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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

映画 ヘンゼル & グレーテル

2018-10-31 09:20:01 | 映画+SFファンタジー
Hansel and Gretel: Witch Hunters

Director: Tommy Wirkola
Writer: Tommy Wirkola
Country:US/DE 2013年

トレーラーです。
映画「ヘンゼル&グレーテル」


以前、コメントをいただいたときにお勧めしていただいた映画で、
今更なのですが感想を残して思いおこうとUPすることにしました。

グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の後日譚という触れ込みでしたが
想像していたのと全然違いました。しかも私好みでした。

姉妹は魔女を狩るハンターになってるんです。
スーパーナチュラルチックじゃあないですか。

最初はあの兄妹がなぜこうなるww と思いましたが、
よくよく考えてみると全然不自然じゃないしむしろ必然だと思えてきました。


当時アメリカではヒットしたらしいですが日本は未公開です。
なんでかなー。子どもが絡むからか?

グリム童話では、
森の奥に置き去りにされお菓子の家で魔女に捕まるも
グレーテルの機転で魔女をかまどで焼き殺しふたりは無事に帰宅します。
お母さんは病で死んでいましたが置き去りにしたことをずっと悔いていた父親と暮らします。

そして、

その後ふたりは魔女を狩る伝説のハンターに成長していました。
この映画は15年後、子どもが魔女に誘拐される事件を解決するため
アウクスブルクに現れた兄妹の活躍が描かれています。



成長したヘンゼル兄さんは言わずと知れたジェレミー・レナー。


カスタマイズした銃が武器です。
魔女に捕まった時に太らせようとたくさんお菓子を食べさせられた影響で
数時間おきにインスリンを打たないと危険な状況に陥る糖尿病を患っています。
最初から最後までホークアイにしか見えませんでした。



妹のグレーテルはジェマ・アータートン。
闘う強い女性は見ているだけで楽しいです。かっこいいわ。


魔女による子どもの誘拐が続き市長に雇われた兄妹は
魔女裁判に居合わせ、裁判からミナを救います。


それが面白くないベリンジャー保安官が妨害してきます。
ピーター・ストーメアは私の中ではプリズンブレイクのアブルッチです。


町で調査をしているうちに、
グレーテルが焼き殺したはずの魔女とその姉妹が
儀式のために子どもたちを誘拐していることを知ります。
魔女のミュリエルはファムケ・ヤンセン。




儀式には子ども12人と白い魔女の心臓が必要でした。
実は兄妹の母親は白い魔女で街を守っていましたが
ミュリエルの罠にはまり魔女裁判により処刑されていました。

死闘の末ミュリエルを倒し、
兄妹はトロールや弟子入りした青年とともに再び魔女狩りの旅に出ます。



かなり前に観たきりなのでうろ覚えですがこんな感じです。

続編ができそうな終わり方だったので調べたら
キャストのスケジュール調整が難しく監督も降板して頓挫しているようです。

戦いが中心なので少々痛そうな場面もありますが
全体的に軽いノリで楽しく観れました。
何しろグレーテルの活躍が爽快でその男前っぷりにやられます。


有名な童話の新解釈といえばマレフィセントもありましたよね。
あれも面白かったです。
完全なリメイクなのでヘンゼル & グレーテルよりもかなり大胆に思えました。

よし、やっぱりS4もリメイクしよう!

ジュラシック・ワールド/炎の王国

2018-07-18 22:25:51 | 映画+SFファンタジー
Jurassic World: Fallen Kingdom

Directed by J. A. Bayona
Produced by Frank Marshall Patrick Crowley Belén Atienza
Written by Derek Connolly Colin Trevorrow
Based on Characters by Michael Crichton

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』最新予告

前作と今作のネタバレを含みますのでご注意ください。




早速行ってきました。
金曜日に公開からの3連休なので3日前から売り出す前売りを日付が変わったと同時に
ごるちゃんにゲットしてもらいました。
しかも日比谷です。ありがとう、ごるちゃん。
おかげで映画部4人、とても良い席で3Dなジュラシックワールドを堪能できました。

観終わった最初の感想はみんな「オーウェン、かっこいい」でした。
全員一致でGOODを出すなんて滅多にありません。
確かにクリプラはかっこいいです。マッチョな部分もOKです。
今回はさらにパワーアップしていたオーウェン。並みの軍人ではありませんでしたよ。


さて内容ですが、
1を観ていなくても大丈夫なつくりにはなっていました。
でも、所々に小ネタがあるのでやっぱり1とジュラシックパークを観ておいた方が楽しさ100倍違います。

1でクレアはヒールのまま逃げまくったのも話題になっていたせいか
クレア登場時はヒールから映されていましたし、島に着いた時も靴からでした。
さすがに今回はちゃんとブーツ。

