもしましたが、
ちゃんとエンドロールでクレジットされていたので本物でした。

今回のトレーラーでオーリーくんの姿はあれど、どこにもキーラの姿が無いので
やっぱり出演はないのねー、とちょっとがっかりしていたのでとっても嬉しかったです。
ごるちゃんはうれし泣きしてたし。
実はこの日はごるちゃんの誕生日だったので良いプレゼントになりました。

しっかりと抱き合うウィルとエリザベス。
でもパパは?ビルはどうなったの?・・・・
パパも遅れてやってきたと思う事にします。
やっぱりパイレーツオブカリビアンにこのふたりがいると盛り上がりますね。

ヘンリーもカリーナと結ばれました。
と、いう事はバルボッサとターナーが親戚になるんですね。

そしてジャックはブラックパール号の船長に復活。
船に乗り込んだ時にバルボッサの猿のジャックが現れます。
ジャック(お猿)の手にはコンパスが。


えー、って事はもしかしてバルボッサがどこかに・・・・?
と、思いながらエンドロールが終わるのを待ちました。

そしてエンドロール後の映像。
ウィルとエリザベスが眠っている部屋に誰かが忍び込みます。

やっぱりバルボッサが復活?

でもウィルに向かって振り上げた手がハサミ。

・・・・ジョーンズじゃん。

ジョーンズ復活なの?カリプソが復活させるの?
結構好きなキャラクターだったからちょっとワクワク。バルボッサもお願いね、カリプソねーさん。


その瞬間、ウィルが飛び起きます。
悪い夢を見たとウィルはエリザベスを抱き寄せ再び眠ります。
が、ベッドの下にはフジツボが。

ここでエンド。




最後まで目を覚まさなかったエリザベスはやっぱり大物でした。
いや、問題はそこではなく、もしかして続編があるの?って思いますよね。

でも、もしかしたらまた1から映画を観させるための布石かも。
だって、私早速1から観てるもん。思うつぼだよ。

このウィルの線の細さよ・・・・


それにしても邦題の「最後の海賊」とは一体誰の事だったのでしょうか。
あ、しまった。サラザールがジャックを恨んでいる理由を書き忘れちゃった。
それはジャックがまだ若かりし頃。
そうなんです、若ジャックが出てる場面ですね。

スペイン軍艦の艦長だったサラザールは海賊を次々に殺していました。
そしてジャックの乗っていた船もサラザールに攻撃を受けます。
船長が死ぬ間際、ジャックにコンパスを渡します。


ジャックは船員を率いてサラザールを三角海域に誘い込むと自分の船を急旋回させ、
サラザールだけが三角海域に囚われてしまいました。

急旋回含めものすごーくかっこいい場面でした。
若ジャックでスピンオフとか見たいです。

嵌められたと知ってじっと見るサラザール。


あれ?

コンパスってティア・ダルマ(本名カリプソ)から貰ったんじゃなかったっけ?



ま、いっか。


つまりサラザールの攻撃からただひとりジャックが逃れたから、最後の海賊って事?
それだと、最後の海賊船になっちゃうか。
うーん、謎。
「Dead men tell no tales」なんだから素直に「死人に口なし」にしたほうがよかったのでは・・・
ちなみにごるちゃん翻訳は「死人は物語を語れない」でした。

ジャックはこの功績で船員たちから貢ぎ物を授けられますが
その貢ぎ物の中に三角帽や髪飾りが入っていました。
帽子のルーツに感動したのはインディ・ジョーンズ以来だわ。


振り返ると今回ジャックはずっとヘンリーとカリーナにくっついていただけで
いつも以上に何にもしてなかったような・・・
船も結局バルボッサのおかげで取り戻せたんだし。
サラザールを解放しただけか・・・


そうそう、ジャックの叔父役でポール・マッカートニーが出てました。
歌声聞いても全然気がつかなかったわ。
でもそういえば出るってどこかでこれを見た覚えがありました。