それにしてもまたしても謎の副題。なぜ「炎の王国」なのか・・・かっこいいから?
確かにパークがあるイスラ・ヌブラル島は噴火により壊滅しますが
でもそれは冒頭の「起」の部分なだけでメインは別にあります。
原題の「Fallen Kingdom」って結構重要な伏線になっていると思うのだけど。

と、文句ばかり言っていますが上手い副題をつけろと言われると無理なんですけどね。
王国の崩壊とかではダメだったのかな。

この話はまたあとで触れるとして。



冒頭は前作で崩壊したパークがあるイスラ・ヌブラル島。
Tレックスとブルー、そしてモササウルスの共闘で海に沈めたインドミナスの骨を
謎の集団が回収しますがその時に恐竜に襲われ海のゲートが開放されてしまいます。
これはラストの伏線となります。


イスラ・ヌブラル島では火山が活動し恐竜たちは絶滅寸前。
前作から一転して恐竜保護グループDPGを設立したクレアは恐竜たちを救出する方法を模索し
政府に支援を要望するが拒否されましたが、パークを設立したハモンドのビジネスパートナー、
ロックウッド財団のベンジャミン・ロックウッドは経営者ミルズを通して支援を申し出ます。

ミルズさんはどこかで見たような気がしますが気のせいかも。

さらにラプトルのブルーを捜索してほしいと頼まれクレアはオーウェンに会いにいきます。


オーウェンは一度は断るものの、ラプトル4姉妹の成長記録を見ていたオーウェンは
結局承諾し獣医のジアやフランクリンたちと島に行きます。


成長記録の一部がこれです。
ヤバいですよ、かわいすぎて永遠に見ていられます。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』本編映像”子供の頃のヴェロキラプトル 4姉妹”



前作のラプトルたちとオーウェンの関係は油断すると食べられちゃうような
もう少し緊張感がありましたが今作の仲良しっぷりはどうしたことか・・・
やはりTレックスたちと共闘してやっつけた時に距離感が縮まったのかな。

島にはミルズが雇った傭兵たちがいました。


恐竜それぞれに埋め込んである追跡チップを頼りにブルーを捜索します。
ほどなくオーウェンの目の前に現れたブルー。


オーウェンはよくブルーに「Girl」と呼びかけるんですよね。
オーウェンに限らずみんな「彼女」と呼んでいるし「clever girl」と言ってるし。
もちろんみんな女子なんですけど特にラプトルは「Girl」なのが私の萌えポイントなんです(病気)


オーウェンはゆっくりと手を伸ばしブルーに触れようとします。


その瞬間ミルズの傭兵、ウィートリーらがブルーに麻酔銃を撃ちさらに銃で撃たれてしまいます。
撃つとは思いましたけどね。
でも、久しぶりの再会なんだから邪魔しないで!って心の中で叫びました。

ミルズの目的は保護ではなく恐竜たちをオークションにかけ稼ぐことでした。
ブルーは捕らえられオーウェンも麻酔銃を撃たれクレアたちと危うく島に取り残されそうになりながらも
何とか傭兵の船に乗り脱出しますが取り残された恐竜たちは炎に巻かれて死んでしまいます。

オーウェンたちは船の中でジアと再会します。


獣医のジアは懸命にブルーの治療をしていますが輸血が必要になり
オーウェンとクレアは麻酔で眠らされているTレックスの血をとりブルーに輸血し一命をとりとめます。



ロックウッド邸ではベンジャミンの孫娘、メイジーがミルズの秘密の研究所の存在を知ります。

ロックウッド邸とメイジー。


そっと忍び込むと目に入ったのはオーウェンが小さいブルーたち4姉妹を調教している動画でした。
恐竜好きのメイジーはじっと観ています。そこにミルズと密売人のエヴァーソルが入ってきます。
エヴァーソルはトビー・ジョーンズです。この手の役をやらせたら世界一だと思います。


ミルズたちはインドミナスとラプトルを掛け合わせたインドラプトルの話をしています。
ブルーたちがオーウェンの命令を聞くことに目をつけ兵器として売り出そうと考えていました。

メイジーはベンジャミンに事の顛末を話し、
ベンジャミンがミルズに警察に自首するよう言いますがベンジャミンはミルズに殺されてしまいます。
それを知ったメイジーはたったひとりになってしまいました。

ミルズたちの計画を阻止するべくロックウッド邸に侵入するオーウェンたち。
そこでメイシーに会います。
クレアはロックウッド邸で一度メイジーに会っているので声をかけますが
誰を信用していいかわからないメイシー。
でもオーウェンのラプトルとの交流を動画で見ていたメイジーなのでオーウェンに抱きつきます。
目の前でクレアがずっと話しかけているのにオーウェンに抱きつくなんて将来有望な女子です。