ジャック、何気にミュージシャンファミリーなのね。

デッドマンズチェストを観て思い出しましたが、
ウィルがパパに「絶対に助ける」って誓った事がまた繰り返されているんですね。(今更?)
ビルパパは結局ウィルと運命を共にしますが、ヘンリーの代でやっと呪いが解け、
陸で暮らすことができたという事実を知って感慨深かったです。(今更・・・・)


あと、この映画だけではありませんが、
個人的にとっても気になるのは名前の呼び方。

エリザベスは時々リジーだし、ウィルはウィリアムだし、ジャックもジャッキーって呼ばれたりしますが
字幕には反映されないのがとっても残念。
愛称で呼んだり本名で呼んだり、それってその人との関係や感情も現れているような気がするんです。
混乱を避けるために統一しているんだと思いますけどね。

そういえばBBC版は最後までマイクロフトは「シャーリー」って呼んでくれなかったわ(涙)


動画のリンクをいくつか貼ります。

TVスポット用予告。
Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales: Extended Look


公式トレーラー
Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales - Official Trailer


吹き替え版
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』本予告

字幕版
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』日本版予告編2

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』日本版予告編3


NGとビハインド集(英語のみ)
PIRATES OF THE CARIBBEAN 5 B-roll & Bloopers - Behind The Scenes

サントラ。
Soundtrack Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales

ついでに昔のNG。
キーラちゃんの大笑いが最高に好き。
【パイレーツ・オブ・カリビアン】 デッドマンズ・チェスト NG集

【パイレーツ・オブ・カリビアン】 ワールドエンド NG集


ヘンリー役のブレントン・スウェイツ。
何となくウィルとエリザベスに似ているような気がします。
これからどんな役者さんになるのでしょうか。

ウィル&エリザベスに比べるとヘンリー&カリーナはやはりちょっと影が薄い感じがしましたけど。

そんなわけで、楽しい映画でした。
3作目、4作目あたりで脱落した方でも楽しめる映画だと思います。

バルボッサに会いたくて その1-パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊-

2017-08-06 14:45:10 | 映画+SFファンタジー
Pirates of the Caribbean: Dead men tell no tales
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊


Directed by Joachim Rønning Espen Sandberg
Produced by Jerry Bruckheimer
Screenplay by Jeff Nathanson
Story by Jeff Nathanson Terry Rossio
Based on Pirates of the Caribbean
Music by Geoff Zanelli
2017 USA

何の配慮もなくネタバレしておりますのでご注意ください。




前回の「命の泉」が思ったほど面白くなかったので今回の映画も機会があれば観ようくらいだったのですが、
ふと急にバルボッサに会いたくなって「バルボッサに会いたいわ」のメッセージに
「船出ですね」って返してきたごるちゃんと行ってきました。
今思うと虫の知らせだったのでしょうか。


ベネディクトが関係してないとあまり情報を追わないゲンキンな自分。
この映画もトレーラーを観たくらいで何の予備知識もなく行ってきましたが、
予備知識は必要ないけどおさらいは必要だったかも。
過去作の様々な設定がほとんど記憶になかったです。

でも最高に面白かったですよ。
やっぱりジェリー・ブラッカイマーは裏切らないわー、いや前作でちょっと裏切られたけど、
テンポの良くて初期の面白さが戻っていました。安定のジャック+カップルだったし。
今回の大円団的なラストも良かったと思います。
・・・・と、思ってたのですが・・・・・あれれ?


まずは覚えている範囲でざっくりとあらすじを。

冒頭のシンデレラ城がおどろおどろしくて、
最近ディズニーはお城で遊んでるのね。面白いわ。

ボートで夜の海に出る少年。この少年はウィルとエリザベスの息子、ヘンリーでした。
ヘンリーはウィルの乗ったフライングダッチマン号を探しだし、ウィルに会いにきたのでした。


ヘンリーはジャック・スパロウを探し出し「ポセイドンの槍」を手に入れてウィルの呪いを解くと伝えます。

早くもオーリーさん登場でした。
なんか千葉真一?