エヴァーソルが呼んだ投資家が次々とロックウッド邸に集まりオークションが始まりました。
しかし途中で恐竜が逃げ出し会場はパニック。
さらにインドラプトルが檻から逃げ出してしまいます。

インドラプトルに追われるメイジー。
ここでミルズからメイジーはベンジャミンの孫ではなく娘のクローンだということが明らかになりますが
でもメイジーは背後からインドラプトルが迫っているのでそれどころではない感じでした。

部屋に入りじっとしているメイジーですが
頭の良いインドラプトルはメイジーの部屋に難なく侵入。
ちょっとエイリアン?


オーウェンが助けに入りますが恐竜には敵わずピンチ。

その時!
解放されたブルーが助けにきました。
これはわかっていた展開ですが、でもいいんです。
ベタだろうとなんだろうとこの場面が見れるだけで満足なんです。


一方、地下ではシアン化水素ガスが充満し檻に入れられた恐竜たちに死が迫ります。
クレアは扉を解放するスイッチを押そうとしますが、オーウェンに説得され思いとどまります。
もし恐竜たちを外に解放したら大変な事になります。

しかしその時メイジーがボタンを押し恐竜たちを解放してしまいます。
自分と同じクローンで、彼らも生きている、とメイジーは言います。

オーウェンはブルーに一緒に安全な場所に行こうと言いますが
ブルーはそのまま森の中に消えていきます。

今回は冒頭からマルコム博士が何度か登場しています。
恐竜が放たれた世界になり、マルコム博士が議会に呼ばれます。
博士は自分が警告してきたことが起きた事、これからは恐竜と共存していく世界になると言います。
そして最後に、このセリフです。

「ようこそ、ジュラシックワールドへ」



かなり端折りましたがこんな感じです。
ストーリーもだいぶ忘れかけているのでマルコム博士のセリフもうろ覚えです。

最後はラスベガスとか動物園とかに恐竜がいるし
冒頭で逃げ出したモササウルスもサーファーであふれている海に登場していました。
これどうするの?と思っていたら続きがあるんですね。3部作だって事を観終わってから知りました。
ともかくまたブルーとオーウェンに会えるだけで嬉しいです。


今回はかなりホラーテイスト多めでエイリアンとかバイオハザードを彷彿させました。
舞台も広いお屋敷とはいえ家の中なので賛否両論あるようでした。

私もやはり1作目のほうが面白く感じました。
オーウェンもクレアもほどよいタフさ加減で強さにリアリティがありましたが
今作はパワーアップしちゃっていて、オーウェンの強さは超人並みだし、
クレアに至っては、サラ・コナーかよ!って突っ込みたくなる場面もありました。

1作目が面白かった最大の理由は何と言ってもオーウェンとラプトル姉妹の共闘、
さらにTレックスまで参戦したあのクライマックスシーンです。
しかもトドメがモササウルスでしょ。
今まで恐竜たちはそれなりに共存してきたのにインドミナスが滅茶苦茶にしたわけで、
同じクローンでもこいつは許せん!みたいな感じですごく良かったです。

でも今回はブルーとオーウェンが仲良しだったのでそれだけで満足しております。
オーウェンのピンチには必ず駆けつけるんだもん。
でも欲を言えば私はラプトルの走りが好きなので次はそこのところをぜひ。


このポスターの「Life finds a way」
これはマルコム博士がジュラシックパークの恐竜たちがみなメスなのに
繁殖していたのが明らかになったときに言ったセリフです。
「命は必ず道を見つける」


ジュラシックパーク、ジュラシックワールドともに一貫して伝わってくるのは
人間の傲慢さと命のコントロールの難しさですよね。

メイジーは次作も出てくるのでしょうか。
クローン技術で生まれた少女と恐竜はどんなラストを迎えるのでしょう。

「Fallen Kingdom」は人間と恐竜、どちらも崩壊したという事なんでしょうね。
冒頭でも触れましたがなぜ「炎の王国」だったのでしょうか。
やっぱりかっこいいから?

どんな結末でもよいですが、ブルーだけは殺さないでー!
そして次回はぜひサム・ニールも出してください。

パディントン2

2018-02-23 21:44:52 | 映画+SFファンタジー
Paddington 2


Directed by Paul King
Produced by David Heyman
Written by Paul King Simon Farnaby
Based on Paddington Bear by Michael Bond

この日、フィギュア男子フリーが午後からだったので
待ち合わせまでずっとNHKのライブ配信を見ていたごるちゃんと私。
映画開始が14:15なので何とかギリギリ昌磨くんまで見ることができました。

待ち合わせ場所までの移動中はツイッターで追いかけていましたが
羽生竜王が藤井くんに負けた、というニュースもあり、紛らわしいったら。
いやしかし、藤井くんはすごいですね。中学生ですよね。ひえー。

ごる解説員によると金銀で間違いないとの事だったので
興奮しつつも素早く気持ちをパディントンに切り替えました。

この日はスカイツリーも金色に。

(Rちゃん、画像ありがと)

パシュートで金メダルを取ったので昨日の東京タワーもオリンピックスペシャルでした。
歩道橋の上から撮りましたが階段で息が切れてブレッブレ・・・



前置きが長くなりましたがパディントン2です。

部員は私以外はみんな1を観ていませんが違和感なく楽しめたそうです。
が、もちろん1を知っているに越したことはないので少しおさらいさせてください。

まずは1と2共通のキャラクター。
左:ヘンリー・ブラウン役のヒュー・ボネヴィル。
ヘンリーのキャラクターはダウントンアビーの伯爵の延長線上にある感じです。
口うるさいけど頼りになるお父さんを演じさせたら英国イチではないでしょうか。
いつ見てもかわいいおじさまです。
右:メアリー・ブラウン役の サリー・ホーキンス
メアリー、すごく天然ですがこの方の雰囲気はすごく好きです。
普段はお花畑ですが必要な時に正しい事ができる強い女性です。


左:バード夫人役のジュリー・ウォルターズ。
実は私、1の時はまったく気づきませんでしたが、
「ハリー・ポッター」のモリー・ウィーズリー、つまりロンのお母さんですやん。
右:ジュディとジョナサン姉弟。マデリン・ハリスとサミュエル・ジョスリン。


左:カリー氏役のピーター・カパルディ。
ドクター・フーの12代目ドクターです。12代目は全然観れていません・・・
右:サミュエル・グルーバー役のジム・ブロードベント。
現在はGoTでサムの師匠役を演じています。


左:ルーシーおばさん。声はイメルダ・スタウントン。
ハリーポッターに出てくる魔法省のピンクなドローレス・アンブリッジを演じた方です。
右:パディントン。声はベン・ウィショー。
ダニエル・クレイグ版007でQを演じた他、ホロウクラウンでリチャード2世も演じています。


↓007より。


パストゥーゾの画像はありませんが声を担当しているのはマイケル・ガンボンです。


事の発端はある英国人の冒険家がペルーに行ったときに出会った熊のパストゥーゾと意気投合。
すっかり英国びいきになったパストゥーゾは妻のルーシーと小熊のパディントンとともに英国に行く日を夢見ていました。
彼らの好物はマーマレード。英国人はマナーが良いと信じていました。
(夫妻の名前は英国人の探検家がつけていますがパディントンにはありませんでした。
その後、ロンドンのパディントン駅にいた事からメアリーが名付けました)


ところがある日ペルーを襲った巨大地震でパストゥーゾが死んでしまいます。
ルーシーは老くまホームに入る決心をしパディントンにパストゥーゾの赤い帽子をかぶせるとロンドンに旅立たせます。

ロンドンでグラウン家を出会い、いろいろありましたが最後はもちろんハッピーエンド。

ブラウン家は両親と息子と娘、そして家政婦さんがいる理想的な家庭ですが、
度々、「ホーム」とは家の事じゃない、家族の事なんだという話が出てきます。
ブラウン家もパディントンをきっかけに本当の「ホーム」になっていきます。


ストーリーは単なるファンタジーではないようです。
どんなに礼儀正しくしていても熊と言うだけで誰にも受け入れてもらえない、
それは現代の人種などマイノリティの問題に通じています。

これはラストでパディントンがルーシーおばさんに書いた手紙です。

Mrs Brown says that in London everyone is different, and that means anyone can fit in.
I think she must be right - because although I don't look like anyone else, I really do feel at home.
I'll never be like other people, but that's alright, because I'm a bear. A bear called Paddington.
(ロンドンの住人はみんな変わっているとミセス・ブラウンが言っていました。つまり誰でも溶け込めるという事です。
彼女は正しいと思います。だって僕も他の人とは違いますがとても居心地がいいです。
僕は他の人たちのようにはなれませんが、でもそれでいいんです。僕は熊だから。パディントンという名の熊だから。)

でもこれはどちらか一方の努力だけではどうにもなりません。
受け入れる側も受け入れてもらう側もどちらも相応の努力は必要です。
パディントンがブラウン家とうまくいったのはパディントンが英国の礼儀を重んじ、
そして誠実であったことに他ならないと思います。