9年後、ヘンリーが働く英国軍艦が魔の三角海域に入ろうとしていたので艦長に警告するも、
反逆罪で船底の牢に入れられてしまいます。
しかし、魔の三角海域に入った途端、スペインの軍艦「サイレント・メアリー号」の幽霊船が現れ
瞬く間に亡霊たちに襲われてしまいます。
幽霊船の艦長サラザールはヘンリーがジャックを探していると知り、
ヘンリーを生き証人として生かすと、ジャックへ復讐すると伝言を頼みます。


確かこの時に「Dead men tell no tales(死人に口なし)」とサラザールが言ってタイトルがドーンと出たと思います。
すごくかっこよくて、相変わらず邦題ときたら・・・・

「Dead men tell no tales」はディズニーランドの「カリブの海賊」に出てくるセリフだそうです。
「秘密を知る者は殺すが安全」という諺もあるみたいですよ。


一方、ジャックは手下と聖マーティン島の銀行の堅牢な金庫を盗みだしています。
ギブスも健在でした。
金庫の扉が開いてたから銀行ごと引きずってきたのに最後はお金が全然残ってなかっったといオチですが
面白くて声出して笑ってしまいました。


テーマソングがかかるとテンションアップしますね。


聖マーティン島では天文学者カリーナ・スミスが魔女疑惑をかけられ逃げていました。
彼女はヘンリーが槍をさがしている事を知り、協力します。
彼女は槍探しの手掛かりになるガリレオ・ガリレイの日記帳を持っていました。
これは生き別れになっている父親が残していったものでした。
この日記帳の表紙に描かれた星座とはめ込まれた赤い宝石が後に重要なアイテムとなります。


手下に見放され一文無しになったジャックは酒場で酒を飲むためにコンパスを手放してしまい、
その瞬間、三角海域に縛られていたサラザールが解放されてしまいます。
なんで解放されたのかイマイチわかりませんでしたがウィキにはこう書いてありました。
「ジャックのコンパスは、その時持ち主が求めている物の在り処を示してくれるが、
持ち主に裏切られると、持ち主に最大の恐怖をもたらそうとするものであった。」


ジャックとカリーナは英国軍につかまり、処刑されることに。
ジャックはギロチンの刑だったのですが、助け出されるときが最高に面白かったです。



しかし、ヘンリーとギブスたちによって救出され、ポセイドンの槍を探す旅に出ます。

でも仲間じゃないので縛られちゃうふたり。


お金持ちになって優雅な海賊ライフを満喫しているバルボッサの前に解放されたサラザールが現れます。
バルボッサはサラザールにジャックを捕らえると約束します。
ジャックが手放したコンパスはバルボッサの手にありました。


コンパスの力を借りてジャックにたどり着いたバルボッサはサラザールを裏切り、
黒ひげの剣でボトルに入ったブラックパール号を復活させ、一緒に槍を探します。


実はカリーナはバルボッサの娘だったことが判明します。
その事実にジャックも気がつきますがバルボッサが固く口留めをします。

ついにポセイドンの槍がある島にたどり着きます。
島には輝く宝石が散りばめられていました。
ひとつだけ輝きをなくした赤い宝石に表紙にはめ込まれた赤い宝石をはめこむと
海がふたつに割れ、ポセイドンの槍が姿を現します。
ヘンリーとカリーナ、そしてジャックが槍を取りにいきます。

十戒だわ。

追ってきたサラザールと戦いになりますが、ヘンリーが槍を壊せば呪いが解けることに気づきます。
槍を壊した瞬間、サラザールたちが人間に戻ります。
さらに割れた海が元に戻ろうとしますが、バルボッサが錨に乗って助けにきます。
その時、カリーナはバルボッサが父親であることに気づきますが、
バルボッサはカリーナを助けるために自ら犠牲になりサラザールとともに海に沈みます。



バ、バ、バルボッサがーーーー!!うそーーーーん!!!