そして、2です。

前回の悪役はニコール・キッドマンでした。


今回はヒュー・グラント。
落ち目の役者、ブキャナン役でしたが何かもうノリノリでした。
これとか。


これとか。


これも。


その正体はこれ。イケおじです。


これも。ヒューさんヒューさん。



冒頭はパディントンがなぜパストゥーゾたちと暮らすようになったのか、の場面から始まります。


そして現在。ロンドンのウィンザー・ガーデンで暮らすブラウン家とパディントン。
お約束の「ひとつのうっかりが大惨事」も健在ですが善良な人たちとパディントンとの平和な日々が過ぎていきます。

パディントンはアンティークショップで一冊の絵本を見つけます。


それはロンドンの名所が書かれた飛び出す絵本(Pop up bookって言うんですね)で
パディントンはもうすぐ誕生日を迎えるルーシーおばさんに贈りたいと決心し、
世界に一冊しかない貴重で高価な絵本を買うために窓ふきのアルバイトをします。


この窓ふきが最高に可愛くてですね。
モフモフを活かし、全身を使って拭いていくんですよ。うちの窓も拭いてほしい。


しかしアンティークショップに泥棒が入りその絵本が盗まれてしまい、
それを目撃したパディントンが犯人にされ刑務所に入れられてしまいます。
このあたり、ちょっと「グランド・ブダペスト・ホテル」を彷彿させました。


パディントンは刑務所の囚人たちも味方につけます。
そしてブキャナンを捕らえ汚名を晴らす事に成功します。
(↑クライマックスなのに1行で終わらせてしまいました。)

ここでヒュー・ボネヴィルのまた裂きギャグがあるのですが、
油断していたせいもあって本気で吹き出しました。
しかもその場面が終わっても思い出し笑いがとまらなくてとにかく必死にこらえました。

ルーシーおばさんの誕生日に絵本はプレゼントできなかったけど
みんなの協力でルーシーおばさんをロンドンに招待し、
パディントンは絵本の代わりに本物のロンドンをプレゼントすることができました。
一方、ブキャナンも刑務所でミュージカルを披露しつつ楽しそうに過ごしていました。

みんながハッピーエンドを迎えましたとさ。おしまい。

パディントンを見ると何となく魂が浄化されるような気分になるので
会社の人たちにもおススメしています。わりと本気で。

パディントン2ではこの言葉が印象的でした。

「親切な人に世の中は優しい」

原文はこれです。
「If we're kind and polite the world will be right.」
意訳するとこんな感じ?
(僕たちが礼儀正しく親切心をもって接していれば世界は正しい方向に向かう)

なかなか深い言葉です。
つまり、みんなが礼儀を重んじ他人に親切にしていれば世の中は良くなるわけです。
すごい正論です。その通りなんです。
そして親切に接していれば必ず自分に返ってきます。
情けは人のためならず。かさじぞう。よくわからん・・・・

パディントンは挨拶ができる子ですが挨拶もとても大切ですよね。
みんなが挨拶する街は犯罪が少なそうです。特に軽犯罪は起きなさそう。
ハインリッヒの法則じゃないけど、重大な犯罪は軽犯罪の積み重ねの場合もありますしね。

だから、
パディントンの言うような世の中になればいいなと。
そう思えるほど観た後は心が洗われます。(どれだけ心が汚れているのか、私)
素直に笑って泣ける映画でした。難しい事は考えずにね。
しかしヒューさんのまた裂きは今でも思い出すと笑えます。


あ、忘れてはいけない、パディントンといえばこれ。
このパディントンの衣装はベネディクトが考えました。ホームズです。


それではこの辺で。

ジャスティス・リーグ

2017-11-26 13:34:54 | 映画+SFファンタジー
Justice League

Directed by Zack Snyder
Produced by Charles Roven Deborah Snyder Jon Berg Geoff Johns
Screenplay by Chris Terrio Joss Whedon
Story by Chris Terrio Zack Snyder
Based on Justice League by Gardner Fox

ブルース・ウェイン / バットマン:ベン・アフレック
クラーク・ケント / スーパーマン:ヘンリー・カヴィル
ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマン:ガル・ガドット
アーサー・カリー / アクアマン:ジェイソン・モモア
バリー・アレン / フラッシュ:エズラ・ミラー
ビクター・ストーン / サイボーグ:レイ・フィッシャー
ロイス・レイン:エイミー・アダムス、
ジェームズ・ゴードン:J・K・シモンズ
アルフレッド・ペニーワース:ジェレミー・アイアンズ
レックス・ルーサーJr.:ジェシー・アイゼンバーグ

ジャスティス・リーグのネタバレありの感想です。




初日に行ってきましたよ。
でも思ったより上映館が少なくて・・・なぜ?
やっぱり単独映画ではないからかしらね。

私、マーベルはいきなりアベンジャーズから入るような人間なので、
あまり言える立場ではありませんが、
それでも映画を観る前には最低でも「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」は観るべきですね。
できれば「ワンダーウーマン」とスーパーマンの「マン・オブ・スティール」も観たほうがいいかも。
さらに「スーサイド・スクワッド」とドラマ版「フラッシュ」も観れば完璧・・・・・なのかなあ。うーん。

私、「マン・オブ・スティール」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」も
「ワンダーウーマン」も「フラッシュ」も観てるけど、でも鑑賞中はかなり追いていかれました。

難しいと言うかマニアックと言うか・・・・
マーベルのほうがわかりやすいですね。一般人への門戸が広い感じ。
なんて、自分の読解力の無さを責任転嫁する私。

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で
ブルースがレックス・ルーサーJr.から盗みだしたファイルにあった写真をダイアナに送っています。



そしてこれも。


稲妻のマークをクリックするとフラッシュの映像が出てきます。
スーパーの強盗と出くわしますがものすごいスピードで犯人を倒しています。


右端のファイルにはアクアマン。


左から2番目はビクター・ストーンのパパがマザーボックスを使って実験をしている風景が。


この映画のラストでスーパーマンが死んでしまい、
ブルースが「仲間を集めないと。」って言っています。


今回の映画でバットマンがアクアマン、フラッシュ、そしてサイボーグをチームにするために動きます。
そして重要アイテムが「マザーボックス」です。

「マザーボックス」は結局最後までよくわかりませんでしたがインフィニティストーンのようなものなんでしょうね。
ボックスは3つありその昔このアイテムをめぐって様々な種族が一丸となって戦い、
それぞれボックスをアトランティス、アマゾン、そして人間たちが守るという何だか指輪物語のような感じでした。

私たちはダイアナが観れればOKなただのワンダーウーマンファンなので
細かい事はどうでもいいのだーと観ていました。


それでは人物紹介など。

ブルース・ウェイン / バットマン:ベン・アフレック

ベン・アフレックはかっこいいし、バットマンも良いのですが
でもこのマスクはケツアゴとヒゲが強調されてちょっと嫌。


アーサー・カリー / アクアマン:ジェイソン・モモア

私とごるちゃんは今回アクアマンにLOVEでした。
多分、このホワイトな瞳にやられてしまったのだと思います。よく似合っていました。

今回この感想を書くためにアクアマンの画像を検索して、
ジェイソン・モモアさんがカール・ドロゴだとやっとやっと気づきました。
もっとはやく気づけ、私。

バリー・アレン / フラッシュ:エズラ・ミラー

「ファンタスティックビースト:のあのお坊ちゃんが・・・
今回の来日された映像も少し見ましたが、エズラ・ミラー可愛いです。
そして役者の恐ろしさを再確認しました(笑)


ビクター・ストーン / サイボーグ:レイ・フィッシャー

まったく基礎知識がなかったサイボーグ。
だからジャスティスの誕生で流れた動画の意味もあまり理解していません。


ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマン:ガル・ガドット

今回はワンダーウーマンと同じメンバーで観ましたが、
いやほんとワンダーウーマン観ておいてよかったと思いました。
さすがに知識ゼロだとかなり厳しいと思う。
とか言いつつ私はごるちゃんにいきなりキャプテンアメリカのシビルウォー見せちゃったけど。えへ。


アルフレッド・ペニーワース:ジェレミー・アイアンズ

今回も健在のアルフレッドさん。
ジェレミー・アイアンズはやっぱり良いですね。
ウェイン家の何でもできるスーパー執事を飄々と演じています。
何だかホロウクラウンを観たくなりました。
観たくなったからといって観れるわけじゃないのが悲しい。

そういえば、スカパーで全話観れるらしいですね。
ごるちゃんがスカパー契約しちゃったと言っていました。ようこそ英国俳優沼へ~。

ジェームズ・ゴードン:J・K・シモンズ

私的には思ったより出番が少なかったゴードン刑事。
しかし、J・K・シモンズも何でもこなせるクールな61歳ですね。


ここからネタバレになります。





クラーク・ケント / スーパーマン:ヘンリー・カヴィル

ヘンリー・カヴィルさんを観た時にすごくスーパーマンらしい人だと思いました。
クリストファー・リーブの雰囲気ありますもんね。
前作で一応亡くなっているので今回出演するのかどうか話題になっていました。



レックス・ルーサーJr.:ジェシー・アイゼンバーグ

バットマン vs スーパーマンで登場したスーパーマンの宿敵。
前作で刑務所入りしていたレックス・ルーサーが実は脱獄していたという設定でラストに登場します。
ジェシー・アイゼンバーグは面白い役者さんですよね。
初めて観たのは「ソーシャルネットワーク」で映画自体はイマイチでしたけど
マーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグはすごく魅力がありました。