と、叫びだしそうになりましたが何とか理性が勝ちました。
まー確かに死亡フラグは立っていたさ。いたけどさ。
さすがディズニー、ベタな手法をここで使ってくるとは。



長くなってしまったので2つに分けます。

キングコング: 髑髏島の巨神

2017-06-26 13:32:37 | 映画+SFファンタジー
原題:Kong: Skull Island
監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ
2017年アメリカ


ネタバレありますのでご注意ください。



かなり前の話になりますが、
キングコング: 髑髏島の巨神を見てきました。

本当はラ・ラ・ランドを観に行くためにスケジュールを空けていたのですが
その前日に上映が終了してしまい、代わりにコングを観ることに。

正直に言いますと全然期待していませんでしたが、
思っていたよりも100倍面白かったです。
公開も終わってしまって今更なのですが本当におススメです。

今回もごるちゃんと一緒でしたが、
トムヒはロキしか知らない彼女も、ちょっとかっこいいね?と。

キャストも豪華なのですが主要なキャストだけざっくりと。

ジェームズ・コンラッド:トム・ヒドルストン

元特殊空挺部隊隊員。ガイドとして髑髏島に同行。

プレストン・パッカード:サミュエル・L・ジャクソン

ランダの護衛として派遣された部隊の隊長。
毎度、この方の存在感はすごいです。
今回もこの方に持って行かれた感があります。

ウィリアム・"ビル"・ランダ:ジョン・グッドマン

特務研究機関モナーク所属。地質調査と称し髑髏島に入る。

メイソン・ウィーバー:ブリー・ラーソン

カメラマン。ランダの動きを察し、同行する。

キャプテンマーベルが決まったブリー・ラーソン。
インフィニティ・ウォーに出演するとかしないとか様々な噂がありますがどっちなんでしょ。

そしてジョーダン・ボート=ロバーツ監督、見た目導師みたいな方ですが
日本のゲームやアニメが好きなんだそう。

(via https://oriver.style/cinema/kingkong-director-interview/)

そういわれると、オマージュしているような場面もありましたが、
本来のキングコングの要素もきちんと入っていました。
キングコングと言えばやはり美女でしょ。



ストーリーはひと言で言うと髑髏島脱出劇です。

冒頭は太平洋戦争。
空中戦を繰り広げてきた日米の両兵士がこの島に不時着します。
アメリカの兵士はハンク・マーロウ

ジョン・C・ライリーさん、あちこちで見かけます。

日本の兵士はグンペイ・イカリ。

マーロウは「ガンペイ」って発音していたような・・・・GUNPEIだからかな。
MIYAVIさんが演じております。
私は知らなかったのですがこの方はグローバルに活躍されているミュージシャンなんですね。

島でも死闘が繰り広げられ、グンペイがマーロウにとどめをさそうとしたその時、
ふたりの目の前にコングが姿を現します。

そこから現代に変わり、ランダたち一行はヘリから調査と称した爆弾を次々と落としていきますが
巨大なコングが現れ、ヘリコプターをヘリを全滅させてしまいます。


実はコング、この島やこの島に生息する生き物たちを守っているんですね。
だから爆弾を落としたヘリに怒り、全滅させたんです。

グンペイとマーロウも危害を加えられることもなく住民に助けられていました。
コンラッドたちが来たときはグンペイは亡くなっていましたがマーロウは生きてコンラッドを助けます。

しかし、部隊を全滅させられたパッカードは生き残った部下たちを連れコングに復讐しようとします。

この島の本当の脅威は地下に生息しているスカル・クローラーという獰猛な生き物。


コングはこの生き物から島を守っていましたが、
パッカードの攻撃で弱ってしまい、スカル・クローラーが地上で暴れだします。
コングはコンラッドやマーロウたちの支援を受けながら戦い、スカル・クローラーを倒します。
そして髑髏島を無事に脱出したマーロウは家族のもとに帰りやっと終戦を迎えたのでした。

ラストは、モナークに招かれるコンラッドとウィーバー。
コングの他にも強い生物がいるんだ、と調査への協力を依頼されます。
モナークが収集した壁画にはキングキドラやゴジラ、モスラを彷彿させる絵が描いていました。