ラストのおまけ映像はふたつあり、
ひとつはフラッシュとスーパーマンが競争している場面。
そしてもうひとつがレックス・ルーサー登場の場面でした。
脱獄していたレックス・ルーサーがジャスティスリーグに対抗してヴィランチームを作るという話。


全体のストーリーは上にも書きましたが込み入っていた印象がありました。

バットマンがヒーローたちを集結しようとしているのはわかりましたが、
キャラクターたちが何をしているのか複雑すぎてよくわかりませんでした。
そしてそれぞれのキャラクターの背景も、もう少し踏み込んで欲しかったです。
特にアクアマンは来年は単独映画も公開するみたいなので、続きは映画で!って感じ。



今回のワンダーウーマンも、映画「ワンダーウーマン」と比べると魅力半減でしたが
これはもう仕方ないんでしょうね。映画のトーンも監督も違うし。
でもガル・ガドットのレザーパンツは必見ですよ。(おやじか)

3つのマザーボックスが全て揃うと絶大なパワーが生まれるらしいので、
ステペンフルフが封印された3つのマザーボックスを集めようとし、
それを阻止すべくヒーローたちが集結していきます。


その一方でマザーボックスを使ってスーパーマンを蘇えらせるブルースたち。
フラッシュが何度も「ペットセメタリー」になるんじゃないの?と懸念していましたが
実際、スーパーマンの寝起きはとても悪くて、ロイスが来なかったらかなりヤバかった状態でした。

ストーリーの軸はこの3つなんだと思いますがそれが整理されていなかった感じです。
ごちゃごちゃっとストーリーが進んで最後はステッペンウルフを倒し、
3つが合体したマザーボックスもサイボーグが分離して収まるわけですが、
結局のところ
「最初からスーパーマン蘇らせれば良かったんじゃないの?」な話でした。
だってスーパーマン無双なんですもん。彼とサイボーグがいれば解決できたよね。

この映画の評判をちょっと調べてみたらあまり良くないんですね。
トマトやEMPIREでも星2つくらいで。
キャラクターの掘り下げがなかった事もありました。
フラッシュとサイボーグは概ね好評でした、
ワンダーウーマンやアクアマンのキャラクターはちょっと失敗だったと(泣)
全体的に、アベンジャーズを上回ることはできなかったというレビューもありました。
アメコミ事情はまったくわかりませんがやはりマーベルと比較されてしまうんですね。
トーンが違うからこそ面白い部分もあると思いますが。




コミコン特別映像
Justice League Special Comic-Con Footage

トレーラー

JUSTICE LEAGUE Trailer 1 - 3 (2017)

JUSTICE LEAGUE Trailer 4 (2017)

ビハインドシーン
Justice League - B-Roll, Bloopers and Behind the Scenes (2017)

Justice League DELETED SCENES & Missing Characters Explained


それではこの辺で。

ワンダーウーマンちょっとだけ感想

2017-10-05 07:55:43 | 映画+SFファンタジー
「ワンダーウーマン」

Directed by Patty Jenkins
Produced by Charles Roven Deborah Snyder Zack Snyder Richard Suckle
Screenplay by Allan Heinberg
Story by Zack Snyder Allan Heinberg Jason Fuchs
Based on Wonder Woman by William Moulton Marston



ダイアナ / ワンダーウーマン:ガル・ガドット
スティーブ・トレバー:クリス・パイン
エーリヒ・ルーデンドルフ総監:ダニー・ヒューストン
パトリック・モーガン卿:デヴィッド・シューリス

「ワンダーウーマン」ちょっとだけ感想です。ネタバレしています。



なぜかワンダーウーマンはとっくに公開済みで、見逃してしまったとずっと思い込んでいた私。
そんな事をブログに書いたらMistyさんが、これからですよ、って教えてくれました。
ツイッターはかなり前から情報がたくさん流れているからそう思ってしまったのかもしれません。


そんなわけで気を取り直して9月の連休に観てきました。
今回はごるちゃんと久しぶりにRちゃんも参戦。
Rちゃんは一般人(?)ですがSTIDも一緒に観に行ってくれた人なので、
クリスパインが出るよって言おうかと思いましたが、やめました。(←意地悪)

いつ気がつくかなと思ったら意外とすぐに気がついたみたいで、
映画終わってすぐに「私、この人とどこかでお会いしてるわよね。」と言っていました。
え?と思うかもしれませんがRちゃんにしてみればこれは快挙です。

そして珍しく今回のクリス・パインは気に入ったようです。
露出度高いファンサービスな場面があったのでどちらかといえば筋肉に惚れたっぽいですけど(笑)
でも大人な雰囲気のクリパさんが気に入ったようです。