と、続編を匂わせて終わります。

ただの怪獣映画ではありませんでした。
久しぶりに本物のスリル映画を観たように思いましたし、
何より場面のひとつひとつに監督の細かいこだわりを感じました。

コングが身を挺して島を守る姿に思わず涙が・・・・
まさかコングで泣くとは思いませんでした。

ただ残念だったのが登場人物の描写がほとんどなかったんです。
特にコンラッド、面白い背景を持っていそうなのに謎のままで終わってしまいましたが
続編があればこのあたりもスッキリするのかしら。


一方、パッカード大佐は凄かったです。
コングを殺そうとする様相には狂気が感じられました。


原題が「コング」となっていた理由も納得です。
この時点ではまだ「キング」ではないんですよね。

なので邦題の「キングコング」はちょっと趣旨には添わないような気がしますが
昨今の業界事情を思えば、仕方ないのかも。

余談ですが、
映画を観たごるちゃんやっぱりロキのイメージが強いみたいで、
かっこいいねと言いながらもイケメン枠には入らなかったご様子。
やはりここはヘンリー5世を見せるべきだと思い、
先日、ヘンリー4世をすっ飛ばして(あらすじは当ブログを読んでもらいました)ヘンリー5世を観にいきました。

そんなごるちゃんは多くの女性と同じく、プロポーズの場面は卑怯だと言っていましたよ。


そうなのよー。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

2016-12-27 07:52:54 | 映画+SFファンタジー
Fantastic Beasts and Where to Find Them
Directed by David Yates
Written by J. K. Rowling
Produced by David Heyman J. K. Rowling Steve Kloves Lionel Wigram
2016 United Kingdom United States


絶対に観たかったこの映画。何とかかんとか行ってきました。
メンバーはごるちゃんと久しぶりにRちゃんです。
上映期間も終わりに近づいているので空いてるかな?と思っていたら満席でした。
この映画はリピーターが多いらしいですね。(by ZIP)前売り買っておいてよかったです。

ハリポタ好きのRちゃんは先月念願のUSJに行ってましたがごるちゃんはハリポタを1作も観ていません。
前回、シビルウォーに連れて行った時もマーベルを1作品も観ていない状態でしたが
内容的にはその時よりは全然大丈夫。ハリポタ知らなくても問題ない作りになっていました。

感想は一言で言うとものすごく面白いです。

ふたりともエディくんが可愛い!と褒めまくりでしたが、これは認めざるを得ません。
ベネディクトファンとしては悔しい気持ちもありますが本当に本当に可愛かったです。
パッと見はそんなにイケメンではないのにあら不思議。すごく可愛い表情をする時があるんですよ。
って、毎回ベネディクトの映画やドラマで言ってる事と同じじゃないですか、アンタ。


今更だとは思いますがまずはストーリーをさっくりと。

まずキャスト。
エディ・レドメインasニュート・スキャマンダー
魔法動物学者で魔法省に勤務。
ホグワーツに在籍していたが、魔法動物が人の命を脅かしたため退学に。


キャサリン・ウォーターストンasポーペンティナ・"ティナ"・ゴールドスタイン
MACUSAの闇祓いだったが左遷され現在はデスクワークに。
闇祓いにもどるため、ニュートを追いかけることになる。

アリソン・スドルasクイニー・ゴールドスタイン
ティナの妹。心を読むことができる。外見は派手だけど心の優しい女性。

左がクイニー、右がティナ。

ダン・フォグラーasジェイコブ・コワルスキー
缶詰工場で働くマグルの男性。
パン屋を開くため銀行に融資を求めに行ったところでニュートと出会う。


コリン・ファレルasパーシバル・グレイブス
MACUSAの長官で闇祓い。魔法動物を持ち込んだニュートを目の敵にする。
クリーデンスと繋がりを持っている。


エズラ・ミラーasクリーデンス・ベアボーン
母親に虐待を受けている気の弱い少年。



舞台は1926年のアメリカ、ニューヨーク。
アメリカでは人間と魔法使いの交流が禁止されており、
魔法議会、MACUSAによって厳しく管理されていました。
そのニューヨークでは時々黒い影のようなものが街を襲う事件が起こっていました。
同じ頃、魔法動物学舎のニュート・スキャマンダーがイギリスからニューヨークにやって来ます。