実は私も今回でクリス・パインに対する見識が変わりました。
ファンのみなさま、暴言をお許しください。
でも、STIDの頃はハリウッドのグッドルッキングガイな俳優という印象しか持っていなかったんです。
しかし、このワンダーウーマンのクリパさんの演技は地味なのに光っていて、とても惹きつけられました。

良かった、やっと話をワンダーウーマンに戻せました(笑)

この映画を観る前に一応バットマンvsスーパーマンのアルティメット・エディションを観ました。
観なくても全然大丈夫ですが観ておくともっと楽しめますね。
バットマンvsスーパーマンは画面が暗いからか、全体的に暗い印象でした。
映画自体も3時間と長いのもあり、途中くじけそうになりましたよ。
私が前作を観ていないしDCコミックスもよく知らないせいもありますが。

しかしベン・アフレックはやっぱりステキだしガル・ガドットもカッコよかったので何とか見終わりました。
もちろんヘンリー・カヴィルも最高でしたよ。


さて、
ワンダーウーマンの感想ですが、
とにかく始まりから終わりまでずーーっとガル・ガドットに見とれていました。
もう本当にかっこいいしキュートだし男前です。
アクション映画お約束のお膝でザーッも絵になっていました。
ストーリーもテンポが良いし、お笑い要素も散りばめられているので最後まで飽きません。


ガル・ガドット、すごく背が高いのですが177cmあるんですね。
そしてウィキを見るとミス・イスラエルとありました。
テレビ版ワンダーウーマンはミス・アメリカでしたね。


ダイアナはアマゾン族の女王、ヒッポリタの娘として生まれます。


原作だとスティーブの母、ダイアナ・トレバーがセミッシラに不時着し
アマゾン族を守るために死んだ彼女に敬意を表し、娘にダイアナと名付けたとウィキに書いてありました。
で、その息子スティーブも不時着し、ワンダーウーマンがアメリカに向かうきっかけになっています。



映画版のワンダーウーマンが向かったのはロンドンでした。
第一次世界大戦という設定です。


ロンドンに上陸し、初めて文明の発達した世界を見たダイアナは
もちろんお約束の天然ボケをやらかしてくれます。

ストーリー自体はとてもシンプルなので余計な事を考えずに楽しめました。
一言で言えばダイアナの成長物語です。
アマゾン族の閉ざされた島で育てられ、自分の考えこが正しいと思い込んでいたダイアナが
スティーブと出会い広い世界に触れ学んでいき、愛することを知ります。


そしてスティーブの死と引き換えに真の力に目覚めていく、という感じです。
最後にスティーブが自ら犠牲にして破壊兵器を葬り去った瞬間のダイアナに私ももらい泣きでした。

真の力とは神の力なのかな?
ダイアナはヒッポリタが神々の啓示を受けて粘土で赤ちゃんの人形を作ったところ
神々が命を吹き込んだという、つまり神の子どもって事ですね。

ストーリーは神話の要素もあり、ワンダーウーマンが戦うのは、
ゼウスとヘラの息子、軍神アレス。
神を倒せる唯一の武器と言われる剣を携え戦うダイアナですが剣は役に立ちませんでした。
実は唯一の武器は剣ではなくダイアナ自身だったんです。

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スティーブや仲間たちと一緒に戦い村を救ったときに撮った写真。

この時の気温がすごく低く

これがバットマンvsスーパーマンに出てきていました。
ワンダーウーマンのラストがバットマンvsスーパーマンに繋がっているんだと思います。


そして次は「ジャスティスリーグ」です。

11月に公開の「ジャスティスリーグ」で参加したコミコンでのガル・ガドットのエピソードが良かったですね。
ワンダーウーマンのコスプレをした少女が泣き出してしまった時に彼女の手を握って
ずっと話し込んでいる姿がありました。実生活でも女の子のママだしね。


スティーブとの儚い恋も切なかったです。
上で書いた通り、彼を乗せた飛行機がダイアナの目の前で爆発するんです。
でもダイアナの寿命は人間の寿命とは全然違うので(てか、寿命あるの?)
あそこでスティーブが命を落とさなかったとしても悲しい結末には違いないですよね。


ワンダーウーマンはスパイダーマンに共通した面白さがありました。
トム・ホランドも可愛くて倒れそうでしたがガル・ガドットはカッコよくて倒れそうです。(しつこい?)
でも笑顔がすごくかわいいんですよね。

ワンダーウーマン2の制作も決まったようですがその前に、
やっぱりジャスティスリーグも観に行かないとです。


相変わらず画像貼るだけの感想でした。
一行でまとめると
ガル・ガドットはカッコいい
でした。
それではこの辺で。