ニュートのスーツケースはドラえもんの4次元ポケットみたいな仕組みで
中にはたくさんの魔法動物が詰め込まれていましたが魔法動物ニフラーが逃げ出した事がきっかけで、
ノーマジと言われる人間の男性ジェイコブ・コワルスキーのスーツケースと取り違えてしまい
自宅に戻ったジェイコブがスーツケースを開けてしまい魔法動物が一斉に逃げ出していまします。


この騒ぎが人間に知られると魔法界と非魔法界で戦争が起こると
アメリカ魔法議会、MACUSAが絡み事態は大きくなっていきます。
ニュートは逃げ出した動物を全て保護するために、魔法議会の元闇払いティナや妹のクイニー、
そしてジェイコブを巻き込みながら駆け回りますがニュートに様々な問題が降りかかります。


とっても大雑把ですがこんな感じです。
公式サイトに北アメリカの魔法界のサイドストーリーが読めるのですがこれを読むと更にわかりやすかったです。

動物とはすぐに心を通わせるのに対人間になると目を合わせることも出来ない、ある意味対人恐怖症?
しかしなぜかジェイコブとはすぐに馴染んでしまいます。
このジェイコブは人の心を読む魔法使いクイニーも心を許してしまう不思議な魅力の持ち主。
もちろん、我々一同も心を奪われたのは言うまでもありません。
最高にイケてる男性でした。

このふたりは映画の癒しでした。

魔法動物も可愛いものからクールなものまで多種多様でしたし、
エディくんが死ねほど恥ずかしがったという求愛ダンスも最高でした。

↑ニフラー


↑サンダーバード

こうして見るとエディくんは典型的な英国人のスタイルがとても板についた感じですが
ベネディクトはかなりアメリカンになってきてるような気がしました。

パーシバル・グレイブスはコリン・ファレルが演じていますが、
彼が出ていたのは知らなかったのでごるちゃんとふたり、おお!となりました。
しかものちに華麗(?)な変身を遂げるんですよ。


ここからネタバレ。





ジェイコブを巻き込んでMACSAとニュートが街を救いますが
魔法の存在が人間に知られてしまったけど全員にオブリビエイトの魔法をかけられない、
戦争は回避できないと最MACUSAの議長にニュートはある策を講じます。

ニュートがアメリカに来た理由。
それはエジプトで捕獲されていたサンダーバードを故郷のアリゾナ(だったかな?)に帰すためでした。
ニュートはサンダーバードをここで離す事を決め記憶を消す薬を持たせてます。
空高く舞い上がったサンダーバードは魔法の薬と共に雨を降らせます。
ここも最高に感動します。

議長はジェイコブにもオブリビエイトで記憶を消すように言います。
ニュートはずっとジェイコブにその魔法を使えずにいました。

ジェイコブの記憶を消さないと法律違反になってニュートが逮捕されてしまうので、
記憶を消す雨の中に自ら身をさらすジェイコブ。そんな彼に魔法の杖で出した傘をさしながら近づきそっとキスをするクイニー。

日常に戻り工場で働くのジェイコブ。
ニュートはジェイコブの支援者を名乗り匿名でパン屋の開業資金を提供します。

月日は流れ・・・
ジェイコブのパン屋は大繁盛。店には魔法動物を模ったパンが並んでいました。
どこからアイデアが?と聞かれ「何となく浮かぶんです。」と答えるジェイコブ。

ある日、来店したクイニーがジェイコブに笑いかけます。
彼女を見たジェイコブは・・・・・


と、いうところで終わるんです。
結局。ジェイコブがどんな反応したのか明らかにされませんでしたが最高の終わり方でした。

映画が終わってRちゃん。
「あそこでジェイコブはあらためてクイニーに恋をするんだね」
ごるちゃんと私。
「いやいや、ジェイコブは覚えてるに決まってるじゃん。
クイニーが雨の中近づいたんだし、忘れさせないための魔法をこっそりかけたんだよ。」

果たして真相はどちらなんでしょう。
どちらにしてもこのふたりには幸せになってほしいですね。
もちろん、ティナとニュートもちゃんとロマンスの予感を感じさせていました。


ハリー・ポッターより大人向けなのかしら。
でもとても心が温まる映画でしたので誰にでもお勧めできる作品だと思います。
もちろん波乱が起きそうな伏線もありました。何しろ5部作ですもんね。
またひとつ楽しみができました。


メン・イン・ブラック MIB 2と3

2013-05-04 13:50:24 | 映画+SFファンタジー
前回の続きです。

まずは「MIB2」


Kの引退後、かなり孤独に働いているJ。
ある日、セクシーな凶悪異星人サーリーナにMIB本部を乗っ取られてしまい何とか逃げ出したJは
今はとある町の郵便局長として働いているKに助けを求めます。

もちろんKはMIBのエージェントとしての記憶はないんですが何気に異星人を郵便局でこきつかっている様子にちょっと笑えます。

サーリーナ役のララ・フリン・ボイル

ララ・フリン・ボイルと言えば、ツインピークスのドナ役で当時はあのドーナツとコーヒー好きのクーパー捜査官、
カイル・マクラクランとの交際も話題になりましたよね。懐かしいです。

そしてマイケル・ジャクソンもカメオ出演していました。

マイケルはこの映画が好きで本当はエージェントM(笑)としての出演を強く希望していたらしいですね。

最初は抵抗しつつもようやく記憶を取り戻したK。
Jの悲しい恋を織り交ぜつつ事件は解決し、最後はちょっと哲学?っぽい場面で終了します。

そしてMIB3

MIB2から10年ぶり、2012年に公開されました。

この先はラストのネタバレを含む内容となりますのでご注意ください。



隻腕の凶悪犯罪異星人、ボリスが逮捕と片腕を失くした原因となったKを抹殺するため過去に戻り、
それを阻止するためにJも追いかけます。

Kがなぜ無愛想であまり語らないのは何故なのか、そしてJの出生の秘密などかなり二人のバックグラウンドが明らかになっています。

過去でJは若かりしKに会い、協力してボリスを倒すのですがこのヤングKがすごいんです。

何がすごいって、話し方がトミー・リー・ジョーンズのKにそっくりなんですよ。本当によく特徴を捉えています。

そして予知能力を持ち今回のカギとなる異星人、グリフィン。この人の雰囲気がとても不思議で良かったですね。


Jの父親はJが子供のころ死んだのですが、実はその死がKに関わっていました。
ボリスを倒す際にKに協力した大佐がJの父親でボリスに射殺されます。
Jの父親だと気づいたKは近くで父親の帰りをまつ幼いJにお父さんは英雄なんだと伝え、記憶を消します。

ラストは現在に戻ってきたJは食堂でKと会います。

二人が席をたったときKはチップを置かずに店を出ようとし、別席にこっそり座っていたグリフィンが
「Kがチップを払わないと大変なことになる」とつぶやきます。

その時、地球に小惑星が向かってきています。
Kがチップの置忘れに気づき、席にもどってチップを置くと、その瞬間小惑星はコースを変え
人口衛星に衝突して映画が終わります。

1、2、3、どれもテンポよくお話が進むし何よりトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのかけあいが面白いので
何も考えずに楽しめる映画です。
続編は大体劣化する映画が多いのですが、MIBはキャラクターの設定が変わらないせいか前作同様に楽しめました。
3を観たとき、トミー・リー・ジョーンズがかなり老けたなーと思いましたが、頑張ってまた続編作ってくださいね。

最後は某CMのトミー・リー・ジョーンズで締めます。